@駄作
@っていうか、なぜこれを興行しようと思えた?
現在に至って平成『モスラ』シリーズは特撮ファンから無視されている。原因はその特殊効果の酷さにある。
『ゴジラVSデストロイア』でゴジラを休業させた東宝だったが、来年の正月に何を興行するのかと思いきや節操無く『モスラ』を発表。だれもが1961の大作『モスラ』のリメイクかその続編を想起させる予告編だったが、翌年、劇場に足を運べば、これがテッケレツのパァ(最低映画館風に)
おそらく平成ゴジラシリーズの半分かそれ以下の予算で制作されており、内容は子供向けにシフトチェンジ。
この「子供向け」というのが、昭和ゴジラの低迷の反省を全く活かしておらず、ただただ押し付けがましい教訓話を強引に引き合いにしながら続く、ショーモないホームドラマと、敵かモスラのいずれかが有利で面白みの無い戦いが続く。
「世代交代を明確に示す新・モスラ誕生」という本作の見せどころ流れに到るまでの全てが酷過ぎる。
翌年には、『モスラ2』を発表、大怪獣ガルーダよりも硫酸で漁師を焼き殺すヒトデの方がよっぽど怖いという本末転倒。
二作が子供に訴える「環境問題」については、子供に教えるというよりは、問題の解決を子供の将来に押し付けているようにさえ思える。
そしてトチ狂った東宝が最後に仕掛けたのがこの『モスラ3』である。
もはや内容はモスラでも子供向けでもない、『ゴッドマン』に近い。
3人の小美人の属性が『ゼルダの伝説』のトライフォースを盗用するに始まる。しかも本編に一切絡まない不要な設定。(当方の駄作評にて定着してきたが、糞映画の第一条件なんです。無意味な設定は)
続けて「嫌いな物を食べるのは自分に嘘を付いたことになる!」という小役の訴え。
しかもコレを黙々と聞き入れる父親が大仁田厚。とりあえずそんなガキ殴っとけよ!
で、我らがキングギドラ尊が上空を飛んで市街地をモリモリ破壊。ここはまあ面白い(約3分ちょっとカップラーメン作るときもこれで退屈しないね!)
しかし、キングギドラ尊の目的がセコ過ぎる。幼児誘拐だもん。
『学校の怪談』シリーズの妖怪と同じノリ。っていうかアレよりも特殊効果が酷い。子供がペラペラの紙みたいになってノイズが走って、ギドラ尊の富士樹海基地にワープする。あまりにも安っぽいぞこの特殊効果。小美人の一人がこの模様を「二億年も生きていたらこんな能力が身につくのか!」の一言で説明してしまうが全然意味がわからない。
小美人の珍プレーは他にもある、主人公に対面して、
小美人「お名前は」
「園田」
小美人「園田なにさん?」
「園田翔太」
迷子センターかよ!
この後も、子供たちを探して洞窟でさ迷う大仁田(以後、劇中で一切活躍はない)や、第一ラウンドでキングギドラに圧倒されたモスラに、園田翔太君が「がんばれ!」と声を賭けられると「キューン!キュワーン!」と相槌をを打つ律儀なモスラなど、ツッコミには事欠かない。
まあ、この辺はむしろ笑えるので許すが、本作は前記の通り特撮効果の酷さ故に、特撮ファンから無視されている。
その真骨頂たるが、タイムスリップして若い頃のキングギドラを殺そうってパート。
(『ゴジラVSキングギドラ』の頃に同じく、タイムパラドックスの考察は一切なされていない。キングギドラが恐竜を滅ぼしたという設定なのだが、キングギドラ倒したら恐竜が滅ばないので、未来が変わって人類栄へんやろが!)
ここ、恐竜も勿論出てきますが、新しい着ぐるみを作る予算なんざありません。挙句にCG技術を持っていないので、ミニチュアで再現しておるのですが、ほんと、油粘土かなんかで作られたとしか思えない悲惨な造詣(夏休みの工作みたいな)で、見ているこっちは発狂しそうになりました。恐竜も恐竜なら、セットもセットで、てんで駄目。トイレのタンクの上蛇口に石敷いてそこにひっつける椰子の木のオモチャみたいなのがアホみたいに植えられてる。
以上の やる気無い特撮を散々見せられた後に、キングギドラとモスラの第二ラウンドに突入すが、駆け引きや、怪獣プロレスの要素は一切なく、キングギドラにまったく見せ場の無いままに装甲化したモスラの圧勝で映画は終わる。
なお、本作のキングギドラとモスラの戦いは全て、富士の樹海で行われている。なにも破壊される対象もなく、盛り上がりのバトルは東宝特撮の醍醐味というものを一切体現できていない。
そんな平成モスラシリーズでも褒められる所はある、悪者の小美人ベルベラと、進化するモスラだ。前者は老け顔だが後年のゴスロリ萌を先駆けてるし、進化するモスラは紛いなりにも子供向けというコンセプトを生かした唯一の良設定だ(ポケモンのパクリでもな!)
しかし、ソレに付けても酷い。
本作を擁護する似非特撮ファン曰く、「低予算の割に頑張った」「子供向けのエンターテイメント」
だアホ。
低予算の割に頑張るって言うのは、愚にもつかないタイムスリップに恐竜の模型を映さないようにする為に、そこを省略できて初めて頑張ると言えるのだ。
そもそも平成ガメラシリーズの予算は5億円と、こちらも平成ゴジラシリーズの半分以下の予算なのだ。そいつと比べて本作はどうだ?お粗末すぎる。
彼らは云う、「平成ガメラは"子供向け"ではない。」と、私は当時、子供の時分に劇場で本作を見たはずだったのだが、100円でビデオ漁るまで本作の存在を忘れている。一方で平成ガメラ燦然と記憶の中に輝いている。故に本作は「子供向け」どころか「子供に忘れられる」映画になっている。面白くないからだ。
東宝が上記のような自称特ファンの支えがあると勘違いしてる以上。日本の特撮の未来はいくらガメラが頑張っても暗い。
2008年12月22日月曜日
「ゴジラVSキングギドラ」
この映画は私が人生で始めてみた映画であり、絶叫してつまみ出された映画でもある。
その時のゴジラとキングギドラが対峙するシーンいまでも鮮明に焼きついている。
しかし、その実態はあと5年でカルト化決定の馬鹿映画だった。
物語は“いきなり首取れて死んでる”この後の展開バラしまくりの
キングギドラ君の姿が映し出されると、次にタイトル。
直後、唐突に東京上空にUFOが現れてパニックが起こる。
で、わざわざ自衛隊とか呼んでも道路交通の迷惑にならない“北海道にどっか”
に着陸。ぞろぞろと来る自衛隊。
そしてUFOから3人の立体映像が、東京の国会に届く。
その3人の中に日本語がままならない若き日の“チャック・ウィルソン”
がいる。(しかも役名も“ウィルソン”とそのまんま)
彼ら曰く、自分たちは未来人で、日本を救うために来たと。
ゴジラによって日本が滅ぶからゴジラが誕生する前に、
ゴジラの元になった恐竜ゴジラザウルスを転送しよう。
と強引な提案する。
そこで偶然ゴジラザウルスの手がかりを取材したが“「ムー」”に記事を買って
もらえなかった主人公・寺沢。彼は後に自費出版でゴジラザウルスと
ゴジラの誕生の経緯を仮説した「ゴジラ誕生」を著していた。
未来人は1946年に生き残っていたゴジラザウルスを彼に確認してもらう
ために同行を願う。って・・・
1945,6年頃に恐竜がいたら確認するまでもなく
そいつだと思うんでうけど・・・
タイムマシンの中には不細工なグレムリンもどきが3匹もいてウザイです。
で1945年のゴジラザウルスの居た島ではアメリカ軍と日本軍が交戦中。
アメ公はタイムマシン目撃してものん気にも
「UFO?くだらねぇ。帰国したら息子にはなしてやれ“スピルバーグさん”」
・・・スピルバーグが「ET」とったのはこのおかげ?
で、ゴジラザウルスがなんやかんやでジャップ加担してにアメ公半殺しで相打ち。
このまま死んでなくってゴジラになったそうだ。
そこで
「よし、今のうちに日本海のどこかに転送しよう」
と、なぜか殺さず。日本海のどっか(しかも正確には太平洋日本近海)
に転送しました。
そして寺沢はなんの活躍というか役目も終えず帰還。
するとウィルソン
「ゴジラはしょうめつシマシター。ですが変わりにキングギドラが現れた。」
寺沢「なにぃ!キングギドラ!」
でも本人は割りと納得していました。唐突に登場した未知の単語のはずのキングギドラ。
やっぱキングギドラは偉大。
誕生した怪獣キングギドラは日本に上陸!破壊の限りを尽くす!
コレまでのトンチキチンぶりが嘘のような大迫力の映像!
なんとギドラは23世紀に世界一の超大国になった日本を弱いうち破壊するためにグレムリンもどきをゴジラと同じ核兵器被爆の突然変異で誕生させたのだった!
ええーーー!!
23世紀の発想が『アメリカン・サイコ』並にバブリー
ゴジラと同じ核兵器被爆の突然変異がポンポン起こったらどんだけ怪獣
誕生するねん。
というかこのプロセスで寺沢を呼んだ必要は!?
現代人一行もグレムリンもどきが臭いと考えていました。そして、
調子に乗ってる日本語がままならいチャック・ウィルソンに嫌気が差して
未来人の一人エミーが現代人に加担しました。
寺沢たちは日本海(太平洋だけど)に遺棄されたゴジラザウルスが、
遺棄した地点に偶然にも核汚染事故があった事実を知り、
ゴジラを復活させてキングギドラと対決させるという、
無謀というか無能な計画を実行に移しました。
そして復活したゴジラになんか知らんが異常な敵対心を見せるウィルソンは、
ホイホイとキングギドラをゴジラに向かわせました。
・・・ゴジラとギドラに同時多発的に日本を破壊させたらいいんじゃないのか?
その間現代人一行は、コレまでの特撮が嘘のようにショボイターミネーターもどき
が出てきたり、“レーザーガンで戦って”ウィルソンたちをゴジラに殺せさせました。
で、ゴジラとキングギドラの対決は大迫力なのですが・・・
“冒頭のアレ”が出落ちが気になって・・・
しかも、キングギドラ勝利確定の時になってお約束のコントロール装置が壊れて
気絶してしまって負けちゃいました。
昭和時代からリンチにあったりつくづく運のない怪獣です。
ゴジラの放射能熱戦によって真ん中の首をぶっ飛ばされたギドラは逃走するも
ゴジラの追い討ちでオホーツク海に沈みました。
その後、“何の対策も思いつかないままに自ら蘇らせたゴジラに成す術の無い日本”はゴジラに蹂躙!
エミーは“未来にいってキングギドラを蘇生させる”という不安な計画を抱いて
未来に帰りました。
その後は、ゴジラは日本列島を破壊しまくります。
そして首都に上陸したゴジラ!
東京都庁を派手に破壊していると
空から!
メカキングギドラなるキングギドラにバランスの悪いメタル装甲と、威厳に欠けるメカ制の真ん中首つけられた世にもあんまりな造詣でギドラが復活!
寺沢「エミーよくやった!」
エミー「コレからが本番よ。」
ど う し て わ ざ わ ざ 戦 闘 員 で も 無 い
エ ミ ー が 乗 っ て る の か ?
というか
タ イ ム マ シ ン で 首 都 入 る も っ と 前 の
時 間 に な ぜ 来 な か っ た の か ?
さぁ!
メカキングギドラとゴジラの戦い!
が、
金 属 装 甲 部 品 で 着 ぐ る み の 重 さ が 増 え
あ ま り 俊 敏 に は 動 け ま せ ん 。
ですが、なんとか“中の人の体力が持ってる内に”ゴジラと共に海に沈み
ました。
と、突っ込み所満載な作品なのですが、
特撮シーンの大迫力と“流行に便乗した描写”
実際観ていると“ツッコミどころ満載な上に超絶ハイテンポな話”なんので
案外どころかかなり楽しめる作品になっています。
その時のゴジラとキングギドラが対峙するシーンいまでも鮮明に焼きついている。
しかし、その実態はあと5年でカルト化決定の馬鹿映画だった。
物語は“いきなり首取れて死んでる”この後の展開バラしまくりの
キングギドラ君の姿が映し出されると、次にタイトル。
直後、唐突に東京上空にUFOが現れてパニックが起こる。
で、わざわざ自衛隊とか呼んでも道路交通の迷惑にならない“北海道にどっか”
に着陸。ぞろぞろと来る自衛隊。
そしてUFOから3人の立体映像が、東京の国会に届く。
その3人の中に日本語がままならない若き日の“チャック・ウィルソン”
がいる。(しかも役名も“ウィルソン”とそのまんま)
彼ら曰く、自分たちは未来人で、日本を救うために来たと。
ゴジラによって日本が滅ぶからゴジラが誕生する前に、
ゴジラの元になった恐竜ゴジラザウルスを転送しよう。
と強引な提案する。
そこで偶然ゴジラザウルスの手がかりを取材したが“「ムー」”に記事を買って
もらえなかった主人公・寺沢。彼は後に自費出版でゴジラザウルスと
ゴジラの誕生の経緯を仮説した「ゴジラ誕生」を著していた。
未来人は1946年に生き残っていたゴジラザウルスを彼に確認してもらう
ために同行を願う。って・・・
1945,6年頃に恐竜がいたら確認するまでもなく
そいつだと思うんでうけど・・・
タイムマシンの中には不細工なグレムリンもどきが3匹もいてウザイです。
で1945年のゴジラザウルスの居た島ではアメリカ軍と日本軍が交戦中。
アメ公はタイムマシン目撃してものん気にも
「UFO?くだらねぇ。帰国したら息子にはなしてやれ“スピルバーグさん”」
・・・スピルバーグが「ET」とったのはこのおかげ?
で、ゴジラザウルスがなんやかんやでジャップ加担してにアメ公半殺しで相打ち。
このまま死んでなくってゴジラになったそうだ。
そこで
「よし、今のうちに日本海のどこかに転送しよう」
と、なぜか殺さず。日本海のどっか(しかも正確には太平洋日本近海)
に転送しました。
そして寺沢はなんの活躍というか役目も終えず帰還。
するとウィルソン
「ゴジラはしょうめつシマシター。ですが変わりにキングギドラが現れた。」
寺沢「なにぃ!キングギドラ!」
でも本人は割りと納得していました。唐突に登場した未知の単語のはずのキングギドラ。
やっぱキングギドラは偉大。
誕生した怪獣キングギドラは日本に上陸!破壊の限りを尽くす!
コレまでのトンチキチンぶりが嘘のような大迫力の映像!
なんとギドラは23世紀に世界一の超大国になった日本を弱いうち破壊するためにグレムリンもどきをゴジラと同じ核兵器被爆の突然変異で誕生させたのだった!
ええーーー!!
23世紀の発想が『アメリカン・サイコ』並にバブリー
ゴジラと同じ核兵器被爆の突然変異がポンポン起こったらどんだけ怪獣
誕生するねん。
というかこのプロセスで寺沢を呼んだ必要は!?
現代人一行もグレムリンもどきが臭いと考えていました。そして、
調子に乗ってる日本語がままならいチャック・ウィルソンに嫌気が差して
未来人の一人エミーが現代人に加担しました。
寺沢たちは日本海(太平洋だけど)に遺棄されたゴジラザウルスが、
遺棄した地点に偶然にも核汚染事故があった事実を知り、
ゴジラを復活させてキングギドラと対決させるという、
無謀というか無能な計画を実行に移しました。
そして復活したゴジラになんか知らんが異常な敵対心を見せるウィルソンは、
ホイホイとキングギドラをゴジラに向かわせました。
・・・ゴジラとギドラに同時多発的に日本を破壊させたらいいんじゃないのか?
その間現代人一行は、コレまでの特撮が嘘のようにショボイターミネーターもどき
が出てきたり、“レーザーガンで戦って”ウィルソンたちをゴジラに殺せさせました。
で、ゴジラとキングギドラの対決は大迫力なのですが・・・
“冒頭のアレ”が出落ちが気になって・・・
しかも、キングギドラ勝利確定の時になってお約束のコントロール装置が壊れて
気絶してしまって負けちゃいました。
昭和時代からリンチにあったりつくづく運のない怪獣です。
ゴジラの放射能熱戦によって真ん中の首をぶっ飛ばされたギドラは逃走するも
ゴジラの追い討ちでオホーツク海に沈みました。
その後、“何の対策も思いつかないままに自ら蘇らせたゴジラに成す術の無い日本”はゴジラに蹂躙!
エミーは“未来にいってキングギドラを蘇生させる”という不安な計画を抱いて
未来に帰りました。
その後は、ゴジラは日本列島を破壊しまくります。
そして首都に上陸したゴジラ!
東京都庁を派手に破壊していると
空から!
メカキングギドラなるキングギドラにバランスの悪いメタル装甲と、威厳に欠けるメカ制の真ん中首つけられた世にもあんまりな造詣でギドラが復活!
寺沢「エミーよくやった!」
エミー「コレからが本番よ。」
ど う し て わ ざ わ ざ 戦 闘 員 で も 無 い
エ ミ ー が 乗 っ て る の か ?
というか
タ イ ム マ シ ン で 首 都 入 る も っ と 前 の
時 間 に な ぜ 来 な か っ た の か ?
さぁ!
メカキングギドラとゴジラの戦い!
が、
金 属 装 甲 部 品 で 着 ぐ る み の 重 さ が 増 え
あ ま り 俊 敏 に は 動 け ま せ ん 。
ですが、なんとか“中の人の体力が持ってる内に”ゴジラと共に海に沈み
ました。
と、突っ込み所満載な作品なのですが、
特撮シーンの大迫力と“流行に便乗した描写”
実際観ていると“ツッコミどころ満載な上に超絶ハイテンポな話”なんので
案外どころかかなり楽しめる作品になっています。
2008年12月6日土曜日
「ゴジラ」(84版)
9年ぶりの新作、SFブーム、米ソ冷戦期などなどの特殊な事情により、ゴジラシリーズとしても、怪獣映画としてもカナリの異色作となってしまい、賛否が現在も特撮オタクの間でやいのやいのうるさい事になっているが、私は異色作だからこそ本作に一票。
本作、大人向け(つまり一般大衆向け)のゴジラを撮ろうと奮起するあまりに、映画全体が終始暗い、冷たい、重い。三拍子の空気で構成されている。
しかし、これらは結果として、新生ゴジラに不気味さ、おどろおどろしさ、体重3万トンの重厚感を与えており、恐怖の象徴としての怪獣の二文字に相応しいものとなっており、その破壊描写もどこか陰惨だ。
怖いゴジラ単騎を描くのならばこういうのは全然アリだろう。
ドラマ面では、ゴジラが国際的問題として取り上げられ、核を使うか否かという論議にまで発展するなど政治戦略的な場面が盛り込まれ、逃げ遅れた主人公一向のゴジラの襲撃を受ける東京のビルからの脱出はゴジラの被害を被る個人を描いた試みも評価されるべきだろう。
ただ、良い所ばかりではない、都心へとゴジラを誘導する自衛隊。ゴジラが来てるのに運行する新幹線。核兵器を結局使うソ連。など等、
撮りたい画の為に理性を失ったスタッフの暴走が伺える。
ただし、出来上がった映像は迫力満点。名場面の連発なので仕方が無い。
ただ、この辺の問題を解消していたならば娯楽作以上の評価を得ただろう。
本作、大人向け(つまり一般大衆向け)のゴジラを撮ろうと奮起するあまりに、映画全体が終始暗い、冷たい、重い。三拍子の空気で構成されている。
しかし、これらは結果として、新生ゴジラに不気味さ、おどろおどろしさ、体重3万トンの重厚感を与えており、恐怖の象徴としての怪獣の二文字に相応しいものとなっており、その破壊描写もどこか陰惨だ。
怖いゴジラ単騎を描くのならばこういうのは全然アリだろう。
ドラマ面では、ゴジラが国際的問題として取り上げられ、核を使うか否かという論議にまで発展するなど政治戦略的な場面が盛り込まれ、逃げ遅れた主人公一向のゴジラの襲撃を受ける東京のビルからの脱出はゴジラの被害を被る個人を描いた試みも評価されるべきだろう。
ただ、良い所ばかりではない、都心へとゴジラを誘導する自衛隊。ゴジラが来てるのに運行する新幹線。核兵器を結局使うソ連。など等、
撮りたい画の為に理性を失ったスタッフの暴走が伺える。
ただし、出来上がった映像は迫力満点。名場面の連発なので仕方が無い。
ただ、この辺の問題を解消していたならば娯楽作以上の評価を得ただろう。
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