2009年12月27日日曜日

バトル・ロワイアルII 鎮魂歌

@未完成作品につき保留
@息子が撮った方の映画は駄作ですらなく糞

世界の深作欣ニの遺作として認知されてしまってるが、実際に深作欣ニ御大が生前直接監督として関わってるとされる場面は竹内力による“ホームルーム”シーンのみとされ、大概の馬脚を晒しているのはオタクな息子の方である。
正直、竹内力の件は物凄い。何度見ても面白いのである。ギャグなのかシリアスなのかその境界が早速曖昧にされる。『野望の王国』の柿崎の活躍を見てるときと同じような感覚に侵される。
ここで、虎の意を借る事となるが世界の三池崇史も『極道戦国志=不動=』のDVD特典において同じ旨を述べている「竹内力が凄い(中略)下手すりゃ深作監督の最高傑作かもしれないよね」のような内容であった。

さて、こうなってくると、深作欣ニが完全な状態で完成させた『BRⅡ』どのような物になったのだろうか?ブルース・リーの『死亡遊戯』のように研究されるべき作品である。
一先ず、独自研究という形で私の見解を残しておく。

1.製作までの経緯~愛と幻想のファシズムと9.11~

まず、製作発表の前から深作欣ニ氏の容態は悪化している。次で最後であると本人は早い段階から悟っていた。そこであの大問題作『愛と幻想のファシズム』の実写化を決意していたとされる。
結局最後まで拘ったバイオレンス映画の集大成とすべく、この題材を選んだのだ。
トウジに藤原竜也を起用という噂もあり、草案が纏まりかけていた折、9.11テロ事件が発生した煽りを受けて「テロリストを主人公とした作品は不謹慎である。」として企画が倒れたとされている。
それを知った時、小生はハァ?としか思えなかった、当の深作欣ニ監督はハァ?では済まなかっただろうが。
何が故に他所の国のドンパチで、こちとらの映画作るを止め無ければならないのか?
もし、これが……イスラム圏で起こったテロだったとしたら、ここまでの配慮を行う必要は無かったはずだ。
米国が傷を受けた事が大事件なのである。
『BRⅡ』にいわゆる反米色が強まったのは一本の映画を潰された監督の私怨なのかもしれない。
同時に、彼は折れなかった、より明確にテロリスト側(嫌味とばかりに米国のステレオタイプ)を描いた作品を世に送り出す事を決心する。『BRⅡ』の冒頭で「“スベテのオトナ”に宣戦布告する。」と嘯く七原は、深作欣ニの本音だったと思われる。(死後、脚本の改変が無ければ)

ここで、すべての“スベテのオトナ”とは七原からすれば、BR法のような理不尽を行う人々であり、深作欣ニにとっては商売の邪魔を行う米追従型社会という体制なのであろう。

なお、映画の出来がお粗末な故に、このセリフ「安っぽい反体制」として片付けられている。
深作監督の名誉の為に言っておく、七原は前作『バトル・ロワイアル』(『BR』)で生き地獄を味わった生き残りであり、彼が日本に対して反体制などと嘲笑される事を行うには十分すぎる動機があるのでは無いかと。物語としては全く問題ないし「お前も大人じゃねーか」ではただの揚げ足取りであり、見苦しい。
ただ、本作の七原がイスラムのテロリストかぶれなのは問題であった。それは後述する。


2.幼稚な反米なのか反米だから幼稚なのか?(少なくとも息子の映画は幼稚)

まず、竹内力が米国に攻撃された国を読み上げるシーンを分析しようと思う。既に笑える光景だが、どうにもコレが遺憾というか癪に障る人が多いようで、Wikipediaにも

>>深作のイデオロギーが加わりアメリカに爆撃を受けた22カ国(日本、中国、北朝鮮、グアテマラなど)の名称を上げるなど反米主義的な要素もあった。

と、本作の欠点として記述されている。

反米主義だから糞なのか?
反米主義の内容が安っぽい反体制だからだめなのか?

このシーンには続きがあり「人の命は平等なんかじゃありません!」そして「人間は、勝ち組と負け組に分かれます。貴方は勝ち組ですか?負け組ですか?」というセリフがある。

そもそも、22カ国中、もっとも多くの人命を奪われたのは日本である。
その日本人が拗ねたように「人の命は平等なんかじゃありません!」とのたまい、あたかも自身が勝ち組のように、「勝ち組と負け組に分かれます。」と堂々と発言。
それを竹内力がハイテンションかつ流暢かつ若干のオーバーアクションで熱弁する。

ハッキリいっておく、風刺としては100満点である。

だが、この後の息子の撮ったほうのがショーモなさ過ぎる。
「あの国を怒らせちゃいかん!」とかもうねぇ・・・

3.キタノシオリは何者なのか?

ベターだが、「テロの犠牲者として七原を許せない人物」に尽きる。
しかし劇中で喚きまわって「やっぱゆるします、だって主人公だもん☆」と、“観客を泣かせる感動的な現象(笑)”として流される。
ただし、息子が撮ったBR2は敵までもが「俺にだって女房子供がいるお!」と説明的に感動的(笑)で死ぬため(意味不明)、本件に限った事ではない。
前作では、死に際にはドラマを交えつつもリアルに抑えており、辞世の弁は殆どがモノローグとなっている。
欣ニ監督が存命ならばこの演出は生かされ、もう少し、殺伐とした心情が垣間見えたろうに。

また、キタノは七原が最初に殺した“オトナ”である。
もう少し因縁めいたものを盛り込む余地は腐るほどあった。


4.では、名作だったか?
答えはNO。
本作の問題点は、現実のテロリストと作中のワイルドセブンの整合性の悪さである。
そもそも七原が罰したい敵は、BR法が運用されながら知らんプリを決め込んでいる偽善者“オトナ”のはずだ。
だから、プロローグで都庁を爆破・粉砕・虐殺した。
(ここは、特撮シーンなのでほぼ、欣ニ氏の要望どおりと思われる。ホームルームと同様、シリアスとしてもギャグとしても、ものすごい)

間接的に米国が関わっている描写があるが、むしろソレが混迷をよんでおり、グダグダになっていく。
やはり、七原はそれらとは異なった反体制としての、反逆者としてのテロリストである必要があるのだが、劇中で明確に紛争地帯の武装勢力に影響を受けたとされている。

アルカイダなどのテロ組織も実態を探れば米国とは別の体制であり、無力な人々を殺戮する事を武勇と称えているヤクザどもである。

おそらく、監督存命でもこの点が改善されていたとは思えない。

そもそも、前作『BR』も正直、名作とは言いがたい。
メインキャストがどう見ても中学生には見えないのに、原作どおり中学生のままだし、 だれが生き残るのか丸解りだ。

だが、国産残酷映画の傑作である。
最近の監督は低予算を言い訳に、チープな残酷描写で笑いを撮る映画ばっかだ。(しかも既在の映像を真似てパロディーと言い訳する体たらく)
低予算しか与えられない身の程を知れよと、全力投球しろよと。
『BR』は爺さんがそれなりの予算を与えられながらも、残虐過激な映画を大真面目に撮ったのだぞと。

また、ある朝のニュースで、「撮影末期になって突然、アフガンでのロケを行った」と報道された。
もはや、アフガンでロケを行う体力など、病態の欣ニ監督には残っていない筈であり、ほぼ後付のラストである。だが、深作欣ニ氏は、七原が死ぬラストに難色を示していたとされている。もし、このラストが欣ニ監督の実現不可能な願望だったとしたら、やはり映画の出来は知れていた。
殆どコスプレのような衣装はどうにかなっただろうが、何故にアフガンを絡めるのだろう?

ただ、映画として致命的にリアリティーに欠け、感動的で美しい(イケメン)な死を盛り込んだような、息子の映画にはなっていない筈だ。
大きな破綻こそあれど、映画としてはリアリティーを保ちつつ、深作式バイオレンスにより蹂躙される登場人物、感動的というよりは無情な死の連続、前作同様に残酷映画の傑作となっていた余地はある。


4.異説として。

元々、クエンティン・タランティーノ監督が米国大統領役で出演する予定であった。
氏は、筋金入りのオタクであり深作欣ニの狂妄的信者であり、生粋のアメリカ人である。
この点から、BRⅡはアメリカ人など受け入れずに反米的内容を行う事はしようとしていなかったようとも考えられる。
私怨を含めて、冒頭のホームルームのような米国に向けて風刺を行おうと思ったのではいか?反米と風刺ならば、その意味合いは異なる。前者はインテリの世界だが、後者はデザインだ。
故にむしろ、観客の内半分を怒らせる不謹慎な映画を作る事が目的だったと言っても過言では無い。

前記の通り、残されたスタッフは、無き深作欣ニの遺志を汲んでアフガンロケを行ったのか、それとも脚本を書き直して行ったのか。
しかし、タランティーノによる米国大統領の実現は見送った。
何故だ?
「スケジュールが合わない」というのが通説だが、劇中の描写から察するに、米大統領はカメオ出演程度だったはずでは?
ここでも、脚本の改変があったのだろうか?
もし、タランティーノが大統領で「これから貴様等はなんの手助けも受けず、ただひたすら、死ぬだけだ。どこまで もがき苦しむか見せてもらおう。ぬがよい。」とか言ってたらギャグにしかならないだろうが、映画の異常さは際立った事だろう。 前作でもなんとか・アスカ・ラングレーの中の人が作品の異常さを盛り上げていた。

だが、もし、残されたスタッフが本作をギャグ扱いされる事を忌々しいと思っていたら・・・
深作欣ニの遺作を撮ることに酔っていたら・・・

感動的(笑)でリアル(どこが?)な反米映画、つまらない訳である。

2009年12月26日土曜日

近況

@最近、「超遠未来バイオレンス」の更新ばっかですが、ちょっと下心があって、完成を急いでいます。しばらくこんな感じですがお付き合いください。
@クリスマス、「深作欣ニ」祭りを一人で開催していたのですが「BR2」は深作欣ニの作品としてカウントすべきではない。
@同時にBR2は未完成作品として研究されるべき題材
@健太は、マイナーなエロ雑誌のレイプ小説のような悲惨な目に会って二度と日本映画界の敷居をまたぐな。
@開催した甲斐あってか、『いつかギラギラする日』のDVDを1500円で新品で入手しました。奇跡は必然によって引き起こされる物なのです。

2009年12月12日土曜日

復讐者に憐れみを

@おすすめはできません

平野耕太という漫画家がいる。氏のブログ(現在は閉鎖)でパチンコに関する話題があり、曰く「『冬のソナタ』だか『チャングムの秋』とか知らんから、CR『オールドボーイ』とCR『親切なクムジャさん』を出せや!」と、全面的に同意できる氏の作風からは考えられない建築的な提案に私は感激した。その後は、氏の考えたリーチ演出(オデスが餃子食うリーチ、トンカチで歯を抜くリーチ、漂白剤で毒殺リーチなど)が書き連ねられていた。
しかし、本作『復讐者に憐れみを』に関する話題は一切なかった。
本作と『オールド~』『クムジャさん』はパク・チャヌク監督による復讐三部作という“韓流バイオレンス”の触れ込みで日本では公開されており、業界でも屈指のオタクである氏ならば、間違いなく目を通している筈なのだが、その後のCR『シルミド』のいい加減な記事内容からどうにも意図的に本作に関する話題は避けている。

というのもメチャメチャに後味の悪い作品なのである本作。
いや、後味どころか最初から最後まで、嫌な嫌な復讐の、殺し合いの連鎖が描かれる。

『オールドボーイ』では無敵の肉体を手に入れたオッサンによる悪党どつきまくり。
『クムジャさん』では殺しぶりが必殺シリーズのようなギャグと化し、被害描写すらブラックユーモアの域であった。

本作においてはそんなものは微塵もない。電源機による拷問殺害シーンは、ギャグっぽいのだが、見事に滑っており、痛々しい悲鳴が淡々と映され、そこに運悪く出前を届けにきたオッサンすら無慈悲にも殺す。シャレになっていない。

それよりも後の二作との決定的な違いは、悪党が存在していない点である。強いて言うならば、聾唖の主人公から姉の手術費用騙し取ったギャングがいるが、悪党というにはちと弱々しい。騙される主人公も間抜けだった。しかし、姉の為に思考停止していたのだから彼を責めるもの酷。最終的に金策に困り果て、共産主義に傾倒するアレな彼女と共に社長の幼娘を誘拐。姉には、友人から預かったとして、身代金が届くまで一緒に楽しく遊んでいた「ぼのぼの」を見たりして。しかし、姉は誘拐の事実を知って自身病体が原因だと嘆き自殺。 主人公は遺体を木の根元に遺棄、そして自責の念に駆られている内に、誘拐した娘がキチガイに連れ回された挙句に川に投げ込まれる。(聾唖の為に気付けず)
父親は、悲しみのあまりに発狂。空虚な怨念の申し子となりて、警察に捕まる前に犯人を自ら殺害する事を決意。主人公は、ヤケクソになりギャングの根城を襲撃する。
襲撃の当日、父親は、主人公の彼女を殺害。負傷しながらも襲撃に成功し主人公だったが、待っている筈の彼女は既に死体袋に包まれていた。
絶望し、生気さえ失せた主人公、だが父親は、容赦なく彼に襲い掛かり、足の健を切り刻んで川に放り込む、ここで父親は主人公に悲痛な顔をして呟いた。

「おまえ、多分いい奴だ。だから、解るだろ?俺がお前を殺すのが。」

復讐を終えた父親だったが、思わぬ所から彼に刺客が向けられた。
刺客たちに滅多挿しにされ、見に覚えないの無い「天誅」の二文字を貼り付けられる。

苦痛にもだえ、呻き喚き泣き叫び苦しむ父親の眼前には、自らの手で解体した聾唖者の肉塊の詰まった砂袋があった。

END。
(その後スタッフロール中にも父親の呻き声が絶命するまで聞こえるという不愉快極まりない仕様である。)

復讐を描き、徹底的に不愉快になった映画の前例としてショーン・S・カニンガム、ウェス・クレイブンによる『鮮血の美学』がある。こちらは「最低映画館」の岸田裁月氏のレビューれ有名だが、こちらはまだ、殺される側が当然の報いであったし、ボロボロ傷ついた復讐者の悲しみ俯いた姿のラストカットに希望を見出せる余地があった。
本作はどうだろう?強烈な不幸と死の連鎖にはケータイ小説だのの“悲劇”性は無く、恐ろしいまでにリアルな物だ。だからといって特にメッセージ性や教訓の無いハードさ。構築された映像は洗練され、隙が無く完成度は復讐三部作中最も高い仕上がりなのである、だが誰が見ても得しない、そんな映画。

2009年11月28日土曜日

黒い太陽731の動画版レビュー

『黒い太陽731』
@駄作

http://www.nicovideo.jp/watch/sm8939801

ニコニコ動画はGOOGLEのブログサービスに対応していない事が発覚。
ご鑑賞いただくにはアカウントが必要なのであしからず。

*なんかネット右翼批判な動画になってしまった。
*製作に時間をかけすぎた。
*「ローゼン閣下」と「ゴルゴ13閣下」。選挙では後者の方が少なくとも有利だったろうに。
*宇宙人「リベラルが思想が麻薬とはよく言ったものだ」 
*麻…いや、川中島「暗い…開票モニターが真っ暗だ・・・」
*麻…いや、川中島「卑しい電気紙芝居風情に俺の画像を使うなど無礼なクソバエが!」

11/30追記

*思い出してみれば、今回の動画製作の切欠は、ネット右翼がウザイのと、左翼気取がウザイと思って作り始めたのだ、政治色が濃くなったのは当然だ。だが、これはこれでいいのだ。出来の良し悪しは視聴者の皆様に委ねて俺は次回作を作ればよいのだ。

2009年11月14日土曜日

クール・ワールド

@カルト的要素を備えつつも凡作。92年の時点で“萌え”を否定した狂気の予言録

1945年、大戦から帰還したフランク(ブラッド・ピット)は交通事故で母を失い、自身もアニメの世界にワープしてしまう(以後、母親の死と1945年は本筋に関わらない)
そして92年、ジャック(ガブリエル・バーン)は獄中にて「クール・ワールド」というディストピアコミックを執筆し、 カルト的な地位を得ていた。(しかし、5分ぐらいして出所する。罪状は本編で1度触れられるだけでやっぱり本筋に関わらない)
しかし、彼は出所前から「クール・ワールド」の世界に引き込まれるようになっていた。そして、いよいよ、夢ではなく実際に「クール・ワールド」を行き来していると悟ったジャック。
自身の創作した魔性の美女ホリーに萌えているところに「漫画と人間がセックスすると漫画が人間になっちまう!」とこの世界の住人と化していたフランクが忠告を加える。
しかし、ホリーは現実世界に執拗な憧れをいだきジャックはやがて誘われるがまま・・・

レビューしてみるとひたすら、ややこしい作品である。
安っぽいアニメと実写の混合、行き当たりばったりで余計な設定が多く説明不足で洗練されていないストーリー、豪華俳優陣、あまりにシニカルでゲテモノと形容できるアニメキャラ、などもはや挙句に果てが無い。
問題なのはこれらが、噛み合ってすらいない内に強烈な個性を発散させるに到る。

ブラピに到っては「俺はいったい何の映画に出ているんだろう?」というストレスが表情に常ににじみ出てしまっている。アニメは後で合成されるため、撮影中は常に不安だったのか。
そもそも役柄が1945年に不慮の事故でアニメ世界の刑事になってしまった童貞の帰還兵だ。こんなわけのわからない役はない。一応、戸惑う主人公にアニメの世界のルールを解説する役になるが、彼の説明といえば

「漫画と人間がセックスすると漫画が人間になっちまう!」
そのりくつはおかしい。
「ペンは危険だ!吸い込まれてしまう!」
ペンで武器を描くとう発想は無かった、インクがペンの中に吸い込まれるのだ。しかし、吸い込まれるだけで後で普通に出てくる事が可能。ブラピは何を慌てているのだろうか?
「火炎電球を奪わせるな。」
火炎電球、どう聞いても英語では「アニメと現実の境目を塞ぐ“スパイク(栓)”」と聞こえるのだが、この謎の翻訳により意味不明なものとなっている。

観客が知りたい「1945年当時から存在するアニメの世界をどうやってガブリエル・バーンが獄中で再現できたの?」
この点は「お前がこの漫画を作ったと思うな!」のセリフで一蹴し作中で一切触れなくなる。

彼はラストで、現実世界で童貞のまま息を引き取ったブラピがアニメとして転生し、アニメの世界で筆下ろしをする。吹き替えをするブラピの声は妙に元気溌剌であり、ヤケクソの境地に達したものと思われる。

しかし、かように不安定なブラピ、なぜかカッコいい。男の目から見ても妙にカッコよく、主人公を演じるガブリエルは二次元の美少女(しかも自分の創作)に翻弄されるピエロとなっている。

ホリーはエロイ。「ロジャーラビット」のジェシカラビットの極端すぎるセクシーラインをバランスよく整えて露出度アップして色情狂にしてせっせっせよりも過激な事をしてくれるのである。
だが、問題が二つ有る。
一つは上記の通り本作の漫画キャラは人間とセックスすると人間になる。
で、人間になったホリーを演じるのは

キム・ベイジンガーさんじゅうきゅうさいなのだ。
キム・ベイジンガー三十九歳なのだ。
キム・ベイジンガー39歳なのだ。


キム・ベイシンガー美人だけどさ・・・・・・さすがに老けて見える。
ホリーは多分20代だ、もし仮に29歳だとしよう、これは20代、もしくは30代と形容できる。
しかし、39歳は40代としか形容できないのが男の掟なのだ。これを破ると死ぬのだ。
つまりキムは20代のエロエロなビッチを、40歳にもなって演じている事になる。頼むから仕事えらべよ!
いつまでジャック・ニコルソンみたいな面した究極のキチガイピエロに至高のキチガイ求愛をされる美女の地位にいてるつもりなのかと。

もう一つ。彼女は“現実”に妙に執着する。
なんというか、このリアルに執着する二次元嫁とそれに追従する空想好きの主人公の図が、男性の女性に対して潜在的に恐れている事を顕著に示している気がしてならない。

2ちゃんねるでよく「これはただの絵だ。」とか「それは人間をタンパク質だ言ってるのと同じなわけよ。」と言われる昨今だが、本作の場合は「おいおい、それは女だぜ?」と根源的かつシンプルな回答を92年の時点で述べている。
「萌え萌えしてる相手って所詮女じゃん」っていう絶望的(?)なテーマが主題となっている。

しかし、物語はブラビといいマッチョなアメコミヒーロとなったガブリエルといい“現実”の否定で締めくくられるのだ。

「どんな美人でも女なんてめんどくせーよ!アニメ見ようぜ!アニメ!」
どんだけ狂ってるんだよ!

萌えキャラどもに無防備すぎるアキバ系の兄ちゃんたちに必要なのは、ホリーのような女の嫌な所に特化したエロい姉ちゃんなのかもしれない。うん。

2009年9月26日土曜日

コードギアス 反逆のルルーシュR2

@サンライズは一刻一秒でも早く本作を公式に黒歴史と称して、どんな低予算低作画でも構わないから3話程度のOVAを予定しつつ1話で打ち切りという忌々しき目に会い、そちらを正史にするべき
@大駄作

前作『コードギアス:反逆のルルーシュ』に関してはいい加減な愚文を残しているので、先にこちらを作り直すべきなのかも知れないのだが、この『R2』への落胆の意を表さない限りそれはできない。 昔のブログで、『R2』のレビューは毎週書いていたが、後半でそれを中断させてしまう程の下らなさだ。
放送終了からこの1年間、この大駄作とようやく向き合い、ケリをつけられる。
はっきり言って『コードギアス』第一作は名作とは言えずとも2000年台を代表する傑作と言って過言ではない。第一作のラストで終わらせていても完璧に近い仕上がりであった。理想的なバッドエンドと言える。問題だったのは、この大駄作たるの為に余計な伏線を残していた事だ。そこまで上手く閉めた作品に伏線残してまで作られた『R2』は、第一作の功績を完膚なきまでに潰してしまっている。

1・ 完成された悪の活躍を放棄
主人公のルルーシュ、一期放映中こそ「『デスノート』の夜神月をヘタレにした感じ」として人気を博し、劇中でも「頭でっかちの童貞坊や」と嘲笑され、「シスコン」形容される妹への執着に顕著だ。彼のシスコンぶりは、所謂「妹萌」による近親相姦的な物として認知されているが、どちらかというと『スカーフェイス』のトニー・モンタナのソレに近い。「俺は親父よりマシだ。」という、ある種のコンプレックスの裏返しなのである。トニーと違う点といえば、妹にその点が見抜かれていない事と、環境に恵まれた身体障害者ゆえにこの妹がいつまでも幼いままなのだ。
しかし、ラスト3話で主人公のルルーシュが完全無欠の悪の権化と化す驚きがあった。
それが堕落なのか、はたまた逸脱なのかは解らないが、このコードギアスという物語がルルーシュの悪の花道を描くと言うのならば、一段の目標を見事にクリアしてる。『デスノート』はそこを疎かにしてしまっており、「本当の悪は自身が悪である事を自覚していない」という先入観ありきになってしまっていた。確かに、「価値観の異なる存在」というのは最大の脅威となる、しかし、スラムキングやジョーカー、柿崎憲等といった自身を悪と認識している“絶対悪”は存在しているし、彼らの凶行の数々は語り草となっている。その多くは、到底「価値観の差」では埋め合わせできない残虐非道。その点ではルルーシュは彼らに近い、
私はこのラスト三話にて魔王と化す主人公の秀逸な展開、描写でこのコードギアスというアニメが傑作であると確信した、というかこのラスト3話が無ければ此処まで褒めていない。(実はこのラスト3話の前には『ナディア島編』よりも酷い中だるみが続いている
ルルーシュは此処でようやく、夜神月では成し遂げられなかった歴代の悪党たちと肩を並べるに到るのである。
しかし、それでも彼のアキレス腱である妹ナナリーが捕らわれ、戦場から離脱したルルーシュは、旧友スザクに魔王となった自身を完全否定され銃口を向け合うと、虚しく銃声が響いた。
で、「R2」になるのだが……
冒頭からルルーシュは記憶が消されており、記憶を取り戻し、再びブリタニアに挑戦するのだが、一期ラスト3話における魔王としての才覚が記憶と共に戻る事は永遠に無かった。R2は終始、「頭でっかちの童貞坊や奮闘記」が繰り広げられ、挙句の果てに一期においては魔王の嘲笑するべき綺麗事をのたまう始末。
続編で描くべきは魔王と化したルルーシュの覇道ではないか?
どうしても「主人公は実は可哀想な奴なの!」と乙女ロード行くにしても、前作と同じような事で泣き言抜かす主人公ではなく、別の事で嘆き悲しむ主人公でなくてはならない。
いや、綺麗事が悪いとは言わない。かつての梟雄・魔王が名君主・英雄として蘇生する物語だとすればそれで良し。だが『R2』には改心などという描写や、テーマが打ち出されている所は一切無かった。

2・無意味なスーパーロボット化
第一作からナイトメアフレームという、ロボットが登場している。これがよくダサイと後ろ指差されているがソレが良い。こいつらの造形は実に形容しやすく、近代型戦車に手足ポン付けしたようなロボットだ。しかも脱出用コンテナに胴体が殆ど占拠されていて物凄くブサイクなのだ。そこが最高だ。量産機の故にか、ここまで“リアル風”にデザインした潔さに敬意を感じるし、正直シブイ。これが画面所狭しと、潰し合いを繰り広げる。例えるなら「ザクとザクがガチバトル(ククルス・ドアン除く)」最高だ!
メインキャラの専用機はコレに無理矢理デコーレションを加えて空飛んだりして壊滅的にダサイのだが。で、『R2』ですよ。
序盤はともかくとして、この量産機にも飛行ユニットを搭載することが主流となってしまい、一期に頃にあった『野望の王国』的な戦略が展開されなくなる。かといって、ソレを穴埋めする空中戦というものは非常に乏しく、上記のメインキャラ専用機の射撃の的と化す。なにも面白くない。


3・曖昧な敵ブリタニア
これは第一作の頃からの欠点である。本作は、仮想歴史としてアメリカは独立に失敗。大陸にはブリタニアという軍事主義の専制君主国家が存在しており、これが世界の三分の一を植民地としている。
その凶暴性を露呈していた存在が若本規夫氏演じるルルーシュの実父、シャルル皇帝であった。登場早々、彼は民主主義の一切を否定し、暴力の一切を肯定する人格破綻者の演説を披露。作中からブリタニアは狂っているという事だけが漠然と巨然と伝わってきた。そして無差別だが計画的に植民地を拡大する軍事侵略国家として描かれる事となる。ただ、国家としての描写はなんというか浅いものだった。ブリタニアの腐敗した軍閥や封建制度なども非常に端的で、意味を成していない。
で『R2』ですよ。
物語中盤から終盤手前にかけて暴力の権化の如く立ちはだかっていた皇帝が、実は平和を望んで人類補完計画のような物を成功させる事こそが最大の目的であると、主人公ルルーシュに語られた。
はっきり言って「はぁ?」である。上記の文章、読んでも意味がわからないと思う。俺は何度本編を見直してもこう表現しかできない。全くもって意味不明なのである。この突如発生した意味不明イベントは、視聴者を置いてけぼりに展開される。
この人類補完計画的な何かを差し置いても、「実は平和を望む世界最強国家の最強な皇帝は嫌々、狂人演説と一方的侵略を行っていた」っと、意味不明である。
更に問題なのは、この人類補完計画的な何か、実現するために、他国へ侵略する必要が全く無い。
一体なんだったのかまるで判らない。本気で意味がわからない。
もう筆者は本件についてこれ以上の執筆を放棄する。9月から執筆をはじめ、一ヶ月以上この項で筆が狂い始め何度も書き直した。

とにかく、一期の頃で描写の浅さが目立った敵である侵略国家が、意味不明なオカルトじみた計画を世界平和の為にこそこそがんばっていた事が発覚。ただし、侵略は計画に一切関係ない。
という曖昧すぎる描写に俺が怒っている事だけは伝わればいい。本件によって一期から培われた物語が頓挫するに到る。

4・サンライズ版、『野望の王国』になりきれず主人公自殺END
『R2』は第一作で描かれていたルルーシュというキャラクターからは、おおよそ考えられない、主人公の自殺にて物語が締めくくられる。その内容というのは、世界を独裁政治で支配したことで全ての憎しみを向けられた存在となった自分を、ゼロという「救世主」に扮したスザクに討たせることで憎しみを断ち切るというもの。オレが思うにこんな計画は成功しない。日本レベルだけで考えても、マスコミの言うままに鳩山を神輿に上げた大衆といい、「俺たちの麻生!」と政治家を疑わないオタク層といい、世の中には、権威という物にどうしようもなく弱く、彼らの前では思考を停止してしまう人が沢山いる。ともなれば、ルルーシュの死=権威の喪失を憂う者たちとの新たな戦いの火種にしかならないのだ。

少なくとも、第一期のルルーシュならば、こんな考えは嘲笑の対象だし、なによる自分がまるで可哀想な奴みたいで絶対にやらない。『R2』作中でもさしたる改心の描写などなく唐突に自殺する。
コードギアス一期が、ロボットや仮想歴史が横行するような世界観であるにも関わらず、このような夢想事が入る隙が無いほど殺伐として荒んだ『野望の王国』状態を見事に描いていた。しかし、結末で人類全員が世間の問題や憎しみをルルーシュ自身に向けるなど、生善説に根性&精神論の作品になってしまっている。
と、主人公ルルーシュを中心に、本作の破綻ぶりを示したが、脇を固める登場人物全員にも同じく設定破綻に行動の矛盾が生じており、もはや列挙しきれない。大きなものを上げると・・・
作中最大のライバルのスザクにしても、立ち回りがいい加減で、裏切るタイミングや、立ち回りが悪く、主人公に対してのさしたる脅威となっていない。ルルーシュの日本人を寄せ集めた私兵、黒の騎士団にしても、終盤で敵であるブリタニアと手を結ぶなどは、一期における日本人の冷遇描写を考慮するに本作の世界観までもが大いに揺らいでいる。

また、破綻というほどではないが、ジュレミアという登場人物がおり、前作でルルーシュに貶められ絶命するが、左右非対称サイボーグの復讐鬼と化して復活を開始する。だが、あっさりルルーシュの仲間になってしまい、その調理を間違っている。

私はかつて、終盤の予算的なクオリティ低下を遺憾に思うゆえに「エヴァンゲリオン」を最低のアニメと評したが、本作は予定調和で製作されていたにも関わらず、列挙しきれない破綻を膨大に生み出し、近年、キャラクターの造型が重視されるゆえに作画にばかりアニメの評価が傾いているが、ストーリーにおいて本作に劣る駄作は恐らく向こう10年登場しないだろう。「エヴァ」と「R2」は世間的に傑作であっても私にとっては10年に一度の大駄作たちである。

2009年9月22日火曜日

人肉饅頭三部作

『八仙飯店之人肉饅頭』

@傑作

凶悪殺人鬼ウォンはマージャンに負けた腹いせに八仙飯店の一家を惨殺、店を乗っ取っり死体を饅頭にして売りさばいた。しかし、従業員たちは当然、店長一家の不在を不審に思う、それに気づくや否やウォンは男性従業員を伝票刺しで殺害、続けて女性従業員を強姦した後に、女淫に割り箸の束を叩き込み殺害。やはり饅頭の具にして売りさばく。かれは、饅頭に出来なかった部位を海に捨ててしまった為に警察に逮捕されるが、中々口を割らない。刑事たちは彼を取調室、留置所、病院にてリンチに駆ける事でようやく、一連の凶行を認めるのだが…

残忍な描写ばかりが話題になった作品だが、実際はバイオレンス映画の暴力性と、スプラッター映画の残虐性が同居した凶悪殺人鬼の凄まじい無軌道かつ残虐なる犯行をアンソニー・ウォンが見事に怪演し、場違いな刑事たちのコメディリリーフな演出が加わり、その二つが絶妙なテンポの良さで拮抗し、香港返還前の熱気と不信感が生んだ会心作となっている。グロテスクなのに「見たい」と思わせてしまうあたりは、怖い物見たさエンターテイメントとして見事に昇華させている事は間違いなく、「羊たちの沈黙」路線に乗っけての興行だったが本作でしか見れない物もちゃんと持っている。犯人の人肉を饅頭にする凶行が、変態的なカニバリズムに直結した行動ではなく、死体の処理の為に選んだ最善策と思考しており、本人は人肉を食していない。先述の事件を追う刑事たちの大袈裟過ぎないコントなどは本作の持ち味である。

『八仙飯店之人肉饅頭2』

@凡作
前作から、実に五年後に製作され、全く期待されていなかった事に加えて、特筆する点が特に無く絶望的なまでに知名度の低い作品。
アンソニー・ウォンは、デブで小市民の刑事を演じている。
本作で殺人鬼を演じるのはポーリー・シュン、ブルドックみたいなババァをペンキ撒いた挙句に燃やしたりやりたい放題。 あ、Mの方々、美人さんですよ。
この娘(ファン)が、淫乱で散財家の嫁の尻に敷かれている主人公を誘惑するわけであります。
旦那がファンと外に出た時に惚気て軽はずみで撮ったウエディングドレス店の写真が嫁が帰ってきたら家中に飾られ、いよいよ、修羅場になって、ファンは嫁を殺害。死体を処分するために、旦那は嫁のバラバラ死体を泣く泣くチャーシューに、それでもファンの異常さはとどまる事は無くついに…
ポーリーの目玉をカッと見開いた目をドアップに映される凶行は、所謂ヤンデレの奔りであり、もうちょっと評価されてもおかしくは無いのだが、いかんせんアンソニー・ウォンの狂演には敵わない。
また、宣伝に虚偽が見られ、アンソニー・ウォンとポーリー・シュンが肉を焼くという劇中ではありえない姿が、ビデオのジャケットでも確認でき、そもそも、人肉饅頭ではなく嫁のチャーシューだ。


『八仙飯店之人肉饅頭3』

@駄作
本作は、複数犯を描いておりますが、全員罪が意識に耐え切れず完全犯罪目前で自白してしまうという、ある意味、3作中もっともリアリティがある題材である事意外、特に書くべき点は無く、第一作の功績と前作の変化球を一切踏襲していない代物。つまらないです。そもそも、人肉すら登場しないし。

2009年9月18日金曜日

溶屍鬼

@凡作だが、アルバトラスに騙された感で駄作な気分。

本作の解説文で「変態天皇」とアンソニー・ウォンに最高の褒め言葉を与えたアルバトラス。

しかし、この映画ではウォンさま、汚いおっさんで、コロンボの出来損ないで、刑事で、主演じゃありません。
主演で犯人は小奇麗なフランシス・ンさんでした。
で、溶けた屍は、冒頭でチラッとだけ出てくるだけです。
あと、裁判員制度が日本で採用されましたが、本作で裁判員が口をそろえて「めんどくせー!」「めんどくせー!」って、民度最低な日本人みたいな事いってました。
やばい、またネット右翼から不人気になるのだわ、私のブログ。

でも、ウォンさま凄いよね。
フランシスは劇中でオナニーしたり、不倫したり、たぼこ20箱要求したり、獄中結婚したりしたけど。
ウォンさま、下ネタ言った瞬間だけで、フランシスの50倍はキモイからね

なんで私ってアンソニー・ウォンみたいな顔に生まれたのかしら?(実話)
なんでこのビデオを500円で買ったのかしら?(ウォンさまだから)
こんなレビューでいいのかしら?(裁判員制度だからって勧める程の映画じゃありません)

2009年9月7日月曜日

マーチ・オブ・ミッキー・ノックス

ぽくらの刑務所のリーダーは
ミッキー・ノックス ミッキー・ノックス
ミッキー ミッキー・ノックス
お喋りキチガイ目立ちたがり
ミッキー・ノックス ミッキー・ノックス
ミッキー ミッキー・ノックス
ミッキー・ノックス ミッキー・ノックス
さあ叫べよ「ノックス夫妻」 へイ ヘイ ヘイ

みんなで楽しい暴動生中継
ミッキー・ノックス ミッキー・ノックス
ミッキー ミッキー・ノックス

2009年9月6日日曜日

ミッキー・ノックス/マロリー・ノックス


映画『ナチュラル・ボーン・キラーズ』に登場
チンピラ風の肉屋の兄ちゃんミッキーは、当時父親に性的虐待を受けたマロリーとお互いに一目惚れ。
マロリーと共に父親一家を虐殺した後、マロリーと共に無軌道な人間狩りを開始。三週間で52を殺害する。
しかし、逃亡中に成り行きで隠者のような生活をしていたインディアンから家に招かれる。
皮肉な事に、メディアによって脚色された凶悪犯であった二人を、何も知らない隠者は何処かで哀みを感じる。
さらに皮肉なことにミッキーはこの日、父親の自殺、そして義理の父からの虐待のトラウマを夢で見てしまい、
寝ぼけて隠者を殺害。「殺すべきではなかった」と叫ぶマロリーと口論の末、二人はガラガラ蛇に噛まれ、
駆け込んだ薬局で銃撃戦の末逮捕される。
その後、1年、二人は同じ刑務所で別の独房で文通のみを心の支えに生きていたが、ミッキーのTVインタビューが切欠となり、
刑務所内で暴動が発生。ミッキーはそれを知らずに、護衛の警官に隙を作ってショットガンを奪い、マロリーと共に脱獄に成功。
その後の足取りは不明。

ミッキー・ノックス
知力・・・・・・6(機転・5 計画・1)
学力・・・・・・0(文系・0 理系・0)
技能・・・・・・4(アナログ・2 デジタル・2)
武力・・・・・・8(武器・5 格闘・3)
生命力・・・・・10(肉体・5 精神・5)
政治力・・・・・4(指導・2 交渉・2)
権力・・・・・・3(地位・0 影響力・3)「生放送インタビューで刑務所内に暴動を引き起こす」
性質・・・・・・9(度胸・5 冷酷・4)
ルックス・・・・・・8(美しさ・4 怖さ・4)

カリスマ・・・・・9(オーラ・5 威圧感・4)
運・・・・・・・10(チャンス・5 ピンチ・5)

総合能力値 79(A)

兎に角よくキザったらしい言葉を延々と喋る男で、映画の実態が「俺様は何故、ナチュラルボーンキラーなのか?」に近く、自身も過去に父親の自殺に加え、義理の父親の暴力を受けており、肉屋の雑用に落ちぶれていた。
そうなると「ナチュラル・ボーン・キラー」などとは程遠く、また彼の正体を知らずに家に招いたインディアンの隠者曰く「誰からも救済を拒んでいる。」等、もはや彼の徹底的な悪意はある種のマゾヒズムに直結してるとさえ思え、そうなると派手な犯行は露悪趣味でしかない。
しかし、徹底的に「ナチュラル・ボーン・キラー」に成ろうと試みる執念とあくまで余裕を決める姿、最大の武器であるお弁舌が凄まじく、転じてTVを通して大衆にも解り易いキチガイ像を確立。
最後まで大衆に勝ち続けた殺人鬼であった。
なお、コロンバイン高校銃乱射事件の犯人もこの男の影響を受けており、刑務所内のインタビューを暗記していたという。
もう一人影響を受けた作品が「POSTAL」だったというが、「POSTAL2」でキャラクター付けされたポスタル・デュードではどうだっただろうか?

マロリー・ノックス
知力・・・・・・2(機転・2 計画・0)
学力・・・・・・0(文系・0 理系・0)
技能・・・・・・4(アナログ・2 デジタル・2)
武力・・・・・・7(武器・5 格闘・2)
生命力・・・・・10(肉体・5 精神・5)
政治力・・・・・0(指導・0 交渉・0)
権力・・・・・・0(地位・0 影響力・0)
性質・・・・・・8(度胸・3 冷酷・5)
ルックス・・・・・・9(美しさ・4 怖さ・5)

カリスマ・・・・・7(オーラ・2 威圧感・5)
運・・・・・・・10(チャンス・5 ピンチ・5)

相力能力値 59(C)
凶暴極まりない真性のキチガイ女。ベラベラ喋るミッキーとは逆に、その凶暴さは「ナチュラルボーンキラー」に相応しいのだが、知性というものを一切感じさせず、野獣と形容すべきが正しい。
ミッキーの影響を直に受けており、ミッキーと自分以外は本気で虫ケラと思い込んでいる節があり、さらにミッキーよりも残忍な節があり、トドメに自身を絶対的なサディストと思い込んでいる節がある。
結論を言えば、幼少期の虐待のトラウマを抱える男(ミッキー)の“理想のナチュラル・ボーン・キラー像”と“理想の恋人像”を同居させた不健全極まりない存在。
その知性を除いては上記の彼の身勝手マゾヒズムを満たすサディストとして大変危険な存在なのだが、伴侶というよりも本体とも言うべきミッキーと離れた1年間の刑務所生活の結果は宙に浮いたアホを地で行っていた。

2009年9月5日土曜日

ドラマ「こち亀」は何故失敗したのか?

少なくとも、インターネット利用者の多くは「キャスティング」を上げて他に一切眼を向けていない。それは実に愚かしい事なのだ。オタクの需要エンタメを動かしてるとか思ってるんじゃないよ思い上がりも甚だしい。モテない男どもの僻みだ。童貞を誇る勇気も反骨精神も持ち合わせない人間の僻みだ。

下手だよ。メインの3人衆。絶望的とは言わずともマシとも言えず、でもそんなのは、今始まったばかりじゃないし、本作に限ったことじゃないし、わざわざ俺のブログに書きこまない。

それよりも、本作において最大に失敗してるのは、その作風が過去に放送された「アニメ版」の模倣にある事である。影響ならともかくとして、このドラマ版では、アニメの演出を安上がりでできる限りは徹底的に模倣している。
そして、出演者全員にアニメの物まねやらせている。
作ってる馬鹿は「実写とアニメの融合に成功した。」などと高尚なお客様相手に上等な料理を振舞った気分だと思うが、当の教養の無いお客はゲロだされたようなもんだ。
多分、口うるさいと思ってるお前の所のスポンサー様のゲロのほうがよっぽどマシだ。
お前より、視聴者より美味い酒飲んで高カロリーで栄養ある物を食ってるのは確かなんだからな。


なにもかもが浮いている。ここまで酷いものは珍しい。
そうだ、俺たち視聴者も悪いのだろう。TV大好きな20代は、ほんど全員「アニメ版」を視聴してたからな。
しかも出来が良かったもんだから誰も忘れちゃいない。小学生や中学生のアンケート信じるな。
女の子が皆ドラマ見てると本気で思ってるのか?クラスの半分以上は『こち亀』見てたぞ。

で、おめでたいテレビ局はトドメにラサール石井を出しちまったのよ。
誰もラサールを出さない事を絶対的に責めている訳ではない、もうアニメで十分すぎるほどやってるし、 流石に老け込んでる。
だが、このドラマの作風だと、ラサールを出すのが完璧だった上に、ラサールが演じてる姿を見て慎吾ちゃんの10兆倍様になってる姿を視聴者は完璧なまでに想像してしまった。

出ている素材が、どれも視聴者の中のアニメとのオバーラップができていない。そして何もかもが噛み合っていない。

テレビに映ってるのはジャニーズでもスイーツでも無いよ。(ッキリ)
時代錯誤の電気紙芝居屋どもが人を見下してる姿だけだ。(ッキリ)

2009年8月31日月曜日

2009年8月30日日曜日

権力崇拝志向者相手に「売国奴」は褒め言葉にもならない。

正論を語る人間を後ろ盾に「チョンチョン!シナシナ!」と吼えるだけで日本を守っていたつもりだったというのか?
自民党が負けた事に、お前たちは関係が無いというのか?

「マスゴミのせいだ。」「左翼のせいだ。」

否、諸君らが無力であったからだ。

「俺は違う!」だと?

ネット右翼と、それを擁している輩を黙認していたのは貴様らではないのか?
奴らのように、卑劣な輩をも受け入れていたのは貴様らの弱さの現われなのだ。

諸君らは敗北者に他ならない。堕落した人間どもめ。目障りである。
貴様らが人間であると言うのならば吼えるな。この敗北の意味を考えろ。

2009年8月13日木曜日

ワイルドドッグ


登場作品『タイムクライシス』シリーズ


知力・・・・・・4(機転・2 計画・2)「馬鹿ではないが発揮された場面はない」
学力・・・・・・6(文系・2 理系・4)「彼の組織自体は強力な科学力を有している模様」
技能・・・・・・6(アナログ・3 デジタル・3)「メカニカルな義手の使用能力を考慮」
武力・・・・・・8(武器・4 格闘・4)「第一作ではラスボスだったが、以降は前座に。」
生命力・・・・・10(肉体・5 精神・5)「ゴキブリが全滅する爆発でもワイルドドッグは生き残る」
政治力・・・・・8(指導・4 交渉・4)「後継者ワイルドファングを擁し、国際的なテロ事件に干渉」
権力・・・・・・7(地位・3 影響力・4)「かつては世界最大規模の犯罪シンジケートの頭領であった」
性質・・・・・・7(勇敢・4 冷酷・3)「卑怯な戦い方をするが、老いてもなお第一線で戦う」
カリスマ・・・・6(美貌・3 オーラ・3)「彼に関わった組織は潰れるというジンクスにも関わらず雇われる」
ポリシー・・・・10(信念・5 野望・5)「数値の高さは、しつこさの現れ。」
運・・・・・・・6(好機・1 窮地・5)「悪運の強さは天下一品」

総合能力値78(A)

VSSEブラックリストナンバー1(?)ワイルド・ドッグ=野良犬のコードネームを持つ本名・年齢・国籍不詳の伝説的殺し屋。傭兵結社を隠れ蓑とした国際的犯罪組織の超武闘派の頭領でもあり、傭兵の長として、各国の権力者とコネクションを築いていると考えられる。中国系マフィア出身と噂されておりアジア系と西洋系のハーフ的な顔立ちをしている。Yシャツにサスペンダー、オールバックに丸サングラスを愛用し、愛銃はモーゼル。
シリーズ全作に登場しており、いずれも凶悪な国家侵略もしくは破滅計画に暗躍する悪の帝王。
が、貫禄ゼロ。
第一作からして、雇い主が大統領の娘を使っての小国の乗っ取りに失敗するや否や、娘をそのまま誘拐。主人公からひたすら逃げ回った挙句に、成り行きで娘の腕を撃ってしまうというチンピラぶりを発揮。
爆死したと思われたが、『プロジェクトタイタン』で復活、チタン鉱脈を独占し、ロボットの量産や魔改造戦車の製造などメカオタクぶりを発揮し、失った左腕に機関銃を取り付け、愛銃への拘りを殴り捨て右腕にはマシンガン、加えて大量の部下を率いて戦いを挑むが敗北。不細工なロボット共々爆死、犯罪組織「ワイルド・ドッグ」も壊滅した。
しかし実は生きており、組織の規模は縮小したものか、もしくは新組織を有して活動している。
この二度の敗北以来、敗北と爆発に、コンプレックスないしはトラウマを抱いたのか、『タイムクライシス2』から負けると謎のリモコンで自爆する。(意味不明)
そして腕の改造を繰り返すようになり、『タイムクライシス3』では弟子のワイルドファングと共に唐突に出現し主人公に襲い掛かる。火炎放射器、アンカーなどを内臓した武器ポッドを取り付け続編が出るたびに特撮における蘇生怪人のような立ち位置に。
『タイムクライシス4』ではすっかり頭身も小さくなり老いているが、最新兵器であるトラクタービームを左腕に取り付け戦いを挑むが最終的に自爆、同時にワイルドファングが戦闘機に轢かれる。いずれも生死不明。

その体に悪い違いない妙なポリシーと時代遅れのファッション&銃を貫く姿勢はプレイヤーとしては倒さなければならないのに応援せずにはいられないダサいのかカッコイイのか良くわからない悪党である。

とりあえず、お笑い要員と化しつつある彼の名誉を回復するために補足と考察を添えておく。

・『2』以降のワイルドドッグの組織。
『~タイタン』で彼の組織「ワイルド・ドッグ」は壊滅したとされるが、『4』では公式に「巨大犯罪組織を率いてる」とされ、以前の『3』でワイルドファングは自身を「ワイルドドッグの後継者」と名乗っており、組織の規模を縮小して継続させた、もしくは新組織を結成した可能性が十分に考えられる。サイボーグ腕は、恐らくプロジェクトタイタンの技術を応用したものであり、作品ごとのバージョンアップは組織の技術力を向上させたものである可能性が高い。ロボット兵を再び量産はおろか、生産しない点は、『~タイタン』のようにチタン鉱脈と生産ラインを確保できなかった事と、『4』のテラーバイトの登場など、ロボット兵が有効に運用できなくなってしまったものと思われる。
シリーズを通してのテロリスト戦闘員の役割や、その特徴に共通点が多く、ワイルドドッグは用兵術のアドバイザーとして、強い発言権を持っている可能性もある。

・補足「カンタリス」
「ワイルド・ドッグ」が、傭兵組織・犯罪組織の両面で武器の違法発注を行っていたとされる犯罪組織であり、首領は本名不明。カンタリスの名が通っている。女性の姿をしているが、性別はあくまで不明とされている為、性転換手術を行った、もしくは影武者の存在が考えられる。彼女(?)のファッションはチャイナドレスであった事から、ワイルドドッグと同じく中国系マフィアの出身とすれば、旧知の仲である可能性がある。もっとも、PS移植版の『1』と『~タイタン』のみの登場であり、『2』以降には登場していない。ワイルドドッグの度重なる失敗に自身の尻尾をつかまれる危険を感じ、全面的に取引を停止した物と思われる。この事がワイルドドッグのロボット兵の再生産を断念している原因なのかもしれない。

・補足「ワイルドファング」
ワイルドドッグの暗殺術(?)の弟子であり、組織の後継者とされる。同じくYシャツ・サスペンダー・ネクタイ装備。しかし、オールバックの髪は金髪でやや逆立てており、ワイルドドッグが時代遅れのギャングファッションなのに対して、現代の日本の暴走族のような派手な服装をしている。師匠を凌ぐ蹴り技を有しており、人間離れした跳躍を見せるが、『3』で敗北後、PS3版『4』では、右足をサイボーグ化して登場。ワイルドドッグとは異なり、トラクタービームを常備している
『4』ではロングジャンパーに漢字の「牙」の文字が入っている。中国では「牙」はもっぱら人間の歯としても常用される事から、「ワイルド・ファング=野生の牙」というニュアンスからは程遠い。この事からファングは、日本の文化に馴染が強い事が解る。元々が日本人なのか、「ワイルド・ドッグ」の日本支部・もしくは極東アジア支部のような所を取り仕切っているのか、いずれにしろ、日本で暮らしていたor暮らしている事は確実である。

・補足「VSSE」
本編の主人公たちが所属している組織。PS3『4』ではワイルドドッグへの執拗なまでの敵対心を見せている。ワイルドドッグを倒したい気持は解るが、自爆スイッチの無力化を研究した方が絶対に効率が良い。

女子高生コンクリート詰め殺人事件 ~壊れたセブンティーンたち~

松村克弥はフェイスが一番嫌いな監督である。
『オールナイトロング』シリーズに代表される、世間を逆恨みした無意味な描写の数々に閉口してしまう。
公私混同のうち、公が全くない作風の上にユーモア欠乏。頭の悪さを露呈しつづける作品にイライラ。
この馬鹿の自己顕著欲に片棒を担ぐ連中も嫌いだ。

本作におけるこの馬鹿の発想は中学生時代に事件の概要を知った当時のフェイスと全く一緒。
(2chにログがあるだろうから読めよ。ガキの頃の俺の愚かさを!ただし批判は中二病以外で受け付ける。)

「リアル志向で事件の概要を皆さんに伝えよう!」って発想。

で、そのリアル志向の結果が、被害者A子さんの顔写真を晒しものにし、激似の女優を起用。
被害者のプライバシーを侵害しておいて、「この子かわいそうだろ!!!?だから糞餓鬼は死刑!!!」

リアル志向の前に己の思考を停止してどうするんだ。

暴力シーンは『オールナイトロング』の比でなく、ようやっと見ごたえがあった。
でも流石に実際のリンチの再現を、手放しで楽しめるほどフェイスは鬼畜ではないので無意味であった。

しかし、犯人の親にメスを入れたのはかなりの功績であったと認める。主犯の両親が共産党関係者だった為にこの「四十一日監禁暴行致死事件」は、「コンクリート詰め事件」などという表記で茶を濁され、事件を未然に防げたはずなのに責任問題に上がらなかった。

いづれにしろ、松村の言うリアリズム、もとい独善にまみれた本作は、被害者両親の抗議で事実上発禁処分に近いものを受け、闇に葬られた。

ちなみに本作の発売元はアダルトビデオ会社だった。要するに誰も買い手が付かなかったのだ。低俗な内容だという事に、松村は気づけないほど愚かなのである。

松村の意図とは逆に、事件を元にした『少年の法』なるAVも後に発売。
さらに歴史は繰り返される。『コンクリート』では、本作同様に遺族への配慮に欠けた上に本作に劣る内容、A子役はAV女優であった。これに到っては2chで炎上を引き起こす。

「41日、男もろくに知らない少女が拷問に等しい淫虐を繰り返された挙句に惨殺される」
文章にすると、これほど世のサディストの股座をいきり立たせるインモラルな一文も無いだろう。サディストへの需要を考えなければならない点で、アダルトビデオ業界を責める事はできない。
しかし、人が死んどるのだよ実際に暴行を受けた上で、何をしてアダルトビデオが卑しいというと、この件のような商売を平然と行う所に顕著と言える。

今のところ女子校生41日監禁惨殺事件に関しての映像化は

・共産党と加害者の人権擁護派、被害者家族および擁護派による妨害。
・事件を風化させたくないとのたまう思考停止に陥った三流クリエイター
・少年法改正をやたら訴える馬鹿
・インモラルな内容に金儲けに走るAV業界

によってまともなものは永久に現れないだろう。

こりゃ冥福祈れんよ。むしろ化けて出ろ。

筆者はドキュメンタリーとして、加害者を擁した暴力団や、出所後、結成したギャング団、引きこもりに陥った加害者にアポ無しインタビューしたほうがよっぽど良いと思うぞ?

2009年8月11日火曜日

東京残酷警察

@傑作


『片腕マシンガール』に同じく、日本の御得意の美少女アクションで往年のスプラッターを踏襲した低予算映画なっているが、こちらはアレンジが実に上手くできており、グイグイ引きこまれる。


民営化した警察と、劇中に挿入される過激でシュールなCMなどは『ロボコップ』
下品さ全開でフリークな化け物どもは『覚悟のススメ』
売春小屋での人体改造趣味は氏賀Y太
菅田俊演じる警察署長が『バイオレンスジャック』のスラムキングだったりと、監督の趣味が良く出ている。

そのどれもが、一見でわかる低予算コピー品なのだが、全体的に整合性が良く、実に上手くパクっている。しっかりと映画の歯車として機能しているのだ、血が出すぎて全然残酷に見えない残酷描写も本作にはうまいことマッチしている。

一部に、昔見たことあるような残酷シーンも存在するが、本作ではそこもアレンジが施されている。たとえば『2000人の狂人』によろしく、四肢をぶっこ抜きにする私刑シーンがあるのだが、オリジナルよりも時間をかけて、残酷味を出している。

戦闘シーンも見所だらけだ、ひたすら人体で遊びまくる。腕をチェーンソーに魔改造したり、目玉をマシンガンのように乱射したり、銃をバケモノに腕ごと食われた男が、バケモノに口に引っかかっていた腕の神経を引っ張って逆襲したり、切断された両足に麻薬をぶち込んで、己の流血でジオングの如く浮遊するのである。

結果的に出来上がった本作は「監督はヤクでもきめていたのか?」と言えるほどのクレイジーな出来栄えだ。

2009年8月5日水曜日

スウィーパーズ

@ドルフ主演作的には駄作

 人 間 核 弾 頭 ( 不 発 弾 ) V S 新 型 地 雷 の巻

本作、意外な拾い物である。
爆発シーンが中々面白い、B級映画故の宿命だが、著名な建物が爆発する訳ではないのだが、ソレが逆に良い。
ヘリコプター内で暴発する地雷や、地雷原に放り込まれた男が、銃撃で吹っ飛ばされるシーンに加え、
ラストの機関車大爆発など飽きはこない。ストーリーも比較的スピーディーだ。

ラングレンは本作で、アル中の元地雷解体軍人を演じているが、中々様になってる。

だが、本作が凡作に陥ってるのは、アクションシーンの切れの無さだ。
どうにも、爆破シーンで予算を使い果たしてしまってるのか、殆ど一発撮りで取れるように、
迫力が全くない、イージーな代物に陥ってる。
それなりにギミックを凝らしたシーンも存在するのだが、カットと繋ぎがデタラメのそれで、
出来の悪さばかりが際立ってる。

肝心の新型地雷が、電源のNO、OFFで解除可能なのは論外である。

2009年8月1日土曜日

地獄のヒーロー/地獄のコマンド

『地獄のヒーロー』

@凡作

物語は早速、ヘルメットも被らずにベトナムで戦うチャック・ノリスの勇姿から始まる。
その時のベトナムの捕虜をにかつての仲間の助力を得つつもほぼ一人で救出に向かうノリスというのが粗筋である。

序盤で、ベトナムと米国の会談の場で、ノリスは戦争犯罪人にでっちあげられる。
無論、無実であり、でっち上げの張本人のベトナムの士官が彼の賞金を口にすると、
「俺の賞金はそんなもんじゃない。お前を殺すからだ。」と、ふてぶてしいノリス節。
しかも、その深夜大使館に潜入して本当に殺すのだから凄まじい。

中盤以降、ベトナムに潜伏して下準備をするが、殺し屋が、潜伏先の宿にロケットランチャーをぶちかましたり、斧で襲い掛かったりとやりたい放題でノリスを殺しに掛かるのだが、
爆発にほぼ無傷で生還したり、斧の柄を素手で叩き割ったりと、ノリスのほうがやりたい放題である。

「地獄のコマンド」

@傑作

テロリストが通り魔的に暴れたり、のんびり隠居するノリスが延々と映し出された序盤もようやく終わる頃、テロリストのリーダーが直々にノリスの家をロケットランチャーで破壊する。
そしてテロリストの軍団が米国に侵入、潜伏し、市民を虐殺し始めた。
とにかく容赦がない、「北斗の拳」の雑魚の見境無い暴虐を思い出していただきたい。
本作にいたっては連中以上に見境無く、しかも計画的に虐殺する。移民の町を警官の姿で虐殺することで、警察の不信感を見事に演出。米国内は(予算の都合上断片的だが)大パニックに陥る。
テロリストのボスも直々に360度パノラマ、ロケットランチャーでクリスマスを祝う住宅街を文字通り殲滅する。

テロリストの目標は劇中一切明かされない。

家を壊されたノリスは黙っていた訳ではない、リーダーを探して、テロリストのメンバーを拷問したり武器を揃え、UZIマシンガン二丁構えて、テロリスト軍団と市街戦を繰り広げる。これがまた凄まじい、デパートのおもちゃ売り場や、商店街、夜の路地裏に、高速道路。なんでもござれだ。

ノリスは、ほぼ無傷のまま、米軍のテロリスト軍団殲滅作戦に紛れて、逃げ遅れたテロリストのリーダーを文字通り一方的に蹴り倒し、最終的にはロケットランチャーで射殺する。

ロケットランチャーに始まり、ノリス無双で盛り上がり、ロケットランチャーで終わる。
そんな映画が面白くない訳ないだろ!

2009年7月19日日曜日

悪党図鑑「角町」


登場作品「いつかギラギラする日」

知力・・・・・・3(機転・2 計画・1)「文字通り馬鹿」
学力・・・・・・2(文系・1 理系・1)「ジャクスンジョーカーのメンバーより(失礼)馬鹿なのは明らか」
技能・・・・・・5(アナログ・4 デジタル・1)「車の運転は上手かった」
武力・・・・・・8(武器・5 格闘・3)「関西から出張ってきた殺し屋より強いことは明白」
生命力・・・・・4(肉体・2 精神・2)「運が良かった点が多く、特別強靭な描写なし。」
政治力・・・・・2(指導・1 交渉・1)「マイ如き手玉に取れないのは論外。(馬鹿だからむしろマイがリードそてて正解)そもそも情緒面に難あり。」
権力・・・・・・0(地位・0 影響力・0)「文字通りのロック的」
性質・・・・・・8(勇敢・5 冷酷・3)
カリスマ・・・・4(美貌・4 オーラ・0)
ポリシー・・・・10(信念・5 野望・5)「ロックしろよ!ロック!」
運・・・・・・・・・9(チャンス・5 ピンチ・4)

総合能力値55(C)

DQN。この言葉ほどアニオタ(アニメしか見ないオタク)の愚劣さを示す言葉は無い。

角町、こいつはどうしようもない馬鹿で、ごく潰しで、not「けいおん!」(2009年のアニメ)な廃退音楽信者(ロックジャンキー)。
しかし、この男を知るものは誰しも、同情と賞賛の念を禁じ得ないのである。

スカーフェイスのトニー・モンタナよりもしょぼい、否、素朴な目標であるライブハウスの建設。
彼はそれに全力を賭した。借金も背負った。強盗もした。最終的にヤクザと警察、北海道中を敵に回した。

彼の女は、別に誰でも良い寂しいだけのアバズレ(ビッチ)、そんなのにも情を移してしまうが彼女も死なせてしまう。

しかし、最終的に彼を葬ったのは、国家権力でも、一人じゃ何もできないヤクザ者でもなく、
強盗に全てを賭す初老間近のギャングだった。そして、そいつは角町にとって初めて、同じ馬鹿な、そして馬鹿な大人だった。

現代の不良になれない少年たちよ、「ロックしろよ!ロック!」

2009年7月18日土曜日

メシウマ


Qではエスケープ・フロム・ハコネして、惣流と式波が合体して、リリスキングとシンジきゅんの融合体と宇宙空間で戦うらしい

悪党図鑑「柿崎憲」

登場作品『野望の王国』

知力・・・・・・10(機転・5 計画・5)「ただし、彼に並ぶ人物が作中に幾人か登場」
学力・・・・・・9(文系・5 理系・4)「理科系の能力も主人公より高い」
技能・・・・・・9(アナログ・5 デジタル・4)「車の運転技術他、優秀」
武力・・・・・・9(武器・5 格闘・4)「立馬国造なるミュータントがいないければ最強」
生命力・・・・・10(肉体・5 精神・5)
政治力・・・・・8(指導・3 交渉・5)「ただし、部下の扱いは粗暴」
権力・・・・・・0~8(地位・0~4 影響力・0~4)
性質・・・・・・10(勇敢・5 冷酷・5)
ルックス・・・・9(美しさ・4 怖さ・5) 「日本の黒幕の屋敷にて堂々と柿崎ハーレムを展開」
カリスマ・・・・・10(オーラ・5 威圧感・5)「終始、征二郎もマスメディアも極道裏情報網も彼に惹かれていた
ポリシー・・・・10(信念・5 野望・5)
運・・・・・・・8(好機・3 窮地・5)

102〜110 総合能力値(金字塔)

以下、ウィキペディアより引用

30歳、東大法学部卒。東大法学部を首席で卒業後、国家公務員上級試験をパスし、警察庁に入ったキャリア官僚。作中で本来入るべき大蔵省に入らなかったのは、国家権力をより直接的に利用するためと語っており、この世を支配するのは暴力であるという征五郎たちと同じ認識を持っている。
橘征二郎を倒す、という共通の目的から物語序盤では征五郎たちと組み征二郎を追い詰めるが赤寺の起こした川崎大騒乱の前に敗北、当時公務員である柿崎を殺すわけにはいかず、そのかわり赤寺に自分の息子を殺された復讐として強姦されてしまう。物語中盤以降ではその行動の破天荒さに拍車がかかり、柿崎を利用することに限界を感じた征五郎たちに裏切られ発狂しテレビの生放送であるにもかかわらずその場にいた赤寺を射殺、さらに署に保管されていた麻薬を持ち出して逃走、復讐のために殺し屋を雇い橘組の構成員を虐殺、征二郎に発砲、征五郎を拉致、その執念は征二郎が入院している病院に大量の爆薬を積んだトレーラーを突っ込ませるほどである。物語後半では逮捕され、警察病院から拘置所に移送中に起きた事故(実は、過去の関係を話されることを恐れた征五郎が実行した暗殺作戦)を利用して脱走。その後、日本最大の実力者、大神楽了造に気に入られ、その秘書となってからは、再び復讐のため橘組壊滅に突き進む、その姿は作中で「狂った悪魔」と形容されている本作品における最大最強(最狂?)のライバルである。
射撃の腕は抜群であり、橘征二郎邸で赴任挨拶代わりに橘征蔵の肖像画を撃ちぬいたり、逮捕を妨害した右翼や赤寺の息子たちを銃で撃つなど、発砲回数も多い、作中では一人で大勢を相手に戦ったりとその戦闘力は屈指の存在となっている。

魔族とか、ましてやカタツムリが剃刀の上を這う夢を見た訳でもない、川崎市警の新所長である。
しかし、彼はこの世を支配するという野望が日本一強かった。
いつからこの世を支配したくて仕方がなかったのかは作中で語られないが、
初登場の時点で主人公、橘征五郎、片岡仁よりもこの世を支配したくて仕方がなかったようである。
何か嫌なことでもあったのだろうか?作中一切語られない。あった所で、蛇足。

悲しい悲劇の~ 高邁な目的ゆえの~ 時代が生んだ~

すべて無用。柿崎憲は存在そのものが悪。柿崎憲が悪い事をしているのではない、柿崎憲がやる事が悪いのである。何者よりも悪強化し人間を超越した。精神的な面でだけない、肉体がその悪意に忠実な進化を遂げている。マグマのように全てを焼き尽くし、吹雪の如く冷酷無慈悲。あらゆる残虐を笑う。あらゆる弱者を嘲笑する。

同情の余地なし 絶対共感不可能 跡にも先にも彼こそが究極であり定義


お断りしておくが、本編の登場人物は全員悪人である。その悪人たちがそろって柿崎を「こんな悪い奴見たこと無い。怖い。」といった悪人だらけの本作において最大級の賞賛を惜しまない。

作中で柿崎の権力指数は大きく変動しており、警察署長から、逃亡者、日本最大の黒幕の参謀、凶悪殺人鬼、用心棒など。にも関わらずこの柿崎、どこに居ても常に凶悪な面構えで、この世を支配する事と、橘征二郎への復讐を企んでいる。
企んでいるだけなら可愛い。彼は、どんな立場にいても自らの五体と、使える物すべてを武器に、文字通りの大虐殺の限りにて己の野望と復讐心を満たそうと戦いを挑む。

なぜ此処までの鬼畜でキチガイで最強の傑物が敗北したのか?
彼は完璧な悪人だった、それが故に、誰も信じない・誰も必要としない。最終的には登場人物全員が彼の敵。
彼は彼が望む限り一人だったが故に、彼から愛するものを多く奪われた橘征二郎の怒りと、最後まで兄を殺すことができなかった橘征五郎よって敗れ去った。

「この世を支配するのは暴力だっ!暴力が全てだっ!」
古今の悪党がのたまったこの叫び。主人公も同じ理念だが、コレを誰よりも実行し、体現していたのは柿崎だった。


『愛と幻想のファシズム』『サンクチュアリ』『コードギアス』等、『野望の王国』を超えるべく決起した作品は多数あれど、柿崎憲に肩を並べる“悪役”の登場は無く、特に『愛と幻想のファシズム』は主人公がようやく並んだ。

2009年7月13日月曜日

痛いニュースへのコメント 2009/7/13号

自分磨き女性 「私はネイルもキレイだし、パンプスも7万円…でも、意外と男性って気づいてくれない」「私の努力理解して」「男性も自己投資すべき」

2887. Posted by フェイス 2009年07月13日 15:58
元の記事は随分と的確に、口汚く罵る事もなく、馬鹿な女を批判しているというのに、このサイトの管理人様は、男尊女卑であるべきという考えが激しいあまりに、他人の言葉を借りて、口汚く罵る。罵って何かを「やっつける」(笑)事ができると本気で思っている。愚か愚か。


民主党 「最低賃金を時給1000円(全国平均)にします」…マニフェストに明記へ

3724. Posted by フェイス 2009年07月13日 16:14
民主党は支持できない。
そしてこのマニュフェストも人気取りの嘘八苦であると確信する。
だが、自民党も同じく支持できない。
政権などではない、もはや議員たちが権力を維持する為の人気取りの衆愚政治をこれからも展開する。

私としては大資本を誇る企業に対しての優良・高待遇の企業を、奨励する制度を強めたほうが良いと思う。

胃袋に入りきれぬ財産を際限なく求める資本家を気取る奴隷商の財産を安月給で働く労働者への解放。これこそが、飢える国民の求める物である。

まあ、大企業との癒着が強い我が国ではまず有り得ないマニュフェストなのだがな。


“2ちゃんねるなども摘発対象に” URL書くだけで逮捕、「ttp:」などでもアウト…児童ポルノ法

3516. Posted by フェイス 2009年07月13日 16:28
権力者どもは頭の悪い保護者さまからの人気取りの為に、この議論を急進させたのだ。「クリーンな世の中で皆幸せになりましょう。」やつらは声高々に言い切った!

我々は不浄なる存在だ。自民で愛国、民主で売国、公明でカルト、共産党は論外と叫ぼうが、連中には聞こえない。
おっと、麻生総理はオタに媚びたがな。だが、お前らは権力者に利用されただけだ。

女は贅沢だの、DQNはいじめっ子で怖いだの、チョンチョンシナシナだの、自分の国を愛して何が悪いだの、高尚な議論様をお前ら様が繰り広げても貴様らは権力者以下の存在。すなわちは奴隷だ。

一生愛国者を語る権力者に集りたまえ。
そして国産アニメ以外を下等と言い張りながらアニメで世界を一つにしようと吼えたまえ。

2009年7月12日日曜日

デッドライジング実況中止についてお詫び。

実況収録中、近所から苦情が寄せられた為、対策ができるまで実況を自粛いたします。苦情に留まらず、不審者としての通報が発覚しました。(おそらくはPOSTAL2実況中の物と思います。)
付近住民に多大な不安を与えていた事が解りました。防音対策はボロ屋の為困難であり、実況の再開は未定です。重ね重ね申し訳ありません。

2009年7月1日水曜日

ネオンマニアックス

@糞すぎてこいつは俺をABMN(怒れるB級映画オタク)に豹変させた。

まずこの聳え立つ糞のようなタイトルだが、サムライ、原始人、ベトコン、カウボーイ等など、各地各々のステレオタイプな歴史上の人種像をモチーフに作られたゾンビのような怪物たちのことだ。糞みたいなオープニングナレーションがそう言ってたよ。


世界に暴力がはびこり 人間の魂の光がかげる時
若者の上に暗い影がかかる 恐るべきネオンマニアックスの影が・・・・



ナレーションが終わると、ある夜の事、暴力のボの字もない平和な町で釣りを終えたオッサンがグロテスクな怪人のブロマイドを拾う。ブロマイドを眺めていた所に斧の一撃がオッサンに降り注がれ町には悲鳴が木霊した―――
すげーよ!本編に無関係の被害描写による冒頭シーンなんざ、糞の定番過ぎて監督に殺意しか沸かない所を、冒頭のナレーションと関連の薄すぎるシーンを早速もってきたんだ。監督を監禁して飢え死にさせたい衝動を掻き立てやがったよ。
町は平和だ!オッサンは釣りを嗜む愛すべき隣人だ!
そんなオッサンを頭にマサカリが降り注いだ!ネオンマニアックスのブロマイドが血にまみれた!
でもこいつが中二病なんてもんじゃないペドフィリアどものビチ糞をかき集めたような臭さを放つ由来は、オッサンが拾った糞ネオンマニアックスどものブロマイドは本編で一切語られない。っていうか登場すらしないんだ。 奴らがブロマイドから現れたとか、ブロマイドが本体とか、そんなのすら無い一切合切無用な演出なんだよ!
本編が始まると主人公のナタリー嬢が不良どもと夜の公園でヤクを吸ったり、ファックしたりにほいほいと付いていく。途中で、本作のヒーローさまと主人公が良く有る、美女とブ男な出会いをする。おかげで公園に行くまで10分弱かけやがった。良く有る美女とブ男の出会いにしても限度がある、カメラは常に固定で退屈だし、3分今日もだらだらとダサい男が女を口説こうとするんだぜ?20年後、「トランスフォーマー」は30秒で美女とブ男の出会い終わらせていた。
でようやった公園にやってきた不良学生ども、ようやくネオンマニアックスと遭遇する。
どういう訳かここも一々糞みたいなシーンが連発するんだよ!

この不良どもは、見るからにヤバそうなネオンマニアックスたちにケンカ売るんだよ!
中にはボウガンやら、刀持ってる連中が居るのに、この馬鹿どもは素手でケンカ売るんだよ!

ちんたらと案の定、ナタリー以外全滅して、ナタリーは警察に行くんだよ。
ナタリーは当然のように「ラリッて訳の分からない事を言ってる。」と、警察たちに信用されないんだ。でも町の若者が一夜の内に5人近く行方不明になってるんだぞ?誰一人ナタリーがショック状態に陥って記憶障害に陥ったとかいう仮説も立てずに、イタズラかヤクでラリってたの一点張り。保護者たちはナタリーに「息子を何処にやった!」と詰め寄ったりと、途轍もなく町の大人たちが無能なんだよ。
監督は何を考えてストーリーを練ったんだ!「警察官に足りない物は想像力だ。」とでも訴えたかったのか?開始30分弱でここまで下らない映画でどんなメッセージを社会に訴えられるんだ。
で、その後どうでもいいシーンばっか続くんだよ。
ヒーロー君はノイローゼ気味に落ちいったナタリーを口説きに死苦八苦。
マニアックスどもといえば主人公のナタリーの周りに現れてちょっかい出すだけで誰も殺しやしねんだ!しかも一番酷いのはたまに出てくるマニアックスで一番活躍してるのは、半裸でほぼノーメイクの原始人のマニアックスなんだよ! 鎧武者やボウガン持った奴じゃスーツアクターの給料をケチらなきゃならなかったのか、動きにくかったのか、半裸のオッサンに活躍の機会を設けすぎなんだよ!

ようやっと二人の便秘糞どもと関係ないところで ポーラというB級映画マニアがウロウロし始めるんだよ。
で、マニアックスが水溜りに嵌って溶け出すの見て、ナタリーに協力を呼びかけるんだ。

そうだよ糞マニアックスの弱点はタダのだんだよ。聖水でも、小便でもなくただ単なる。いくらなんでもそんな弱点有り得ないだろ。
頭部を破壊とか、太陽の光とか、心臓を一突きとか往年の名作にはそんな弱点にも説得力と、漠然とした常人たちのハンデを感じさせたよ。

この映画の場合は漠然と水なんだよ!

だが、ナタリーは一切理由不明のままポーラの協力を終盤まで断りつづけて、ヒーローは終盤までナタリーを口説いて回るんだよ!
で、理由は特に無く、終盤でようやくポーラを協力することにするんだ。なんでだよ、いったいポーラの何が気に入らないんだ?

監督は尺を稼ぐ為のこの無意味な中盤に、「思春期の少女たちの複雑な心境を描きたかった。」と言い訳できると思ってるのか?

まあ、ここまで糞を小便で煮詰めたような不愉快なスクールデイズ描写が続いたら、体育館におびき寄せてスプリンクラーで一網打尽にすると思うだろ?

この映画のボンクラヒーローは体育館でハロウィンパーティーを開いて、客に水鉄砲渡して戦わせようと考えたんだ。で、このボンクラヒーローはライブまで開いてやがる。俺をそんなに怒らせたいのか?

そこにマニアックスがのたのたやってくるんだよ。ここまで全くといっていいほど活躍してない糞ネオンマニアックスがだ。

と、マニアックスが進行⇒糞ライブが交互に延々と繰り返されるんだよ。何一つ動きの無いままにだ。5分ぐらいダラダラとな。

で、ようやくマニアックスどもが糞ライブ会場に乱入していた。おそろしくゆっくり歩いての乱入だが救世主のように見えたね。あの糞ライブを終了させてくれたんだ。

で、みんなで水鉄砲でこいつらを溶かして大団円だと思うだろ?

無意味にリアリティを崇高な監督様は追求して、パニックで役にたたず、常にコンマ1秒遅れたリアクションで、体育館の体育館の中で終始無表情でウロウロしはじめるんだ。
え?逃げてるんじゃないのかって?

あんたは逃げる人間がカメラの前を何往復もすると思ってるのか?

最終的に約200人中、2~3人の尊い命がマニアックスの餌食になってしまうんだ。よく避難訓練のできた連中だ。
ポーラだけが、消火栓のホースを使ってマニアックスに唯一対抗していたよ。なんだよこのポーラ萌え映画。

で、ラストは最初の証言よりもさらに荒唐無稽になったこっちの証言を信じて橋げたの小屋に警察が水鉄砲で押し入るんだよ。
でもそこにマニアックスの姿はなく、後で帰り遅れた所長が、マニアックスの餌食になってTHE END。

と、糞映画の定石を踏んでくれたEDなら俺は此処までキレなかった。
所長がマニアックスに殺された後、

「水鉄砲はまだ残っているな。この雨はすぐに止んでしまう。」

という不要・不愉快・不細工極まりないヒーローのうざったい一言が入ってようやく、ようやっと、ついにTHEEND。

とにかく酷い!無個性な糞映画達がいかに可愛いか。
コノ映画は、あらゆる糞要素に、いちいち観客の癪に障る演出や、糞みたいなアイデアを空っぽのストーリーラインに可能な限りねじ込みかやがったんだ。

おそらく、俺が」「何一切期待をしていない。」「一点ぐらい褒められる点を見つけてやろう。」「B級映画鑑賞とは詫び寂びの心」と、ここまで寛大な受け入れ態勢でマッタリ観ようとしていたのに、ここまで俺を怒らせた事自体が、奇跡に等しい。

怒りの余りにこの文章書くのに2日掛かったんだだぞ!

監督のケツの穴に溶けた鉛を注ぎこんで栓をして内臓が焦げて死ぬ前に、逆さに吊るして、木刀を買い与えた中学生4,5人に撲殺させるんだ。

正直こっちの方が皆さんも見たいでしょ?

2009年6月27日土曜日

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

@エヴァファンにはどうぞオススメ。良くも悪くもその程度。

*完全ネタバレ

良くない点は、観客がTVシリーズを見ている事を前提としてリメイクしている。
でも、「リメイクでも続編でもない。」って、序の頃から言ってるんだよな……なんて卑怯な庵野だ!


序は結局、「エヴァは最初は面白かったんだけどなー。」という事を再認識させれれた。
TVシリーズの1~6話の名シーンをぶつ切りにして、CGを盛り込んだのと、微々たる設定変更が盛り込まれただけだった。
わざわざリメイクする必要はあったのか?
しかし「リメイクではなく~」という言葉で茶を濁された。
多分、劇場版を3部作作る為に予算増やしたかったのだろう。

で、今回は、ほぼ全篇新規カットによって製作された。 そして新たな展開を盛り込むと謳っていたが、嘘八苦。
たしかに、新しいシーンや、解釈の異なったシーンは追加された、だが荒筋はTV版に追従する形になっている。

だが、今回の変更点は、TVシリーズにおける反省点を見直し、徹底してストーリーを再編成する物となっている。
まず第一に挙げる変更点はアスカの早期退場である。トウジではなくアスカが参号機の犠牲となった。

TVシリーズを観て、中盤で不安を覚えた描写といえば、参号機の餌食になったトウジが後のエピソードに殆ど絡まなくなった事。アスカの扱いを持て余してしまった事。

なんの為にトウジやられたんだ?っていうかトウジだった必要性は?
アスカ天才だったんじゃねーのか?竜頭蛇尾なの?死ぬの?
この変更はすなわち、TVシリーズの失敗を認めたような物だが、 尺はすっきり収まるし、悩みの種も一気に解消。今回のリメイクに大きな意義を見出した。

追加されたシーンは、ゼルエル戦で綾波までもが犠牲となり、アスカの二の舞は御免だと、シンジ君が半ば自力で、暴走モードに突入し、初号機を開放。あまつさえ、綾波を助け出すという大胆なシーンだ。

ここでは、綾波と初号機が人類補完計画の発動の要で有る事を明確に示している、すなわち、旧劇場版の描写に追従した作りとなってるのも好印象。
TV版では、十九話終盤での意味深な会話の割に、終盤の出来が出来だけに、いざ、初号機は戦わないわ、世界中赤い海になるわでは、落胆も大きかった。転じて今回はメチャ解りやすい。

ただ、TVシリーズ中期の展開をごっそり引っこ抜いて、7~19話までを90分で補完してしまったのは急ぎすぎた。なんだかんだで、使途との戦いが激しさを増していた時期だったしJAではしゃぐほーちゅうがいなくなったのは大ショックだ。脳内補完が必要なのは仕方が無いか。
また、使途との戦いも、あれこれ策を弄じて使途を殲滅するTV版の良さには敵っていない。

新キャラの真希波・マリ・イラストリアスについても言及しよう。彼女は、冒頭と終盤にて活躍する。
シンジ君が「男の戦い」繰り広げるのは、ゼルエルから二号機ごと逃げ延びた彼女は、危険地区となったシェルターから半ば強引に助け出した事で、シンジ君が市街とドグマの惨状、そしてゼルエルに綾波が倒されてしまうのを目の当たりにして戦意を取り戻すのである。

そのキャラクターはまず、戦闘狂。冒頭の使途との戦闘でエヴァンゲリオン伍号機を相打ちに破棄さしてしまうのだが、戦闘を存分に楽しんだ様子で、「思ったよりもきつかったな~。でも生きてりゃいいか。」と、どこのヤザン・ゲーブルだお前。あと、不思議ちゃん。まあ、その辺は面倒だから観たほうが早い。

他は、全体的には90分に収める為か、綾波とアスカがシンジに対して明確な好意を向けてるシーンが散在された。ラブコメパートはこんな程度で十分だろう。どっかの馬鹿がシンジの最低条件さえ満たしていない漫画も描いてる事だし。

大きな欠点はアスカ死亡シーンと、綾波救出シーンに流れるBGM、卒業式の定番たち。
「娯楽アニメに過ぎないエヴァンゲリオンを人生の教科書してしまった奴らは学校にいい思い出無いだろ。」という監督の捻くれた感性は蛇足だった。TV版のほうが圧倒的にカッコいいんだもん。

でも、ファンは絶対に観に行ってほしいね。序とは違って、今回のリメイクは有意義な者であったよ。
でも、一本の映画としても、序の続編としても穴が多すぎる。序、のあとコレ観ただけじゃSF設定と美少女の半裸を盛り込んだだけの陳腐な作品だ。「トップをねらえ!」の第一巻と同じぐらい。

2009年6月26日金曜日

インプリント~ぼっけぇきょうてい~

映画界の東方不敗こと三池崇史が、「審査対象外」と、アメリカと日本の映倫で文句を言われたとんでもない作品。

すさまじいアメリカデビューを飾った作品だったが、
正直、恐怖映画としては最悪である。
外人が江戸時代の遊郭に上がると、意図的なまでの奇形人間がちらほら登場し、拷問シーンはどっかの民族の「針祭り」をいたずらにとらえ、やたらリアルな堕胎シーン。近親相姦、胎児などなど、
どちらかというとモンド映画の部類の見世物小屋系だった。

三池崇史は日本人であるにも関わらず、ヤコペッティの類である、偏見にまみれた外国人の奇習を描いてしまった。なにが彼をそこまでさせたのか、まるで真相がつかめない。

和製ホラーや、スラッシャースプラッタを期待すると大目玉をくらうので
今回は被害者を減らすために、ふさわしいキャッチコピーを作ってみた。

「人間が胎児を捨て、人間が人間を刺す!。あまりの衝撃に世界中が身震いした恐るべき審査外対象問題映像!」
(ちょっとつめこみすぎた。)

「カメラの前で胎児がただの肉の塊になる・・・」
(だからなんだよ。)

「映倫は、保護者にとっては神秘的で魅力溢れる場所であるが、
 日本に住む1人の三池にとっては地獄である」
(三池のはなしだなこれじゃぁ。)

「1000ミリの超望遠レンズがはじめて覗いた江戸の堕胎!」
(流石に堕胎とか連続で書いてると鬱になる。)

「猟奇と残酷に血塗られた堕胎儀式の瞬間を米国で初めて三池がとらえた」
(三池という文字がゲシュタルト崩壊をおこした。)

「あなたはもう2度と堕胎ができなくなる!」
(いいんじゃない?教育上。)

「あなたは、堕すか?堕されるか!!」
(これじゃあエロゲーだ。)

「あの衝撃から10年、米国の撮影が三池に下った!」
(あの衝撃とは「極道戦国志 不動」の事。)

「米国の映倫で衝撃の黄色人種アルティメット規制勃発!」
(これはいいんでない?らめ?)

「監督は映倫で交渉している期間のほうが長い。」
(そうでもない。)

2009年6月25日木曜日

やくざ残酷秘録・片腕切断

@普通+資料価値

70年代のヤクザ社会をテーマにしたドキュメン・・・否モンド映画。
安藤昇のヤクザな小遣い稼ぎである。

片腕切断シーンは完璧フェイクで、他には冒頭の内臓剥き出しなど、白黒フィルムが
起用されているのだが、指詰シーン、刺青シーンは本物でカラーフィルムが採用されている。

それ以外の構成は殆ど白黒で、基本的に70年代当時のヤクザ社会の仕来りを描写しているので
東映ヤクザ映画黄金期が好きな人は世界観を押し広めるのにどうぞ。


最後に、引退警官の作中最後にヘタレな一言をどううぞ。

「私のような立場の人間がこんな事を言うのは大変不謹慎ですが、ヤクザの根絶は不可能でしょうね。」
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あんなマンガでマジになってどうすんの?

とあるヒット漫画の前衛的な描写は非常に高い評価を受けている。

*通信教育の即売漫画のような冒頭
*画面が暗転し在日と重病患者のようにモノローグをいれられる在日朝鮮人の方々
*下手なヒトラーの絵
*途中で竹刀を背負ってキャラ付けに必死な主人公
*大戦時のおばちゃんのヌードに欲情する熟女萌えの主人公
*異常に頬骨が『ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくん』のクワちゃん並みに発達してる在日朝鮮人の面々
*ヒュンダイ車をわざわざ購入する在日朝鮮人の方々
*言語に優越は無いと言った直後に、ハングルは読みにくいと豪語するメガネ
*ナチスコスプレに興じる在日朝鮮人の面々
*大戦の事は忘れようと提案された直後に、大戦時のインフラに感謝しようと、無茶振りをされ困惑する在日朝鮮人の方々

2009年6月19日金曜日

2009年6月13日土曜日

ターミネーター4

@100-30+10=80点

*完全ネタバレ(マックGの奴は突っ込みを期待してるに違いないから)

タイトルは第一作を彷彿させる入り方だ。
で、その直後、2003年、死刑囚マーカスが、死後の自分の肉体をサイバーダイン社の人体実験の同意書にサインする場面に切り替わる。

予想外すぎた、ただでさえT2の続き、T3以上の糞を想像し難かった観客にとってもターミーネーターの始祖と思われる物がストーリーに絡めてくるとは。

しかし、またしても場面は変わり、西暦2018年。
ジョン・コナー率いる反乱軍はスカイネットの支部を襲撃する。
クリスチャン・ベールは今回無精髭生やした不健康そうな革命戦士をやってるが、ジョン・コナーというよりも何故か「グランド・セフト・オートⅣ」の主人公に激似である。

主人公にしてもグランドセフトオートにしても本作のジョン・コナー、恐ろしく頑丈設計を見せ付ける。
核爆弾の放射能をものともせず、荒れ狂う海にダイブして潜水艦に乗車など、ニック・スタールの時から進化しすぎだ。

そして、また場面は変わってマーカス君、核爆発の衝撃でターミネーター流儀にならって全裸で登場。戦死者の遺品からバイオレンスジャックの如くボロボロのロングコートで放浪を始めた。

また場面は変わってジョン・コナー、親父こと少年時代のカイルがスカイネットの暗殺リストナンバー1に昇格されたと知知る。しかも、反乱軍の上層部は捕虜を見捨ててスカイネットへの総攻撃を計画していた。これに四苦八苦するさまが描写されたと思いきや、

また場面は変わってマーカス君、LAに到着。うまいことカイル少年とT-600の戦闘に巻き込まれる。 カイル少年とスター幼女の罠にはまってアホの子600は秒殺される。

その後、ひと悶着ありながらもマーカス君とカイル少年は意気投合。マーカス君も事の事情を把握。お礼とばかりにラジオを修理するマーカス君。

するとどうでしょう。ラジオからジョン・コナーが世界中の人類を鼓舞しておるではないですか。

マーカス君とカイル少年とスター幼女は、彼らとの合流を試みにエスケープフロムLA。

ようやっと物語が強引な場面転換抜きに動き出すと、後はCGがパカパカ動きまくるターミネーター軍団との壮絶な撤退戦が繰り広げられる。

そして燃料探しにギャングが占拠する商店に迷い込むと、超ド級巨大ターミネーターの襲撃を受け捕虜にされそうになる一行。

マッドマックスばりの卑怯戦法で辛くも逃げ出すのだが、巨大ターミネーター、体内からバイク型ターミネーターを放出。マーカス君にカイル少年は、トラックの装備を駆使して脅威の追撃を逃れたかに見えた。
しかし、スカイハンターに先回りされた挙句に、巨大ターミーネーターに追いつかれ、カイル少年とスター幼女と、マーカス君は逸れてしまう。

マーカス君、またしても放浪開始するが、ここでジョンの部下、女レジスタンスを助け出し、道中、ギャングの脅威からも守るのであった。

その頃、カイルたちは人体実験の材料として運び込まれる。
もうスカイネットは原爆落としたり、人体実験やったりと、第二次世界大戦の戦争犯罪の博物館の如き極悪人ぶりである。
カイルはとうとうターミネーターに見つかってしまうのだが、なぜか殺しはせずに彼を独房に放り込んだ。

女レジスタンス、ようやくジョンの下に戻ってきたのだが、マーカス君がターミネーターだと発覚。衝撃を受けるマーカス。「知っとるわ」と心の中で切れる観客。

マーカスと女レジスタンスは、駆け落ちを試みるのだが、見事失敗。
徐々にボロボロになっていくマーカス。
しかし、怪我の功名。ジョン・コナーを蛇型のターミネーターから救ったマーカス君。

ジョンは彼にチャンスを与える。スカイネットに侵入し、捕虜収容所のカイル少年救出を手伝えと。

マーカスは通信機片手に、カイル救出に向かう。

そして、捕虜ごとスカイネット爆破を試みる非常な反乱軍の元締めたち。
ジョンはコレに徹底反抗。バイク型ターミネーターを鹵獲して単身でマーカスの後を追って、スカイネットを目指す。曰く「I'll be back!」

そしてFF7のミッドガルスラムキングの新生魔王城をごった煮したようなスカイネット本部では、マーカス君は衝撃の事実を知るのであった。スカイネットがビジュアル系だろうが鎧武者だろうが斬馬刀を持っていない事を祈ったのは俺だけでいい。
なんとマーカス君はターミネーターのプロトタイプなどではなく、スカイネットが2003年のサイバーダインに干渉して作り上げた、ワンオフの特注品だという事が発覚。一番衝撃を受けたの当人以上に試作機だと思い込んでいた観客

その時ジョンとカイル少年はスカイネット本部の中に―――

マーカス君は起動次第、最低限の遠隔干渉で、カイル少年とジョンを、スカイネットに連れ込むみ罠によって両者を抹殺するというスカイネットの悲願を背負ったターミネーターだったのだ!

そして、ジョンはカイル少年の独房を発見したと思いきや、中から出て来たのはアーノルド・シュワルツェネッガーをCGで描写したT-800!
ジョンは、間髪いれずに蘇った鋼鉄の悪魔にマシンガンをぶちかます!

T3のアホらしい自身の死因フラグを2秒で完全破壊したジョン・コナー
スカイネットに操られ、今はおちょくられて完全にぶち切れたマーカス君
未来への希望となったカイル少年。
そしてあらゆる意味で不気味なT-800は未来を賭けた最終決戦に身を投じるのである。


と、大体の粗筋に初期の映画秘宝を意識して突っ込みを入れてみたのだが、アクションシーンのデティールの細かさや、T-800との観客の全身の血が燃え滾り全霊が咆哮する熱い漢の戦い、マーカス君の決断に感動を禁じえないラストは当方では伝えきれません。実際に御覧いただければ100点に相応しい内容だったのですが・・・・・・

序盤、観客を引き込み損なったのは10点マイナス。序盤の場面転換は常に荒削りであり、リスチャン・ベールの登場を遅らせれば解決できたはずだ。(本末転倒になりかねないが)

あと、メカニック。人類軍の装備がハイテクすぎる。USBメモリにiphoneみたいなタッチパネルのガジェットなど、どこのブルース・ウェインが持ってきた?
ソレに対してT1、T2の時はレーザーライフルを撃ちまくってたスカイネットの、ガトリングガン至上主義はなんなのか?ちょっとローテク過ぎるだろ。これも10点マイナス。

で、シュワルツェネッガーことT-800初回限定版。
登場時のインパクトは抜群だったが、次のカットで影ノミで現れた瞬間。観客全員が鼻で笑っていたぞ。あと、骨格化するの早すぎ。ご丁寧に顔面から消失。また観客全員が鼻で笑っていた。俺は笑いを堪えていた。たぶん俺が笑っていたら全員笑っていただろう。
というわけで、手を抜かない事。マイナス10点。

しかし、10点献上したい事が一つある。
T1のラストを思い出していただきたい。サラ・コナーがジープで駆けていく永久に見えたあの荒野を。

本作ではあの荒野の雰囲気が存分に引き継がれている。その点では本作はT1の最も正当な続編と呼ぶに相応しい貫禄を得ている。

2009年6月10日水曜日

ガーディアン

@ドルフ主演作的には駄作。

我らがドルフ・ラングレンの主演最新作。

ム所にぶち込まれたぞドルフに喧嘩を売る無謀極まりない囚人たち。
無論。秒殺するドルフ。

ドルフ、誘拐された女を救出することを条件に釈放。
しかし、これは陰謀でこの女から、女の親父の油田の相続権を奪いたい叔父の陰謀で、ドルフはこの叔父の内通者のCIA工作員や、女の医療技術を狙う軍隊そしてマフィア相手に戦う羽目になるのだが・・・

しかし、刑務所でた後のドルフが弱いのなんの。
おそらく史上最弱のドルフだぞ?マフィアに2回も負けるなんて・・・
(10/03/25追記、もっと弱い映画があった


で、敵対組織をむやみに配置する割りに、脚本が全然整理されていない為、黒幕の叔父が「とりあえず軍とかCIAとかマフィアとか強いからいっぱい雇った方がいいよね!」って感じのアホにしかみえない。

でも、ラストでCIAエージェントの懐に手榴弾を突っ込んで窓から投げ捨てて空中爆散させるドルフの鬼畜戦法に5点献上。

痛いニュースへのコメント 2009/6/10号

455. Posted by フェイス 2009年06月10日 10:24
なにが日本の技術だ!
この記事は本来ガンダムを称えるべきものだ!

愛国者気取りの管理人は死刑!
2350. Posted by フェイス 2009年06月10日 10:32
未成年の飲酒喫煙で騒ぐ連中など、学校にいい思い出などありゃせんよ。
漫画家の女と寝たなんざ最高のスキャンダルだね。羨ましいよ。
まあ無理に褒めろとは言わんがね。
破天荒はロッカーの基礎スキル。叩かれても賞賛行為、褒められても賞賛行為。
YOSHKIなんか「カレーが辛い!」ですよ?まあ本物のクズは同属嫌悪しかできんのです。(しかも2ch、ニコニコやってるだけで同属とかアホある。)
とりあえず引退なんてとんでもない。いいぞもっとやれ!俺を浮かれさせろ!喜ばせろ!童貞マスカキ小僧の歌を歌ってやれ!メシなど不味くして自殺の追い遣れ! コピーバンド結構。スリップノットみたいにマスク被ってさぁ!反日(笑)社会と、愛国(痛)ネットに恨み節!
6218. Posted by フェイス 2009年06月10日 10:36
天才が正義なら、私は悪だ!いい大人が褒められたくてゲームで遊ぶかよ!ゲーム実況

2009年6月5日金曜日

実況とMAD

CivilizationⅡ.初心者が偉そうに実況:第一話「野望の王国」

野望の王国ネタ盛り込むべきだった・・・

【MAD】コードギアスいっき違い

主人公自殺媚び媚びENDよりも、一期の最終回こそ完璧に近い衝撃のBADEND。

2009年5月27日水曜日

片腕マシンガール

@不合格


全篇血みどろでデタラメな和製『悪魔の毒々モンスター』的な一本。

それなりに面白いのだが、物足りない。
この手の映画で最大の褒め言葉は「監督はヤクでもキメてたのか?」とか「乞食の飼い犬が脚本書いたのか?」「女優はプロデューサーとファックでもしてたのか?」等など、普通は悪口にしかならない異常な発言であり、早速名言が登場するのだが、残念ながら「どこのボンボンが撮ったんだ?」って疑問符が沸く程度である。

『極道戦国志不動』や『悪魔の毒々モンスター』の持っていた狂った世界と、狂ったシビアさが抜けている。詰まるところ観客に対して優しすぎる。

B級映画鑑賞とは、ノーマルな映画ファンたちが掃いて捨てる低予算作品たちを、いかに楽しむか、いかに馬鹿にするか、いかに褒めるのか?という侘び寂びの世界なのだが、本作は上映そうそう「血が出たら笑ってください」等、スプラッタ映画の楽しみ型を指南する形にした結果、その楽しみ型を限定した作品となってしまっている。

残虐描写が予定調和なのもマイナスだ、予想外の奇天烈なゴアシーンは殆どはなくどこかで観たことがあるものばかりだ、
主人公の腕が天婦羅にされるシーンだが、 もう何回も観たよ。『女虐』しかり『DEAD OR ALIVE 犯罪者』しかり、一番最初にギャグでやったのは『悪魔の毒々モンスター』だった筈。(ちなみに、いずれも『霊幻道士3』のキョンシー姿揚げを凌ぐ破壊力は持ち合わせていない。)

が、悪くない点もある、深夜全力疾走で主人公が叫ぶ「私は復讐を果たすまで鬼畜であり続ける!」と漫☆画太郎を地で行く狂った描写や、死体の前の穴を犯すか後ろの穴を犯すかで相槌をうつヤクザの子分など。

強いて言えば、ちゃんと馬鹿映画として作るのではなくあえてシリアスに作っていればこういったシーンも引き立ったのである。

2009年5月24日日曜日

2009年5月19日火曜日

新実況

ポスタル・デュードを崇め奉る小生が「Postal2」実況その1

実況という意味ではようやく満足。しかし、一番つまらないかも。

2009年5月18日月曜日

ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝

@いま一つ

全体的にいまいちな作品。
第一作、第二作にあった程よいホラー要素の消失や、VFXの質の低下。
アクションも、特筆すべき点はなにもない。

圧倒的につまらない作品という訳でも無い。所々笑えるシーンはあるし、
前記の安っぽいVFXによるチープなCGクリチャーの挙動などもやはり笑える。

だが、我らがあくのしはいしゃジェット・リー皇帝は、復活してからが壊滅的に弱かったり、キングギドラとキングコングのコスプレをするあたりが最高に滑ってる。悪役がスタッフの無能さを象徴した良い例である。

アドレナリン

@COOL!!

ジェイソン・ステイサム演じる殺し屋が毒を盛られた!
解毒剤を入手するまでの間、アドレナリンによって毒の進行が抑えれられるという毒物の特性を利用し、上映時間90分弱、延々とクレイジー&バイオレンスなアドレナリン大放出行為を繰り広げながら、敵のギャングを血祭りに上げていく。

気取った芸術家気取りで、クールを寒いと書いた様なくっだらねぇ映像加工が蔓延するデジタル時代において、ついに出ました決定版!

GOOGLEアースに、注射器のメモリ、不統一なテロップ。
全部、単純明快で、下品さチープさ全開。

だからこそCOOL!ステイサム出演のイカレタ低俗映画にゃ最高のスパイスなのさ。

ストリートギャングに喧嘩を売る。
ショッピングモールで暴走車両。
病院襲撃。
ワッフルメイカーによる自傷行為。
公開SEX。
大ステイサム空中決戦。

等などなど・・・全編ダレ場無しの本番勝負。必見!

2009年5月17日日曜日

ジャンク


真紅、こっちこいよ。頭なでなでするだけだよ・・・嫌か?
何で嫌なんだよ!俺が嫌いかよ!

あー、あー、解ったよ。俺の友達は銃だけだーい。

2009年5月16日土曜日

痛いニュースへのコメント 2009/5/16号

*俺はこんな事本当は書きたくなんだよ・・・・ただ、連中を半殺しになるまで殴り倒して恐怖で支配したいだけんだ・・・

【新型インフル】 “すでに日本で感染拡大か” 渡航歴ない神戸の高校生、新型インフル確定。感染源の人は今どこに?…体調不良17人

954. Posted by フェイス 2009年05月16日 23:07
私にインフルエンザは利かん。

諸君ら脆弱な差別主義者の一人がこの国の国土から消えうせるのが楽しくて楽しくて仕方が無い。
この知らせこそ幸福だ。

管理人。お前にもいってるんだぜぇ。

「男性を家畜扱い」 婚活サイト「男の子牧場」に批判殺到

2032. Posted by フェイス 2009年05月16日 23:16
お前ら何時から女を語れる身分になった?

いや、女の形をした奴隷どもを語って女を語った気でいるだけか。

人間が最終的に興味を抱くのは人間だが、諸君ら敗北主義者、差別主義者は奴隷を語るのが好きらしい。

2033. Posted by   2009年05月16日 23:26
2032
顔真っ赤にしてる30女が眼に浮かぶようだ・・。

2035. Posted by 2009年05月16日 23:34
>2032
は、この騒動の本質が
男女問題と思ってるのか?

本人の承諾無く個人情報が
ダダ漏れになる問題であって、
男女関係無いんだよ、このヴァカwww


2036. Posted by   2009年05月16日 23:34
※2032

お前おかまだろ

2038. Posted by フェイス 2009年05月16日 23:40
>>2033

はずれ。しかもつまらん。30点。
一週間以内に尿道オナニーの動画をアップすれば単位を上げよう。

>>2035
個人情報になんか興味ないね。おまえもそうだろ?

>>2036

しゃぶれよ。

2009年5月15日金曜日

桃太郎(朗読・伊達邦彦)

あ~!!!あの時と一緒だ!
解かるか!解かるか解かるか!

あの時、おじいさんとおばあさんが、
解かるか!?
住んでいた!住んでいたんだ!
解かるな!

おじいさんは山へ芝刈りに行った!
解かるか!解かるか!
そして、おばあさんは川へ洗濯に行ったんだ!
川へだ!川へ洗濯にいった!

そして狂ったように洗濯していると!
解かるか!狂ったようにだ!
洗濯をしていると突然!
大きな桃が流れてきた!
解かるか!流れてきたんだ!

おばあさんはこれを持ち帰った!

解かるか!コレが食欲だ!これが空腹を収める
方法だとおれは、今まで気づかなかったんだ!

そして、おじいさんは、桃を・・・
切り刻んだ!
切り刻んだんだ!

おい、その桃からはなれろぉぉぉぉぉぉ!!!

2009年5月10日日曜日

パンプキンシザーズ

@駄作

『HELLSHING』が好きなら嵌ると勧められたのだが、私はこの漫画、てんで駄目だと思う。

物語は戦災復興を目的に結成されつつも軍部のお飾り扱いを受けている"パンプキンシザーズ”と、彼らをエゴの為に妨害する腐敗した官僚、暴力団との戦いが描かれる。

これだけだと、すごく面白そうな題材なのですが、無意味な悪党の性格描写と、悪党どもへの説教台詞の多さに呆れ果てる。

この作品、一応最後には悪党どもも欲に駆られた哀れな存在として性善説を描こうと試みている。
そのためか、悪党の特徴を描くシーンがあるのだが、恐ろしく退屈。
なにが退屈かって、どの話を読んでもステレオタイプな悪役の独り言ばっかなんだよ。

そして純粋に正義を行おうとしてる主人公たちの姿に青臭さを作者は感じてるのか?
戦闘中にまで悪党へのお説教を開始するのである。しかも、要約している短いセリフに限って、大ゴマで決める。

主人公サイドは魅力的な登場人物が多く、戦災復興に四苦八苦する姿などは応援に値する。
それは見ていて恥ずかしいシーンかも知れない。
しかし意味の無い長ゼリフは彼らの熱い正義心を虚飾に代えかねない愚かな行為だ。

あと、なんか悪そうなおっさんおばちゃんが悪巧みをする描写が随所に挿入されるが、物語の進行とは関連性が余りにも薄い。エヴァンゲリオンの後半のゼーレじみている。
途中、悪そうな連中の被害者である男が主人公たちと戦う羽目になり、いよいよ接触があるのか?と、思いきややはり絡む事は無い。

オールマイティーな作品を作ろうという無駄な努力の産物。生善論を唱えるのならば主人公と絡みのない巨悪の描写は無意味だ。

まあ、ここまで嫌いになったのも筆者自身、人生最短の落胆を感じさせた主人公登場の冒頭2Pに集約されている。

休戦を知らされた主人公は「なぜもっと早く終わらなかった・・・」と、焼け野原と瓦礫を背景に兵士のモノローグ。ほとんど100点の登場シーンである。
誰だって瓦礫の山を築けば、相手が敵でも良心の呵責に押しつぶされそうになる。それは偽善などではない。人間の抱える矛盾というものだ。が、次のページで一瞬で興ざめした。

「俺はいったい明日からなにして生きていけばいい・・・」と、虚ろな目で呟く巨漢。

蛇足だ。そして、なぜ退職後の心配を回りくどく言っているのか?

この後、巨漢は、運命的な出会いでパンプキンシザーズに加入し、身を粉にして新たな戦いに身を投じるのだが、その姿はやはり応援できるものである。
でも、やっぱり登場シーンと同じく、無意味で説得力にかけるセリフの応酬が全てを台無しにしている。物語からリアリティを奪っている。

とはいえ、バイオレントな戦闘シーンは特筆に価する。
お前ら、自分を信じてもうちょっと黙って戦え!

痛いニュースへのコメント 2009/5/10号

*この記事は私の悪意でできています。お前が正義なら俺は悪だ!

日本製「性暴力ゲーム」欧米で販売中止、人権団体が抗議活動

5209. Posted by フェイス 2009年05月10日 22:18
HENNTAI文化だの二次元だの、性犯罪抑制効果だの、そんな事は実にくだらない。馬鹿の考え方だ。
妄想さえにも権威を与えようというのは、ネット右翼、差別主義者の発想なのである。

ただただ悪意のままに妄想を繰り返すのだ。
残虐に過激に、女体を嬲り尽くす快感を得たい。その妄想を昇華させるのが悪書の本質。ならばこそ、悪書と読者への権力の弾圧こそ最高の賞賛行為なのである。
連中が正義なら、諸君らは悪だ。そこになんの不満があるのだ!


麻生「117億円でお台場にアニメ美術館をつくる」 鳩山「国立の漫画喫茶だ。ばかばかしい」

293. Posted by フェイス 2009年05月10日 22:26
バラ撒きが失敗したから原点回帰かい?麻生ちゃん。

「なぜ経済の豊かな日本で子どもが減るのか?」 少子高齢化世界ワースト1位の日本に海外から強い関心

583. Posted by フェイス 2009年05月10日 22:44
ビッチ?この国の女どもは何時だって処女を気取ってるはずだが?

2009年5月9日土曜日

ハロウィン(ロブ・ゾンビ版)

@面白いのだが、不満の残るリメイク

ノスタルジーな原作と異なり、家庭内暴力や少年犯罪といった現代でクローズアップされる現象を題材として取り入れている。
しかし、ホラー映画然としていた原作の空気をまったく無視している。
ともならば、ストーリーも大幅に異なる物か?いや、オリジナルと殆どそのまんま進行する。

本作の殺人鬼マイケルのキャラクターは原作を知る者の期待を存分に裏切っている。
マイケル・マイヤーズの格好をした別人でとなっているのだ。
原作レイプがリメイクの醍醐味と言える、たしかに見応えはあるのだよ、でもそれはマイケルを踏襲する意味のリメイクではなく、よく出来たまがい物に関心する程度のものである。

しかし作風自体は、ハロウィンを踏襲しつつ、ロブの品性下劣な感性をぶちまけておりこれも見応えがある。
まさに古典的だったオリジナルの恐怖演出をすべて、スプラッター&バイオレンスで彩って正しい原作レイプをやってくれた。でも、素直にシリーズ最新作として作った方が3倍は面白かったと思う。

2009年5月8日金曜日

痛いニュースへのコメント 2009/5/08号

*この記事は、私の悪意で出来ています。だって、愛国だのなんだの言っておいて外国人に悪意しか向けていないコメント蘭に愛のあるコメントを書くなんてナンセンスにだある。

安倍元首相「電柱、電線を地中化しよう」

1166. Posted by フェイス 2009年05月08日 19:11
安部はお坊ちゃんだからなぁ。

元首相「アメリカと朝鮮総連に正面きって独立宣言!これ愛国者の鉄則!」
↑本気でやるなら諜報機関を作ってコッソリやれってはなし。

まあ実力の無い理想主義者らしい未来計画だ、身の程をわきまえる癖がついたな。愉快愉快。


「学費が払えない。政府なんとかして」「大雨でも自転車で通ってる」…全国の私立高生が抗議

4942. Posted by フェイス 2009年05月08日 18:59
学生時代のいじめを根に持ってるアホども以外、貧乏人を誰だって助けたいさ。助ける価値があって、助けられるだけな。

モヒカン男らがボウガンらしき物で武装して牛を盗んで食べる…アメリカ

342. Posted by フェイス 2009年05月08日 19:04
スラムキングがアップを始めました

2009年4月29日水曜日

レッドナイト!

http://www.nicovideo.jp/watch/sm6892066

ウルトラセブン対レッドマン

痛いニュースへのコメント 2009/4/29号

*この記事は私の悪意の元にできています。

「泣き叫ぶ長女の姿がおもしろかった」「お笑い芸人を思い出した」 19歳母親ら、2歳娘を熱湯に入れ虐待

1326. Posted by フェイス 2009年04月29日 11:12
いじめっ子の不良でもSEXして子供作って、幼女折檻してるのにお前らときたら、いじめられたくないものだからDQNDQNと吼えるだけだ。暴力で奪われた人間の尊厳は暴力で奪い返すしか無いと知れ。ほら、お説教戦災復興漫画御用達のスコップでDQNを埋めてしまえ。


【法的手段】“地デジカ” の無断美少女イラストに「断固として許さない」と民放連

977. Posted by フェイス 2009年04月29日 11:06
まあ確かに猥褻な絵を「日本の文化」などと称してその絵でセックスの共産化を図っているようにしか見えないからな、この国の自称オタクとやらは。自信作をそんなのに使われたら作家が10人いたら1人は怒りたいだろうね。

2009年4月28日火曜日

俺はフェイスだ!お前こそなんなんだ!

>>「中二からの脱出例」

>>自分が何者でもないという事実を受け入れる。やればできる、の「やれば」がえらく大変なことに気付く。
>>毎朝誰よりも早くに起きて満員電車に揺られ遅刻せず出勤し、深夜に帰宅するという生活を続ける
>>親父の偉大さに気付く。この過程は多くの人に当てはまるはず

会社の幹部で満員電車に乗らずタクシー通勤で連日深夜接待を受けてベロンベロンで帰ってきたオヤジの稼いだ金で立派で育った俺の戯言でいいなら聞いてくれ。

お前の親父さんは偉大でもないという事実を受け入れな!

ひいては、親父を超えるという願望を持つべきなのだ。

2009年4月27日月曜日

悪党図鑑「大魔王バーン」

登場作品 漫画「ダイの大冒険」

知力・・・・・・10(機転・5 計画・5)
学力・・・・・・10(文系・5 理系・5)
技能・・・・・・4(アナログ・2 デジタル・2)「高い素養があるだろうが作中では発揮されず。」
武力・・・・・・10(武器・5 格闘・5)
生命力・・・・・10(肉体・5 精神・5)
政治力・・・・・10(指導・5 交渉・5)
権力・・・・・・10(地位・5 影響力・5)
性質・・・・・・9(勇敢・5 冷酷・4)「キルバーンの所業には呆れていた」
カリスマ・・・・10(美貌・5 オーラ・5)
ポリシー・・・・10(信念・5 野望・5)
運・・・・・・・・・7(チャンス・3 ピンチ・4)

総合能力値100(金字塔)

齢、数千年を超え、魔界最強の実力者である魔族の帝王。

戦闘力、権力、威厳に満ちた姿、それらのみならず、その圧倒的な意志のありまさから”魔界の神”と称される至高の存在。

筆者、このバーン・・・否、バーン様を超える悪の組織の首領と、大魔王という存在をいまだにお目にかかった事が無い。少年誌における悪のランクが彼の存在によって自動的に一段落増えたといって過言ではない。
魔王ハドラーを復活させ、勇者アバンの討伐に向かわせる。ハドラー以下六団長によって組織させる魔王軍を操って地上の侵略を実行。その間、自身は姿を見せぬのものの、部下のミスを過去の功績を考慮する寛大な振る舞いに加え、 ヒュンケルの登用理由における酔狂な発言など底の知れぬカリスマ性を見せ付ける。六団長の内、2人が裏切り、1人が葬られると、移動要塞"鬼岩城"を起動せさ、首脳サミットを襲撃。

以上は、地上そのものを破壊することで、魔界を太陽の光の下に浮上させようという狂気の“地上破滅計画”の地上での最終調整期間の為、人類と天界の神々への巨大な囮であると同時に、魔界での更なる軍備拡張の為の優れた部隊を養成する目的であった。
当初、悪の黒幕だと思われた大魔王が、野望実現の為に圧倒的な武力を見せつけ表舞台に出現したのである。
鋭角的で、ナスカの地上絵を思わせる概観の超弩級空中移動要塞、バーンパレスの出現。
圧倒的な戦闘能力と意思のありさまを見せ付けた初戦。
続いて主人公一向離散状態における地上破壊攻撃。
連続して引き起こった怒涛の展開の嵐に読者への絶望感は衝撃的だった。
終盤、バーンパレスの再突入後、しばらくは部下に勇者一向を任せ、最終的には勇者ダイとレオナ姫に単身挑む。が、ついに敗北すると、若い頃の肉体と融合し真・大魔王バーンとして合流した勇者一向と最終決戦を挑む。
以上が、作中で描かれた大魔王バーンの姿である。
以下は筆者に考察を交えると

「我らが故郷 魔界はおまえたちの大地のはるか地底に存在する世界だ」
「マグマがたぎるみわたすかぎり不毛の大地…
 なにより魔界には すべての生物の源たる太陽が無い…」
「……太陽…素晴らしい力だ」
「いかに我が魔力が強大でも 太陽だけは作り出すことができん…」
「だが神々は人間に地上を与え 魔族と竜を魔界におしこめた!!」
「人間が我らより脆弱であるというだけの理由でだ!!」
「だから余は数千年にわたって力を蓄え 地上を跡かたもなく消し去る準備を整えてきたのだ」
「間もなく地上は消えて無くなる…!!そして我らが魔界に太陽がふりそそぐのだ…!!」
「…その時余は 真に魔界の神となる」
「かつての神々が犯した愚行を余が償うのだッ!!!!」
大魔王バーン自身セリフと、彼の腹心ミストバーンが明かした、ハドラーが指揮した魔王軍結成の真の目的から察するに、明らかに地上破滅後は、天界に攻め入る計画を企てていたと考えられる。
これは、魔王軍の特徴として殆どが地上のモンスターで構成されていたのは、天界に攻め入る魔界の軍団の戦力の漏洩を防いでいた為とも考えられる。
また、神の行いを否定し、自身がその罪を請け負ってやろう。などという高邁なポリシーには感服するばかりである。
また、ご老体にも関わらず絵的にも美しく、猛々しい姿を見せる事が多く、作者の力量の凄まじさを見せ付けられた。

2009年4月22日水曜日

痛いニュースへのコメント 4/22号

*この記事は私の悪意の元にできています。

「子供の名前に和源(わーげん)、天使(みかえる)…とりかえしのつかない一歩を踏み出さないために」…中村修治氏
2723. Posted by フェイス 2009年04月22日 22:14
>>西沢助教授は「凝った名前には、子供を支配したいという気持ちが出ている」と
指摘し、子育てがうまくいかないと、怒りが子供に向けられがちな背景を説明。

という事はあれだ。
可愛らしい名前の女の子ほど、悲劇のヒロインを気取ってる訳だ。そこに白馬の主人公さまになってやってきてやるのが心が純粋なお前らの仕事じゃない。 昔のいじめっ子たちに陰口叩いても仕方あるまいに。

まあ、お前らが主人公でも俺はBTKだお。


面接官「人格欠落人間だな」「何でもできると思ってるだろ」「賃金払う価値無い」

1366. Posted by フェイス 2009年04月22日 21:50
すばらしい。このフェイスにとって最大級の褒め言葉の数々。この女性に興味が沸いた。管理人よありがとう。お礼にアドバイスだ。これからは嫌韓コピペが朝鮮総連の工作で作られてるとネットで真実を語りなさいな。

古舘氏「もしカルデロン一家が自分の親戚だったら、どうでしょうね?みなさん」とお涙頂戴…一方、アラン&サラの親族7名が元不法入国・滞在者と発覚

1771. Posted by フェイス 2009年04月22日 22:01
自分の縄張りを守る為には時として冷酷にならねばならない時もある。だが、それを嬉々とするとは、醜いものよ。

民主・鳩山幹事長「日本列島は日本人だけの所有物ではない」「定住外国人への参政権付与は当然。韓国は既に認めている」

3562. Posted by フェイス 2009年04月22日 22:08
反日も愛国も無い。所詮権力者など、自分の胃袋に入り切らない金の為に何でもやる。こいつも麻生も小沢もどいつもこいつもみんなそうだ。お前ら、暇だったら俺による専制君主国家を開かないか?愛国者は女を一人までなら人犬(バイオレンスジャックを参照)にして飼ってもいいて法律を作ってやるぜ。

2009年4月21日火曜日

13日の金曜日(2009)

大傑作


本作、あまりの出来の良さに驚いた。『テキサスチェーンソー』のおける失敗を完全に見直している上に、十余年ぶりに丁寧な作りの『13金』を見ることが出来たのだ。
思い出して頂きたい。13金はパート6からは完全に馬鹿映画だったではないか?7、8、10などはマリファナ吸いながら作ってると疑いたくなってくる。(9?帰れ☆それほどシリーズに対しての作り手の怠慢を感じた。それでもジェイソンというキャラクターが確固たるものであったのは演じたケイン・ホッダーの功績といえる。

で、本作、はそんなシリーズ後期のにを入れるべく、前期シリーズの時代を超えた総決算たる作品である。

物語は第一作のラストシーンのリメイクから始まる。
そしてタイトルインまでの約20分、マリファナを探しにきた不良学生を、風紀委員の如く取り締まるジェイソン君。
これまでのお決まりパターンを態々短時間でおさらい。本編は2~4のリメイクとして進行する。
ジェイソンの理不尽な殺戮は常に映像に緊張感を絶やさない。これこそがホラー映画の真髄である。6作目以降、奪われていた牙をジェイソンは取り戻したのだ。

ジェイソンも2~4作をトレースしつつも現代風に上手くアレンジしている。
が、ネグラに死体を持ち帰る描写は蛇足である。

もっとも興奮した場面を上げればあのジェイソンが車を運転しているのではないかと焦らすシーンである。
ジェイソンが車を運転しているのか後ろから現れて打ち殺すのかはぜひ肉眼で確認していただきたい。

2009年4月19日日曜日

バイオハザードシリーズについての考察

筆者、TVゲームバイオハザードシリーズが小2の時から大のファン(当時、TVゲームには年齢制限が無かった。日本のお偉方はアホである。アホである。)で、近所にマンモスレンタル店の無が無かった為、ゾンビ映画の洗礼を受ける前にバイオハザードにてスプラッター映画の遺伝子を受け継いだのであった。(それ以前にも13日の金曜日など有名どころは網羅している。)

そんな長年の研究から出た総論として、プレイステーション媒介時代の旧バイオハザードシリーズと、
ストーリーに区切りを付けなかったばっかりに次世代機の性能を持て余し暴走する現行シリーズに分けれる。

旧シリーズは1・2・3・コードベロニカの四篇と、それらの派生作品郡を指す。
ポリゴン画面の存在意義を最大限に引き出すアドベンチャーゲームとしての正当進化を遂げた
ゲームシステムに、シンプルな戦闘を交え、プレイするものを仰天させるスプラッタ演出の数々。
何よりも、制作陣の偏執的な旧作ホラー映画、それもB級作品に偏ってのオマージュを捧げている。

核ミサイルで証拠隠滅落ちはかの傑作『バタリアン』であり、鳥のゾンビなど大駄作『サンゲリア2』でる。
洋館からの脱出は邦画『スィートホーム』でもある。(しかもカプコンは過去にゲーム化を行っておた。)
そこにミステリー要素を交えたストーリーといい、極上のエンターテイメントを構築した。

現行のシリーズは引き際を誤った為に、ファイナルファンタジー的大作路線に便乗したビッグタイトル商法で金を稼ぐヤクザな代物である。

わたしは現在4で止まっているが、めちゃめちゃ面白い。だが、もはや旧シリーズとは完全に別規格であり、
もういい加減バイオハザードには休んでもらいたいものである。

そして実写版である。正直な話、旧シリーズでスプラッタの限りを尽くしたゲーム制作陣に対して、
監督は日本のTVアニメとゲームが大好きなようで、美少女アクションと化してしまった。

貧乳美女、ミラ・ジョボビッチを起用してマッチョ軍団がばったばった死んで女ども無双状態なのである。 ぼくが小6の頃粘土で作った追跡者ネメシスくんもボコボコ、しかも悲劇話まで盛り込んでくれた。俺は得しなかった。

ゲームに忠実な点は、不毛な伏線を残し続ける大阪商人カプコンの商業主義に準じたエンディングのみである。

2009年4月18日土曜日

エアポート80

本作、正月早々実家で全員が失笑し、3日間話題に困らなかったという伝説を残してくれた伝説的最低映画。
東宝東和造語辞典として我が家では活躍している『映画秘法「底抜け超大作」』にも、というか世界的にも、本作の最低伝説は広く分布している。冒頭に、「コンコルドは有害だ!」と主張する環境保護団体がコンコルドを気球で妨害するが、本編に一切絡まない。
ニュースキャスターのマギー(スーザン・ブレイクリー)の元に、彼女の恋人である兵器産業の会長ハリソン(ロバート・ワグナー)が、武器をテロリストにも提供しているという証拠が手渡され、彼女はこの暴露を決心し、コンコルド旅客機に搭乗する。その模様を終始、不自然な歩き方で窓越しにガン見していたハリソンは、彼女をコンコルドごと抹殺しようと無茶苦茶な計画を実行した。
<「自社のミサイルが暴走した。」と、自社の株価暴落確実の作戦を実行に移したハリソン。このミサイルをパイロット、ポール・メトラン(アラン・ドロン)はコンコルドを宙返りさせてやり過ごす。
機内の乗客は、場末の遊園地のジェットコースターに乗っているようなリアクション。機内には、やたら新聞紙が四散する。乗客の殆どは、飛ばされそうになった荷物を自ら拾っている。
コンコルドがミサイルを回避した事に焦りまくるハリソン(当たり前)は、第二の刺客である買収した戦闘機を差し向ける。
機長のパトローネ(ジョージ:ケネディ)は戦闘機の攻撃に「撃ってくるか!」と、やる気満々の意思を見せ付けると、「戦闘機のミサイルは熱源追跡型だ!」と、根拠の無い戦力分析。
そして、コンコルドよりも高い熱源の物でミサイルを確実に破壊するために、コンコルドのコクピットの窓をガラガラ~と開けちゃって、信号弾にてこれを破壊。ただし、残った弾が機内で暴発。あわや火事になるところだったという寸劇のおまけ付き。
果てには、超音速のコンコルドで海面すれすれを急上昇して戦闘機を海面に叩き付ける。なんで小回りの利く戦闘機がコンコルドができた急上昇ができんのだそんな無茶をやってたせいか、逃げ遂せたコンコルド、今度はエンジントラブルで、空港の滑走路に仕掛けられた緊急停止装置で強制減速着陸。(緊急停止装置を通るたびに、滑走路が若干捲れる。)で、停止した飛行機の中からは便所でシャイクされたばあさんが気絶した。ジョージ・ケネディのベッドシーンを挟んでそんな大混乱にも関わらず翌日乗客は誰一人も降りずにコンコルドに搭乗・・・
他にももっと突っ込みどころはあるのですが。今はこれが精一杯(カリ城風に)

2009年3月6日金曜日

氏賀Y太作品考察

猟奇エロ漫画の最右翼と恐れられる氏賀Y太氏の作品をこの度、ほぼ全巻入手する幸運に巡り合えた。

結論から言うとは・・・えー、結論ですが・・・・なんも無いです。

氏賀Y太の漫画は総じてカラッポとしか言いようがない。本当になにもない。
と、いうのもオマンコを書くことを目的としたのがエロマンガという代物であって、あとは可能な限りエロくしていくという単純作業しか残っていないのである。恐怖演出だとか、トリックだとかは誰からも追及は受けない。

結果としてY太は、エロスなど追及されず、ハラワタを延々と書き連ねていっているだけなのである。
かといって臓物の描き方の工夫とかそんなんは編集者が匙を投げており(後書きに書かれている。)
エスカレートしていくのは殺害方法の残虐さだけだ。

こういった背景によってY太作品におけるグロテスクさは『悪魔の毒々モンスター』のメルビンによる不良虐殺のようなもはやエロスと切り離されたアホ丸出しの加害描写となっている、

特に強烈なのは幼女を生きた状態で天婦羅にして食いたいという寝言が叶う話とか、
娘の生皮剥いで作った全身タイツを着用してエクスタシーに浸る母親とか
便座カバーに改造される女子高生など此処まで来るとギャグである。

『真・現代猟奇伝』において彼の持ち味は存分に発揮されており、メッセージ性もなければ、特別エロさもなくひたすら暴力、暴力、暴力の嵐である。

だが、彼ははっきりいって絵が下手だ。迫力が無く、エスカレートしていく殺害方法の発想力のみが取柄といってなんら過言ではない。

2009年2月12日木曜日

冷血バイオレンスマスク「銃弾のえじき」

駄作

主人公、デブリンは交通事故で大怪我を負い記憶を失う。記憶は戻らなかったが、看護婦と結婚し、新たな人生を謳歌していたのだが、かれには7年前の一家惨殺事件の犯人ではないかという疑惑が元警察官の老人を発端に取り巻いていく。

生活描写で登場人物を紹介するという理想には叶っているのだが、冒頭30分近くにそれを消耗する結果を生んでおり、おまけに軸となっているロマンス描写が中学生が書いたのかと疑うほど陳腐な代物である。しかし、事故でズタズタになった主人公の特殊メイクと周囲のシニナルな反応や、ヒロインの爛れた性生活など、妙なディティールが利いてるのは評価できる。

で、物語がようやった動き出す6年後、(残り上映時間約1時間)
犯人を執拗に探す警官は、既に退職していたのだが、もと部下曰く。
「あんたが辞めさせられたのは政治的な問題だ!」と、本筋に関係のない叫びを打ちかます。

まあ、はいはいと匿名の情報提供者があらわれてデブリンが7年前の一家惨殺事件の犯人ちゃうかと。
ともなれば、早速デブリンの裏を洗うのかと思いきや、あっさりとデブリンに自分の正体と、調査していた事件、主人公を疑っている事を暴露する。
もうちょっと一策練ってから記憶喪失だと確信してくれよ。ぜんぜん頑固じゃねえじゃん。退職後も彼を狙う執念と、その前の生活描写においても頑固さを発揮していたのに。

そいで、彼曰く
「情報提供者は匿名だった。送り主はきっと奴だ。デブリン本人だ! 彼は記憶喪失に陥ったが、心の中にまだ一家殺しの犯人が生きていて、新しい家族をまた殺したくない。 だから俺に止めてくれと、送ってきたのだ。」
辞職した刑事が今も事件の捜査を続けているのを記憶喪失の主人公が知っている筈が無いだろうがと、
こんな無能なの退職させられて当然だわ。

この時点で視聴者が予測しえる送り主は冒頭で爛れた関係を持っていたヒロインの元情事相手に限定された。

しかし物語りは唐突に登場したボンテージマスクの連続レイプ犯による強引な展開へと運ばれていき、犯人は結局主人公という、意外性のかけらが無さ過ぎて除外されたラストへとしゃあしゃあと運ばれて終わり。劇中、銃弾のえじきとなったのは射殺される主人公ただ一人である。