2009年9月6日日曜日

ミッキー・ノックス/マロリー・ノックス


映画『ナチュラル・ボーン・キラーズ』に登場
チンピラ風の肉屋の兄ちゃんミッキーは、当時父親に性的虐待を受けたマロリーとお互いに一目惚れ。
マロリーと共に父親一家を虐殺した後、マロリーと共に無軌道な人間狩りを開始。三週間で52を殺害する。
しかし、逃亡中に成り行きで隠者のような生活をしていたインディアンから家に招かれる。
皮肉な事に、メディアによって脚色された凶悪犯であった二人を、何も知らない隠者は何処かで哀みを感じる。
さらに皮肉なことにミッキーはこの日、父親の自殺、そして義理の父からの虐待のトラウマを夢で見てしまい、
寝ぼけて隠者を殺害。「殺すべきではなかった」と叫ぶマロリーと口論の末、二人はガラガラ蛇に噛まれ、
駆け込んだ薬局で銃撃戦の末逮捕される。
その後、1年、二人は同じ刑務所で別の独房で文通のみを心の支えに生きていたが、ミッキーのTVインタビューが切欠となり、
刑務所内で暴動が発生。ミッキーはそれを知らずに、護衛の警官に隙を作ってショットガンを奪い、マロリーと共に脱獄に成功。
その後の足取りは不明。

ミッキー・ノックス
知力・・・・・・6(機転・5 計画・1)
学力・・・・・・0(文系・0 理系・0)
技能・・・・・・4(アナログ・2 デジタル・2)
武力・・・・・・8(武器・5 格闘・3)
生命力・・・・・10(肉体・5 精神・5)
政治力・・・・・4(指導・2 交渉・2)
権力・・・・・・3(地位・0 影響力・3)「生放送インタビューで刑務所内に暴動を引き起こす」
性質・・・・・・9(度胸・5 冷酷・4)
ルックス・・・・・・8(美しさ・4 怖さ・4)

カリスマ・・・・・9(オーラ・5 威圧感・4)
運・・・・・・・10(チャンス・5 ピンチ・5)

総合能力値 79(A)

兎に角よくキザったらしい言葉を延々と喋る男で、映画の実態が「俺様は何故、ナチュラルボーンキラーなのか?」に近く、自身も過去に父親の自殺に加え、義理の父親の暴力を受けており、肉屋の雑用に落ちぶれていた。
そうなると「ナチュラル・ボーン・キラー」などとは程遠く、また彼の正体を知らずに家に招いたインディアンの隠者曰く「誰からも救済を拒んでいる。」等、もはや彼の徹底的な悪意はある種のマゾヒズムに直結してるとさえ思え、そうなると派手な犯行は露悪趣味でしかない。
しかし、徹底的に「ナチュラル・ボーン・キラー」に成ろうと試みる執念とあくまで余裕を決める姿、最大の武器であるお弁舌が凄まじく、転じてTVを通して大衆にも解り易いキチガイ像を確立。
最後まで大衆に勝ち続けた殺人鬼であった。
なお、コロンバイン高校銃乱射事件の犯人もこの男の影響を受けており、刑務所内のインタビューを暗記していたという。
もう一人影響を受けた作品が「POSTAL」だったというが、「POSTAL2」でキャラクター付けされたポスタル・デュードではどうだっただろうか?

マロリー・ノックス
知力・・・・・・2(機転・2 計画・0)
学力・・・・・・0(文系・0 理系・0)
技能・・・・・・4(アナログ・2 デジタル・2)
武力・・・・・・7(武器・5 格闘・2)
生命力・・・・・10(肉体・5 精神・5)
政治力・・・・・0(指導・0 交渉・0)
権力・・・・・・0(地位・0 影響力・0)
性質・・・・・・8(度胸・3 冷酷・5)
ルックス・・・・・・9(美しさ・4 怖さ・5)

カリスマ・・・・・7(オーラ・2 威圧感・5)
運・・・・・・・10(チャンス・5 ピンチ・5)

相力能力値 59(C)
凶暴極まりない真性のキチガイ女。ベラベラ喋るミッキーとは逆に、その凶暴さは「ナチュラルボーンキラー」に相応しいのだが、知性というものを一切感じさせず、野獣と形容すべきが正しい。
ミッキーの影響を直に受けており、ミッキーと自分以外は本気で虫ケラと思い込んでいる節があり、さらにミッキーよりも残忍な節があり、トドメに自身を絶対的なサディストと思い込んでいる節がある。
結論を言えば、幼少期の虐待のトラウマを抱える男(ミッキー)の“理想のナチュラル・ボーン・キラー像”と“理想の恋人像”を同居させた不健全極まりない存在。
その知性を除いては上記の彼の身勝手マゾヒズムを満たすサディストとして大変危険な存在なのだが、伴侶というよりも本体とも言うべきミッキーと離れた1年間の刑務所生活の結果は宙に浮いたアホを地で行っていた。

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