@忍者アクションとしては次第点
@脚本は最低
キャシャーンから見えにくかったアクションシーンは大進歩した。しかしCGが進歩していないコレが『無双シリーズ』よりも前なら評価もかわったが、シンメトリー構図の多さは引き出しの少なさを露呈してしまった感は否めない。
五右衛門の泥棒としての活躍は序盤にとどまっており(しかもそれが『カリオストロの城』にオマージュで終わっている)
基本、それなりの映画なのだが、アラが尖っている。面白さに尖った点はない。
私的に本作の失敗は終盤で登場人物全員がアホになってまう点が大きい。
・才蔵の家族が襲撃させると何故か予測していない五右衛門(石田三成が序盤で耳に入ってる。)
・立身出世が目的でいたにも関わらず死ぬ間際に世界平和を唱える才蔵。
他にも色々とあるが、 最終決戦手前の盛り上がりとも言うべき場所でのこの失敗は本作の評価を大幅に下げざるを得ない。というか、才蔵の演説よりも、その後に赤子を釜に放り投げる秀吉の方が圧倒的にインパクトがあった。演説の内容なぞみんな忘れる。
紀里谷和明監督は、素直に高いポテンシャルを持ってる“天才”に部類する監督だと思う。しかし登場人物が唱う世界平和だが、登場人物たちが戦う戦場ではどんな派手な戦闘シーン・流血シーンにも暴力的感情が込められていない。主人公が常に反体制側であるにも関わらず反体制を貫く“野蛮”なエネルギーに欠けている。
これらは彼の坊ちゃん気質に起因するものであると断言する。温室育ちで、映画撮らなくても食っていける。(彼の出身を鏡見れば革命家にでも成れば良かったのに)
本作でお尋ね者のアナーキストの筈の五右衛門が鳥の肉を食うシーンで、鳥の骨までしゃぶる事は無く、柔らかくて美味しそうな部分だけ食べて「ごちそうさん」という。
坊ちゃん監督の性格的な甘さがよく出ていたシーンだと私は断言する。
私が前期の作品の平和論が頭が悪いと評したのはそういう事ではない。徳川家康に天下の太平を約束させた五右衛門などは、キャシャーンの無意味かつ意味不明なバッドエンドからは随分飛躍できたと思う。しかし、途中から付いてきた子役は完全に蛇足な上に、支離滅裂な五右衛門の説教でその必要性は皆無だったりと、性善説を描こうとした結果登場人物が白痴化するという前例多々ある最低要素の一本。『モスラ3』の白亜紀編と同じでやらないほうが出来がよいのだ。
というか、本作の一番の見所はCGも何も使っていない、 平 幹二朗が人肉料理にされるシーンである。このシーンだけで「この映画見てよかった。」と思わせてくれるのだから紀里谷さんはもっと野蛮になるべき。
2010年10月20日水曜日
エクスペンダブルズ
@超快作
『ランボー/最後の戦場』を彷彿とさせる血飛沫が多数見受けられるが想像以上に牧歌的というか旧態然なアクション映画に仕上がっている。否、堅実というべきか。ともあれ圧倒的な豪華キャストを惜しみなく、ふんだんに映画に参加させている。80年代~90年代を代表するアクションスター揃い踏みのメモリアル作品にして出来過ぎと評すべきだろう。いや、むしろそのコンセプトとしては80年代のアクション映画のスタイルに忠実である事がミソなのだ。
豪華キャストといえど、メインを絞ればスタローン、ジェット・リー、ジェイソン・ステイサムの3人となる。しかし脇を固めるキャストも彼らも志は同じにみえた、これまでどおり全力で役に望んでいる。それも変に意気込んだ演技力などではなく彼らが個々に持っている俳優力をもってしてだ。どんな役をやろうとスタローンはスタローンであり、ジェット・リーはジェット・リーなのだそれが観客の見たい全てなのだからだ。
脚本やら詩的な演出は端から期待していないし概ね凡庸だった(不覚にもスライとミッキー・ロークの語らいにはジ~ンと来たが)が、そこもこの映画のミソだ。随所に挿入されるアクションシーンに趣を置いて映画の尺は90分を保っている。王道の90分を貫いているのだ。 これはむしろ評価すべきである。
この映画の唯一の問題は、シルベスタ・スタローン以下、どいつもこいつも滅茶苦茶強そうにも関わらず、敵勢力があまりにも力不足であるといわざるを得ない。『コマンドー』におけるベネットに相当する身体的な攻撃力の差を覆すような敵が明らかに必要だった。
黒幕と言えば、『ダークナイト』でトゥーフェイスにあっさり殺されたエリック・ロバーツ。
弱い。
終盤では『タイムクライシス』のワイルド・ドッグを彷彿とさせる、計画破綻→ヒロイン連れて高飛びという負けフラグ全開でエクスペンダブルズに挑むが、自爆する事もなく死ぬ。弱い。
離叛したドルフ・ラングレンがエリック派に着いている時点ではいよいよ厄介な相手に思えるのだが、ドルフとジェット・リーの夢の対決(少なくともドルフのファンにとっては)が実現した後、退場してしまう(どっちが勝ったのかは映画を見てね。)
そういう意味では私的にはドルフ・ラングレンが一番、役得だったようにも思える。ジョークが通じるいつも(B級アクション映画)のドルフも、クレイジーで野蛮な悪党ドルフにも見せ場があったし、この映画に強敵を求めていた観客は誰も彼の退場を惜しんでいたに違いない。
『ランボー/最後の戦場』を彷彿とさせる血飛沫が多数見受けられるが想像以上に牧歌的というか旧態然なアクション映画に仕上がっている。否、堅実というべきか。ともあれ圧倒的な豪華キャストを惜しみなく、ふんだんに映画に参加させている。80年代~90年代を代表するアクションスター揃い踏みのメモリアル作品にして出来過ぎと評すべきだろう。いや、むしろそのコンセプトとしては80年代のアクション映画のスタイルに忠実である事がミソなのだ。
豪華キャストといえど、メインを絞ればスタローン、ジェット・リー、ジェイソン・ステイサムの3人となる。しかし脇を固めるキャストも彼らも志は同じにみえた、これまでどおり全力で役に望んでいる。それも変に意気込んだ演技力などではなく彼らが個々に持っている俳優力をもってしてだ。どんな役をやろうとスタローンはスタローンであり、ジェット・リーはジェット・リーなのだそれが観客の見たい全てなのだからだ。
脚本やら詩的な演出は端から期待していないし概ね凡庸だった(不覚にもスライとミッキー・ロークの語らいにはジ~ンと来たが)が、そこもこの映画のミソだ。随所に挿入されるアクションシーンに趣を置いて映画の尺は90分を保っている。王道の90分を貫いているのだ。 これはむしろ評価すべきである。
この映画の唯一の問題は、シルベスタ・スタローン以下、どいつもこいつも滅茶苦茶強そうにも関わらず、敵勢力があまりにも力不足であるといわざるを得ない。『コマンドー』におけるベネットに相当する身体的な攻撃力の差を覆すような敵が明らかに必要だった。
黒幕と言えば、『ダークナイト』でトゥーフェイスにあっさり殺されたエリック・ロバーツ。
弱い。
終盤では『タイムクライシス』のワイルド・ドッグを彷彿とさせる、計画破綻→ヒロイン連れて高飛びという負けフラグ全開でエクスペンダブルズに挑むが、自爆する事もなく死ぬ。弱い。
離叛したドルフ・ラングレンがエリック派に着いている時点ではいよいよ厄介な相手に思えるのだが、ドルフとジェット・リーの夢の対決(少なくともドルフのファンにとっては)が実現した後、退場してしまう(どっちが勝ったのかは映画を見てね。)
そういう意味では私的にはドルフ・ラングレンが一番、役得だったようにも思える。ジョークが通じるいつも(B級アクション映画)のドルフも、クレイジーで野蛮な悪党ドルフにも見せ場があったし、この映画に強敵を求めていた観客は誰も彼の退場を惜しんでいたに違いない。
2010年4月1日木曜日
アバター
@凡作
@映像は凄いよ・・・
@でもやっぱ・・・凡作
*ストーリー
話の筋はまんまドルフ閣下の『レッド・スコルピオン』か『メン・オブ・ウォー』。
特殊部隊、敵陣に潜入→あろうことか敵に情を移す→お上に対して無謀な戦いを挑む
という俗に言う白人酋長もの。『ラスト・サムライ』などもこの部類に入る。
白人至上主義として一部の人間に好まれていない(誰とは云わんが)
しかしだ、キリスト教圏における多神教の存在の容認はともかくとして、その享受は長年に渡りタブーであった、そこで一概に白人至上主義と批判するのは如何なものか?
そういう訳で私は『レッド・スコルピオン』と『ラスト・サムライ』は堂々と好きな映画だと言い張っている。
でも『レッド・スコルピオン』か『メン・オブ・ウォー』でアカデミー賞は無謀だろう。
構想十年かけて『レッド・スコルピオン』から進化してないってのは痛すぎるだろう。
しかも3時間。
*登場人物
『T4』でファンを量産したマーカス君ことサム・ワーシントンが、下半身不随の主人公を演じる。
シガニー・ウィバー演じる博士とミシェル・ロドリゲス演じる運び屋が本気を出したら、出番無さそうだが、宇宙人の培養体操るアバターによって、やんちゃしまくる。
ここまではいいが、軍上層部の体育会系気質はどうしたものか?体育会計つっても部活のノリ、ラグビー部あたり。向こうじゃアメフト部か?
アンチ体育会系にしても稚拙すぎる。なんて言ったらいいか3時間かける割にB級映画の悪役よりも“いかにも”な悪役。つーか、いじめに興じる不良つーか・・・・・・キャメロンよ、しっかりしろ!
3時間もあるんだからがんばってカーツ大佐(地獄の黙示録)、ロンゲーナ大佐(怒首領蜂)、スチュワート大佐(ダイハード2)並みの極悪非道すぎて息が出来なくなるような体育会系を用意しとけや!
*CG
CGによる自然環境の人口製造は難しいと本作にて確信。
本作のメカニック描写は3D効果もあいまって秀逸だったが、自然環境というのはいかんせん、いびつな物であり、なかなかキレイに纏まっていない。故に、人間の視角に纏まった綺麗に見える背景がボンボン連発することで、皮肉にも世界観のリアリティーが消失していってしまった感は否めない。
@映像は凄いよ・・・
@でもやっぱ・・・凡作
*ストーリー
話の筋はまんまドルフ閣下の『レッド・スコルピオン』か『メン・オブ・ウォー』。
特殊部隊、敵陣に潜入→あろうことか敵に情を移す→お上に対して無謀な戦いを挑む
という俗に言う白人酋長もの。『ラスト・サムライ』などもこの部類に入る。
白人至上主義として一部の人間に好まれていない(誰とは云わんが)
しかしだ、キリスト教圏における多神教の存在の容認はともかくとして、その享受は長年に渡りタブーであった、そこで一概に白人至上主義と批判するのは如何なものか?
そういう訳で私は『レッド・スコルピオン』と『ラスト・サムライ』は堂々と好きな映画だと言い張っている。
でも『レッド・スコルピオン』か『メン・オブ・ウォー』でアカデミー賞は無謀だろう。
構想十年かけて『レッド・スコルピオン』から進化してないってのは痛すぎるだろう。
しかも3時間。
*登場人物
『T4』でファンを量産したマーカス君ことサム・ワーシントンが、下半身不随の主人公を演じる。
シガニー・ウィバー演じる博士とミシェル・ロドリゲス演じる運び屋が本気を出したら、出番無さそうだが、宇宙人の培養体操るアバターによって、やんちゃしまくる。
ここまではいいが、軍上層部の体育会系気質はどうしたものか?体育会計つっても部活のノリ、ラグビー部あたり。向こうじゃアメフト部か?
アンチ体育会系にしても稚拙すぎる。なんて言ったらいいか3時間かける割にB級映画の悪役よりも“いかにも”な悪役。つーか、いじめに興じる不良つーか・・・・・・キャメロンよ、しっかりしろ!
3時間もあるんだからがんばってカーツ大佐(地獄の黙示録)、ロンゲーナ大佐(怒首領蜂)、スチュワート大佐(ダイハード2)並みの極悪非道すぎて息が出来なくなるような体育会系を用意しとけや!
*CG
CGによる自然環境の人口製造は難しいと本作にて確信。
本作のメカニック描写は3D効果もあいまって秀逸だったが、自然環境というのはいかんせん、いびつな物であり、なかなかキレイに纏まっていない。故に、人間の視角に纏まった綺麗に見える背景がボンボン連発することで、皮肉にも世界観のリアリティーが消失していってしまった感は否めない。
2010年3月22日月曜日
JM
@凡作
『マトリックス』のヒット以降、その致命的なダサさで再認識された映画。
キアヌ・リーブス演じる行き当たりばったりな記憶屋の近未来バイオレンスの触れ込みながら、設定倒れしたストーリーの頭の悪さ、ビートたけし、ドルフ・ラングレン、アイス-T等、謎過ぎるキャスティング。そしてダサさで興行的惨敗した。
初期のシャ乱Qとかメタリカのデビュー盤とかマノウォーとかXジャンプとかジャクスン・ジョーカーそんなダサさじゃない。要するに褒められるダサさではない。『北斗の拳』の雑魚など世紀末ファッショとか、指からレーザーカッターとかファミコンのパワグローブ状の操作デバイスとか、バーチャルボーイ状のインターフェイスとか、そもそも脳味噌を利用してデータを運搬とか……壮絶にズレた未来予想。
サイバーパンクって言葉を辞書引かずに、語感だけで妄想するとこんな感じのダサさになる。
そんな独特(というよりも安直)な世界観なんぞよりも、キアヌの行き当たりばったりさには泣けてくる。
開始十分も無いのに観客が彼についていけなるなる珍シーンに移る。
キ「俺の脳の記憶容量は80GBだ、約束した記憶容量4倍化装置は手にいれたんだろうな?」
「すまん、2倍化装置なら用意できた。」
キ「この野郎、足りないだろうが、まあいい無いよりマシだ、これで俺の記憶容量は160GBだ」
↓
依頼人「運んで貰う情報量は320GBだ」
キ「(内心ビビリつつ)大丈夫だはじめよう」
↓
キ「早くデータを脳から出さないと死んじゃう!」
こんな感情移入の余地の無いアホが手に入れたデータを狙うのがビートたけし演じるヤクザとドルフ・ラングレン演じるカルト宗教の教祖
ドルフに至っては、キアヌがマジビビリして、格闘シーン無しという逸話つきだ!
キアヌ・リーブスがビートたけしとドルフ・ラングレンに襲われるってなんやねん。
そんな状態のキアヌを助けるのがアイス-Tって頼りなさ過ぎるだろ!そんなアイス-Tの尊敬するリーダーは麻薬中毒のイルカ。
魚じゃん!哺乳類でも食料じゃん!頭良くても魚じゃん!頭良くても麻薬中毒じゃん!麻薬中毒の食べれないじゃん!
『フェノミナ』に出てきたチンパンジーの方がまだ役に立つわ!
Tがギャングスタラッパーかなんかしらんが、映画的にはたけしとドルフなんて緋蜂改ですから。
ビックバイパー・キアヌがオプションにアイスとイルカのみで緋蜂改に挑んでるんですよ!
ま、たけしが自滅して、キアヌが勝つんだけど。ドルフが黒焦げになって世界に平和が訪れるんだけど。
余談・映画版『電車男』では、マトリックスと本作を一緒くたにした演出がラストに存在する。
『マトリックス』のヒット以降、その致命的なダサさで再認識された映画。
キアヌ・リーブス演じる行き当たりばったりな記憶屋の近未来バイオレンスの触れ込みながら、設定倒れしたストーリーの頭の悪さ、ビートたけし、ドルフ・ラングレン、アイス-T等、謎過ぎるキャスティング。そしてダサさで興行的惨敗した。
初期のシャ乱Qとかメタリカのデビュー盤とかマノウォーとかXジャンプとかジャクスン・ジョーカーそんなダサさじゃない。要するに褒められるダサさではない。『北斗の拳』の雑魚など世紀末ファッショとか、指からレーザーカッターとかファミコンのパワグローブ状の操作デバイスとか、バーチャルボーイ状のインターフェイスとか、そもそも脳味噌を利用してデータを運搬とか……壮絶にズレた未来予想。
サイバーパンクって言葉を辞書引かずに、語感だけで妄想するとこんな感じのダサさになる。
そんな独特(というよりも安直)な世界観なんぞよりも、キアヌの行き当たりばったりさには泣けてくる。
開始十分も無いのに観客が彼についていけなるなる珍シーンに移る。
キ「俺の脳の記憶容量は80GBだ、約束した記憶容量4倍化装置は手にいれたんだろうな?」
「すまん、2倍化装置なら用意できた。」
キ「この野郎、足りないだろうが、まあいい無いよりマシだ、これで俺の記憶容量は160GBだ」
↓
依頼人「運んで貰う情報量は320GBだ」
キ「(内心ビビリつつ)大丈夫だはじめよう」
↓
キ「早くデータを脳から出さないと死んじゃう!」
こんな感情移入の余地の無いアホが手に入れたデータを狙うのがビートたけし演じるヤクザとドルフ・ラングレン演じるカルト宗教の教祖
ドルフに至っては、キアヌがマジビビリして、格闘シーン無しという逸話つきだ!
キアヌ・リーブスがビートたけしとドルフ・ラングレンに襲われるってなんやねん。
そんな状態のキアヌを助けるのがアイス-Tって頼りなさ過ぎるだろ!そんなアイス-Tの尊敬するリーダーは麻薬中毒のイルカ。
魚じゃん!哺乳類でも食料じゃん!頭良くても魚じゃん!頭良くても麻薬中毒じゃん!麻薬中毒の食べれないじゃん!
『フェノミナ』に出てきたチンパンジーの方がまだ役に立つわ!
Tがギャングスタラッパーかなんかしらんが、映画的にはたけしとドルフなんて緋蜂改ですから。
ビックバイパー・キアヌがオプションにアイスとイルカのみで緋蜂改に挑んでるんですよ!
ま、たけしが自滅して、キアヌが勝つんだけど。ドルフが黒焦げになって世界に平和が訪れるんだけど。
余談・映画版『電車男』では、マトリックスと本作を一緒くたにした演出がラストに存在する。
2010年3月21日日曜日
スーパーマグナム
@超快作
『狼よさらば』『ロサンゼルス』の二作はブロンソンのベストアクトにしばしば挙げられる。
妻子を蹂躙され悲しみ・怒りに支配された主人公ポール・ガーシーの孤独な無差別復讐劇は観客に強烈な印象を与えた。ガーシーの悲しみを深めつづける戦いに皆胸を打たれたことだろう。
本作『スーパーマグナム』は、そんな孤独な戦いを挑み続けていたポール・ガーシーを所謂バカ映画にシリーズをシフトチェンジした事で救った(?)映画である。
『ロサンゼルス』のラストの銃声。ガーシーがクライムハンターとして生きる覚悟を決めた事を暗示させていたが、本作において描かれるガーシーはプロのワンマン自警団云々というよりも、発狂したとしか思えない強烈な意志のありさまを見せつける。
NYに戻ってきたガーシー、しかし時はまさに世紀末(にしか見えない)。町のチンピラどもは『狼よさらば』時代以上に凶暴(というか頭が悪くなって)に暴虐の限りを尽くしていた。
ガーシーは誤認逮捕を経て、NYの治安回復に絶望を感じていた警察署長直々に悪党狩りの密約を結ぶ。
作中でガーシーはワンマン自警団として都市伝説状態で伝承しており、地元住民から期待されて迎え入れられる。
ガーシーは早速「友達のウィルディを呼ぼう」と、電話をかけると、後日、通信販売から.475ウィルディマグナムなる極殺兵器を購入-Purchase-
カメラや新車を囮にしてまで悪党を狩り殺しまくる。その様は満足な仕事ができた伝統工芸士のような表情である。果てに民家に罠まで設置。暴徒VSガーシーの戦いは激化の一途を辿り、ついに暴徒は、ガーシーを殺すためだけの暴走族連合を結成し、通り魔的に火炎瓶やら手榴弾やらで町中攻撃、女は犯され、家は燃やされる。
そんな暴動状態のNYでガーシーは地元住民の朝鮮帰還兵が隠し持っていたM1919重機関銃なる最終鬼畜兵器を開放し、通信販売で追加購入したロケットランチャーなる獄滅極戮至高兵器をもってして、暴徒を圧倒的な弾幕で虐殺しまくる……
此処に来て御歳64歳(ブロンソンの年齢)ポール・ガーシーは哀愁など女々しいとばかりに、圧倒的な火力を躊躇なく噴射する危険極めた猛毒老人となっている。
実は殺人に快楽を見出してしまったのか?第一作で暗示されていた野獣の魂が目覚めきったのか?いずれにしろポール・ガーシーは悲しみを経てヒーローとなったのである。映画の出来が恐ろしく雑なのは認めるが、なんか素敵だ。本文、冒頭でバカ映画と形容したが、素敵な映画だと思うよ。俺は。
『狼よさらば』『ロサンゼルス』の二作はブロンソンのベストアクトにしばしば挙げられる。
妻子を蹂躙され悲しみ・怒りに支配された主人公ポール・ガーシーの孤独な無差別復讐劇は観客に強烈な印象を与えた。ガーシーの悲しみを深めつづける戦いに皆胸を打たれたことだろう。
本作『スーパーマグナム』は、そんな孤独な戦いを挑み続けていたポール・ガーシーを所謂バカ映画にシリーズをシフトチェンジした事で救った(?)映画である。
『ロサンゼルス』のラストの銃声。ガーシーがクライムハンターとして生きる覚悟を決めた事を暗示させていたが、本作において描かれるガーシーはプロのワンマン自警団云々というよりも、発狂したとしか思えない強烈な意志のありさまを見せつける。
NYに戻ってきたガーシー、しかし時はまさに世紀末(にしか見えない)。町のチンピラどもは『狼よさらば』時代以上に凶暴(というか頭が悪くなって)に暴虐の限りを尽くしていた。
ガーシーは誤認逮捕を経て、NYの治安回復に絶望を感じていた警察署長直々に悪党狩りの密約を結ぶ。
作中でガーシーはワンマン自警団として都市伝説状態で伝承しており、地元住民から期待されて迎え入れられる。
ガーシーは早速「友達のウィルディを呼ぼう」と、電話をかけると、後日、通信販売から.475ウィルディマグナムなる極殺兵器を購入-Purchase-
カメラや新車を囮にしてまで悪党を狩り殺しまくる。その様は満足な仕事ができた伝統工芸士のような表情である。果てに民家に罠まで設置。暴徒VSガーシーの戦いは激化の一途を辿り、ついに暴徒は、ガーシーを殺すためだけの暴走族連合を結成し、通り魔的に火炎瓶やら手榴弾やらで町中攻撃、女は犯され、家は燃やされる。
そんな暴動状態のNYでガーシーは地元住民の朝鮮帰還兵が隠し持っていたM1919重機関銃なる最終鬼畜兵器を開放し、通信販売で追加購入したロケットランチャーなる獄滅極戮至高兵器をもってして、暴徒を圧倒的な弾幕で虐殺しまくる……
此処に来て御歳64歳(ブロンソンの年齢)ポール・ガーシーは哀愁など女々しいとばかりに、圧倒的な火力を躊躇なく噴射する危険極めた猛毒老人となっている。
実は殺人に快楽を見出してしまったのか?第一作で暗示されていた野獣の魂が目覚めきったのか?いずれにしろポール・ガーシーは悲しみを経てヒーローとなったのである。映画の出来が恐ろしく雑なのは認めるが、なんか素敵だ。本文、冒頭でバカ映画と形容したが、素敵な映画だと思うよ。俺は。
2009年8月11日火曜日
東京残酷警察
@傑作
『片腕マシンガール』に同じく、日本の御得意の美少女アクションで往年のスプラッターを踏襲した低予算映画なっているが、こちらはアレンジが実に上手くできており、グイグイ引きこまれる。
民営化した警察と、劇中に挿入される過激でシュールなCMなどは『ロボコップ』
下品さ全開でフリークな化け物どもは『覚悟のススメ』
売春小屋での人体改造趣味は氏賀Y太
菅田俊演じる警察署長が『バイオレンスジャック』のスラムキングだったりと、監督の趣味が良く出ている。
『片腕マシンガール』に同じく、日本の御得意の美少女アクションで往年のスプラッターを踏襲した低予算映画なっているが、こちらはアレンジが実に上手くできており、グイグイ引きこまれる。
民営化した警察と、劇中に挿入される過激でシュールなCMなどは『ロボコップ』
下品さ全開でフリークな化け物どもは『覚悟のススメ』
売春小屋での人体改造趣味は氏賀Y太
菅田俊演じる警察署長が『バイオレンスジャック』のスラムキングだったりと、監督の趣味が良く出ている。
そのどれもが、一見でわかる低予算コピー品なのだが、全体的に整合性が良く、実に上手くパクっている。しっかりと映画の歯車として機能しているのだ、血が出すぎて全然残酷に見えない残酷描写も本作にはうまいことマッチしている。
一部に、昔見たことあるような残酷シーンも存在するが、本作ではそこもアレンジが施されている。たとえば『2000人の狂人』によろしく、四肢をぶっこ抜きにする私刑シーンがあるのだが、オリジナルよりも時間をかけて、残酷味を出している。
戦闘シーンも見所だらけだ、ひたすら人体で遊びまくる。腕をチェーンソーに魔改造したり、目玉をマシンガンのように乱射したり、銃をバケモノに腕ごと食われた男が、バケモノに口に引っかかっていた腕の神経を引っ張って逆襲したり、切断された両足に麻薬をぶち込んで、己の流血でジオングの如く浮遊するのである。
結果的に出来上がった本作は「監督はヤクでもきめていたのか?」と言えるほどのクレイジーな出来栄えだ。
2009年8月5日水曜日
スウィーパーズ
@ドルフ主演作的には駄作
人 間 核 弾 頭 ( 不 発 弾 ) V S 新 型 地 雷 の巻
本作、意外な拾い物である。
爆発シーンが中々面白い、B級映画故の宿命だが、著名な建物が爆発する訳ではないのだが、ソレが逆に良い。
ヘリコプター内で暴発する地雷や、地雷原に放り込まれた男が、銃撃で吹っ飛ばされるシーンに加え、
ラストの機関車大爆発など飽きはこない。ストーリーも比較的スピーディーだ。
ラングレンは本作で、アル中の元地雷解体軍人を演じているが、中々様になってる。
だが、本作が凡作に陥ってるのは、アクションシーンの切れの無さだ。
どうにも、爆破シーンで予算を使い果たしてしまってるのか、殆ど一発撮りで取れるように、
迫力が全くない、イージーな代物に陥ってる。
それなりにギミックを凝らしたシーンも存在するのだが、カットと繋ぎがデタラメのそれで、
出来の悪さばかりが際立ってる。
肝心の新型地雷が、電源のNO、OFFで解除可能なのは論外である。
人 間 核 弾 頭 ( 不 発 弾 ) V S 新 型 地 雷 の巻
本作、意外な拾い物である。
爆発シーンが中々面白い、B級映画故の宿命だが、著名な建物が爆発する訳ではないのだが、ソレが逆に良い。
ヘリコプター内で暴発する地雷や、地雷原に放り込まれた男が、銃撃で吹っ飛ばされるシーンに加え、
ラストの機関車大爆発など飽きはこない。ストーリーも比較的スピーディーだ。
ラングレンは本作で、アル中の元地雷解体軍人を演じているが、中々様になってる。
だが、本作が凡作に陥ってるのは、アクションシーンの切れの無さだ。
どうにも、爆破シーンで予算を使い果たしてしまってるのか、殆ど一発撮りで取れるように、
迫力が全くない、イージーな代物に陥ってる。
それなりにギミックを凝らしたシーンも存在するのだが、カットと繋ぎがデタラメのそれで、
出来の悪さばかりが際立ってる。
肝心の新型地雷が、電源のNO、OFFで解除可能なのは論外である。
2009年8月1日土曜日
地獄のヒーロー/地獄のコマンド
『地獄のヒーロー』
@凡作
物語は早速、ヘルメットも被らずにベトナムで戦うチャック・ノリスの勇姿から始まる。
その時のベトナムの捕虜をにかつての仲間の助力を得つつもほぼ一人で救出に向かうノリスというのが粗筋である。
序盤で、ベトナムと米国の会談の場で、ノリスは戦争犯罪人にでっちあげられる。
無論、無実であり、でっち上げの張本人のベトナムの士官が彼の賞金を口にすると、
「俺の賞金はそんなもんじゃない。お前を殺すからだ。」と、ふてぶてしいノリス節。
しかも、その深夜大使館に潜入して本当に殺すのだから凄まじい。
中盤以降、ベトナムに潜伏して下準備をするが、殺し屋が、潜伏先の宿にロケットランチャーをぶちかましたり、斧で襲い掛かったりとやりたい放題でノリスを殺しに掛かるのだが、
爆発にほぼ無傷で生還したり、斧の柄を素手で叩き割ったりと、ノリスのほうがやりたい放題である。
「地獄のコマンド」
@傑作
テロリストが通り魔的に暴れたり、のんびり隠居するノリスが延々と映し出された序盤もようやく終わる頃、テロリストのリーダーが直々にノリスの家をロケットランチャーで破壊する。
そしてテロリストの軍団が米国に侵入、潜伏し、市民を虐殺し始めた。
とにかく容赦がない、「北斗の拳」の雑魚の見境無い暴虐を思い出していただきたい。
本作にいたっては連中以上に見境無く、しかも計画的に虐殺する。移民の町を警官の姿で虐殺することで、警察の不信感を見事に演出。米国内は(予算の都合上断片的だが)大パニックに陥る。
テロリストのボスも直々に360度パノラマ、ロケットランチャーでクリスマスを祝う住宅街を文字通り殲滅する。
テロリストの目標は劇中一切明かされない。
家を壊されたノリスは黙っていた訳ではない、リーダーを探して、テロリストのメンバーを拷問したり武器を揃え、UZIマシンガン二丁構えて、テロリスト軍団と市街戦を繰り広げる。これがまた凄まじい、デパートのおもちゃ売り場や、商店街、夜の路地裏に、高速道路。なんでもござれだ。
ノリスは、ほぼ無傷のまま、米軍のテロリスト軍団殲滅作戦に紛れて、逃げ遅れたテロリストのリーダーを文字通り一方的に蹴り倒し、最終的にはロケットランチャーで射殺する。
ロケットランチャーに始まり、ノリス無双で盛り上がり、ロケットランチャーで終わる。
そんな映画が面白くない訳ないだろ!
@凡作
物語は早速、ヘルメットも被らずにベトナムで戦うチャック・ノリスの勇姿から始まる。
その時のベトナムの捕虜をにかつての仲間の助力を得つつもほぼ一人で救出に向かうノリスというのが粗筋である。
序盤で、ベトナムと米国の会談の場で、ノリスは戦争犯罪人にでっちあげられる。
無論、無実であり、でっち上げの張本人のベトナムの士官が彼の賞金を口にすると、
「俺の賞金はそんなもんじゃない。お前を殺すからだ。」と、ふてぶてしいノリス節。
しかも、その深夜大使館に潜入して本当に殺すのだから凄まじい。
中盤以降、ベトナムに潜伏して下準備をするが、殺し屋が、潜伏先の宿にロケットランチャーをぶちかましたり、斧で襲い掛かったりとやりたい放題でノリスを殺しに掛かるのだが、
爆発にほぼ無傷で生還したり、斧の柄を素手で叩き割ったりと、ノリスのほうがやりたい放題である。
「地獄のコマンド」
@傑作
テロリストが通り魔的に暴れたり、のんびり隠居するノリスが延々と映し出された序盤もようやく終わる頃、テロリストのリーダーが直々にノリスの家をロケットランチャーで破壊する。
そしてテロリストの軍団が米国に侵入、潜伏し、市民を虐殺し始めた。
とにかく容赦がない、「北斗の拳」の雑魚の見境無い暴虐を思い出していただきたい。
本作にいたっては連中以上に見境無く、しかも計画的に虐殺する。移民の町を警官の姿で虐殺することで、警察の不信感を見事に演出。米国内は(予算の都合上断片的だが)大パニックに陥る。
テロリストのボスも直々に360度パノラマ、ロケットランチャーでクリスマスを祝う住宅街を文字通り殲滅する。
テロリストの目標は劇中一切明かされない。
家を壊されたノリスは黙っていた訳ではない、リーダーを探して、テロリストのメンバーを拷問したり武器を揃え、UZIマシンガン二丁構えて、テロリスト軍団と市街戦を繰り広げる。これがまた凄まじい、デパートのおもちゃ売り場や、商店街、夜の路地裏に、高速道路。なんでもござれだ。
ノリスは、ほぼ無傷のまま、米軍のテロリスト軍団殲滅作戦に紛れて、逃げ遅れたテロリストのリーダーを文字通り一方的に蹴り倒し、最終的にはロケットランチャーで射殺する。
ロケットランチャーに始まり、ノリス無双で盛り上がり、ロケットランチャーで終わる。
そんな映画が面白くない訳ないだろ!
2009年6月13日土曜日
ターミネーター4
@100-30+10=80点
*完全ネタバレ(マックGの奴は突っ込みを期待してるに違いないから)
タイトルは第一作を彷彿させる入り方だ。
で、その直後、2003年、死刑囚マーカスが、死後の自分の肉体をサイバーダイン社の人体実験の同意書にサインする場面に切り替わる。
予想外すぎた、ただでさえT2の続き、T3以上の糞を想像し難かった観客にとってもターミーネーターの始祖と思われる物がストーリーに絡めてくるとは。
しかし、またしても場面は変わり、西暦2018年。
ジョン・コナー率いる反乱軍はスカイネットの支部を襲撃する。
クリスチャン・ベールは今回無精髭生やした不健康そうな革命戦士をやってるが、ジョン・コナーというよりも何故か「グランド・セフト・オートⅣ」の主人公に激似である。
主人公にしてもグランドセフトオートにしても本作のジョン・コナー、恐ろしく頑丈設計を見せ付ける。
核爆弾の放射能をものともせず、荒れ狂う海にダイブして潜水艦に乗車など、ニック・スタールの時から進化しすぎだ。
そして、また場面は変わってマーカス君、核爆発の衝撃でターミネーター流儀にならって全裸で登場。戦死者の遺品からバイオレンスジャックの如くボロボロのロングコートで放浪を始めた。
また場面は変わってジョン・コナー、親父こと少年時代のカイルがスカイネットの暗殺リストナンバー1に昇格されたと知知る。しかも、反乱軍の上層部は捕虜を見捨ててスカイネットへの総攻撃を計画していた。これに四苦八苦するさまが描写されたと思いきや、
また場面は変わってマーカス君、LAに到着。うまいことカイル少年とT-600の戦闘に巻き込まれる。 カイル少年とスター幼女の罠にはまってアホの子600は秒殺される。
その後、ひと悶着ありながらもマーカス君とカイル少年は意気投合。マーカス君も事の事情を把握。お礼とばかりにラジオを修理するマーカス君。
するとどうでしょう。ラジオからジョン・コナーが世界中の人類を鼓舞しておるではないですか。
マーカス君とカイル少年とスター幼女は、彼らとの合流を試みにエスケープフロムLA。
ようやっと物語が強引な場面転換抜きに動き出すと、後はCGがパカパカ動きまくるターミネーター軍団との壮絶な撤退戦が繰り広げられる。
そして燃料探しにギャングが占拠する商店に迷い込むと、超ド級巨大ターミネーターの襲撃を受け捕虜にされそうになる一行。
マッドマックスばりの卑怯戦法で辛くも逃げ出すのだが、巨大ターミネーター、体内からバイク型ターミネーターを放出。マーカス君にカイル少年は、トラックの装備を駆使して脅威の追撃を逃れたかに見えた。
しかし、スカイハンターに先回りされた挙句に、巨大ターミーネーターに追いつかれ、カイル少年とスター幼女と、マーカス君は逸れてしまう。
マーカス君、またしても放浪開始するが、ここでジョンの部下、女レジスタンスを助け出し、道中、ギャングの脅威からも守るのであった。
その頃、カイルたちは人体実験の材料として運び込まれる。
もうスカイネットは原爆落としたり、人体実験やったりと、第二次世界大戦の戦争犯罪の博物館の如き極悪人ぶりである。
カイルはとうとうターミネーターに見つかってしまうのだが、なぜか殺しはせずに彼を独房に放り込んだ。
女レジスタンス、ようやくジョンの下に戻ってきたのだが、マーカス君がターミネーターだと発覚。衝撃を受けるマーカス。「知っとるわ」と心の中で切れる観客。
マーカスと女レジスタンスは、駆け落ちを試みるのだが、見事失敗。
徐々にボロボロになっていくマーカス。
しかし、怪我の功名。ジョン・コナーを蛇型のターミネーターから救ったマーカス君。
ジョンは彼にチャンスを与える。スカイネットに侵入し、捕虜収容所のカイル少年救出を手伝えと。
マーカスは通信機片手に、カイル救出に向かう。
そして、捕虜ごとスカイネット爆破を試みる非常な反乱軍の元締めたち。
ジョンはコレに徹底反抗。バイク型ターミネーターを鹵獲して単身でマーカスの後を追って、スカイネットを目指す。曰く「I'll be back!」
そしてFF7のミッドガルとスラムキングの新生魔王城をごった煮したようなスカイネット本部では、マーカス君は衝撃の事実を知るのであった。スカイネットがビジュアル系だろうが鎧武者だろうが斬馬刀を持っていない事を祈ったのは俺だけでいい。
なんとマーカス君はターミネーターのプロトタイプなどではなく、スカイネットが2003年のサイバーダインに干渉して作り上げた、ワンオフの特注品だという事が発覚。一番衝撃を受けたの当人以上に試作機だと思い込んでいた観客。
その時ジョンとカイル少年はスカイネット本部の中に―――
マーカス君は起動次第、最低限の遠隔干渉で、カイル少年とジョンを、スカイネットに連れ込むみ罠によって両者を抹殺するというスカイネットの悲願を背負ったターミネーターだったのだ!
そして、ジョンはカイル少年の独房を発見したと思いきや、中から出て来たのはアーノルド・シュワルツェネッガーをCGで描写したT-800!
ジョンは、間髪いれずに蘇った鋼鉄の悪魔にマシンガンをぶちかます!
T3のアホらしい自身の死因フラグを2秒で完全破壊したジョン・コナー
スカイネットに操られ、今はおちょくられて完全にぶち切れたマーカス君
未来への希望となったカイル少年。
そしてあらゆる意味で不気味なT-800は未来を賭けた最終決戦に身を投じるのである。
と、大体の粗筋に初期の映画秘宝を意識して突っ込みを入れてみたのだが、アクションシーンのデティールの細かさや、T-800との観客の全身の血が燃え滾り全霊が咆哮する熱い漢の戦い、マーカス君の決断に感動を禁じえないラストは当方では伝えきれません。実際に御覧いただければ100点に相応しい内容だったのですが・・・・・・
序盤、観客を引き込み損なったのは10点マイナス。序盤の場面転換は常に荒削りであり、リスチャン・ベールの登場を遅らせれば解決できたはずだ。(本末転倒になりかねないが)
あと、メカニック。人類軍の装備がハイテクすぎる。USBメモリにiphoneみたいなタッチパネルのガジェットなど、どこのブルース・ウェインが持ってきた?
ソレに対してT1、T2の時はレーザーライフルを撃ちまくってたスカイネットの、ガトリングガン至上主義はなんなのか?ちょっとローテク過ぎるだろ。これも10点マイナス。
で、シュワルツェネッガーことT-800初回限定版。
登場時のインパクトは抜群だったが、次のカットで影ノミで現れた瞬間。観客全員が鼻で笑っていたぞ。あと、骨格化するの早すぎ。ご丁寧に顔面から消失。また観客全員が鼻で笑っていた。俺は笑いを堪えていた。たぶん俺が笑っていたら全員笑っていただろう。
というわけで、手を抜かない事。マイナス10点。
しかし、10点献上したい事が一つある。
T1のラストを思い出していただきたい。サラ・コナーがジープで駆けていく永久に見えたあの荒野を。
本作ではあの荒野の雰囲気が存分に引き継がれている。その点では本作はT1の最も正当な続編と呼ぶに相応しい貫禄を得ている。
*完全ネタバレ(マックGの奴は突っ込みを期待してるに違いないから)
タイトルは第一作を彷彿させる入り方だ。
で、その直後、2003年、死刑囚マーカスが、死後の自分の肉体をサイバーダイン社の人体実験の同意書にサインする場面に切り替わる。
予想外すぎた、ただでさえT2の続き、T3以上の糞を想像し難かった観客にとってもターミーネーターの始祖と思われる物がストーリーに絡めてくるとは。
しかし、またしても場面は変わり、西暦2018年。
ジョン・コナー率いる反乱軍はスカイネットの支部を襲撃する。
クリスチャン・ベールは今回無精髭生やした不健康そうな革命戦士をやってるが、ジョン・コナーというよりも何故か「グランド・セフト・オートⅣ」の主人公に激似である。
主人公にしてもグランドセフトオートにしても本作のジョン・コナー、恐ろしく頑丈設計を見せ付ける。
核爆弾の放射能をものともせず、荒れ狂う海にダイブして潜水艦に乗車など、ニック・スタールの時から進化しすぎだ。
そして、また場面は変わってマーカス君、核爆発の衝撃でターミネーター流儀にならって全裸で登場。戦死者の遺品からバイオレンスジャックの如くボロボロのロングコートで放浪を始めた。
また場面は変わってジョン・コナー、親父こと少年時代のカイルがスカイネットの暗殺リストナンバー1に昇格されたと知知る。しかも、反乱軍の上層部は捕虜を見捨ててスカイネットへの総攻撃を計画していた。これに四苦八苦するさまが描写されたと思いきや、
また場面は変わってマーカス君、LAに到着。うまいことカイル少年とT-600の戦闘に巻き込まれる。 カイル少年とスター幼女の罠にはまってアホの子600は秒殺される。
その後、ひと悶着ありながらもマーカス君とカイル少年は意気投合。マーカス君も事の事情を把握。お礼とばかりにラジオを修理するマーカス君。
するとどうでしょう。ラジオからジョン・コナーが世界中の人類を鼓舞しておるではないですか。
マーカス君とカイル少年とスター幼女は、彼らとの合流を試みにエスケープフロムLA。
ようやっと物語が強引な場面転換抜きに動き出すと、後はCGがパカパカ動きまくるターミネーター軍団との壮絶な撤退戦が繰り広げられる。
そして燃料探しにギャングが占拠する商店に迷い込むと、超ド級巨大ターミネーターの襲撃を受け捕虜にされそうになる一行。
マッドマックスばりの卑怯戦法で辛くも逃げ出すのだが、巨大ターミネーター、体内からバイク型ターミネーターを放出。マーカス君にカイル少年は、トラックの装備を駆使して脅威の追撃を逃れたかに見えた。
しかし、スカイハンターに先回りされた挙句に、巨大ターミーネーターに追いつかれ、カイル少年とスター幼女と、マーカス君は逸れてしまう。
マーカス君、またしても放浪開始するが、ここでジョンの部下、女レジスタンスを助け出し、道中、ギャングの脅威からも守るのであった。
その頃、カイルたちは人体実験の材料として運び込まれる。
もうスカイネットは原爆落としたり、人体実験やったりと、第二次世界大戦の戦争犯罪の博物館の如き極悪人ぶりである。
カイルはとうとうターミネーターに見つかってしまうのだが、なぜか殺しはせずに彼を独房に放り込んだ。
女レジスタンス、ようやくジョンの下に戻ってきたのだが、マーカス君がターミネーターだと発覚。衝撃を受けるマーカス。「知っとるわ」と心の中で切れる観客。
マーカスと女レジスタンスは、駆け落ちを試みるのだが、見事失敗。
徐々にボロボロになっていくマーカス。
しかし、怪我の功名。ジョン・コナーを蛇型のターミネーターから救ったマーカス君。
ジョンは彼にチャンスを与える。スカイネットに侵入し、捕虜収容所のカイル少年救出を手伝えと。
マーカスは通信機片手に、カイル救出に向かう。
そして、捕虜ごとスカイネット爆破を試みる非常な反乱軍の元締めたち。
ジョンはコレに徹底反抗。バイク型ターミネーターを鹵獲して単身でマーカスの後を追って、スカイネットを目指す。曰く「I'll be back!」
そしてFF7のミッドガルとスラムキングの新生魔王城をごった煮したようなスカイネット本部では、マーカス君は衝撃の事実を知るのであった。スカイネットがビジュアル系だろうが鎧武者だろうが斬馬刀を持っていない事を祈ったのは俺だけでいい。
なんとマーカス君はターミネーターのプロトタイプなどではなく、スカイネットが2003年のサイバーダインに干渉して作り上げた、ワンオフの特注品だという事が発覚。一番衝撃を受けたの当人以上に試作機だと思い込んでいた観客。
その時ジョンとカイル少年はスカイネット本部の中に―――
マーカス君は起動次第、最低限の遠隔干渉で、カイル少年とジョンを、スカイネットに連れ込むみ罠によって両者を抹殺するというスカイネットの悲願を背負ったターミネーターだったのだ!
そして、ジョンはカイル少年の独房を発見したと思いきや、中から出て来たのはアーノルド・シュワルツェネッガーをCGで描写したT-800!
ジョンは、間髪いれずに蘇った鋼鉄の悪魔にマシンガンをぶちかます!
T3のアホらしい自身の死因フラグを2秒で完全破壊したジョン・コナー
スカイネットに操られ、今はおちょくられて完全にぶち切れたマーカス君
未来への希望となったカイル少年。
そしてあらゆる意味で不気味なT-800は未来を賭けた最終決戦に身を投じるのである。
と、大体の粗筋に初期の映画秘宝を意識して突っ込みを入れてみたのだが、アクションシーンのデティールの細かさや、T-800との観客の全身の血が燃え滾り全霊が咆哮する熱い漢の戦い、マーカス君の決断に感動を禁じえないラストは当方では伝えきれません。実際に御覧いただければ100点に相応しい内容だったのですが・・・・・・
序盤、観客を引き込み損なったのは10点マイナス。序盤の場面転換は常に荒削りであり、リスチャン・ベールの登場を遅らせれば解決できたはずだ。(本末転倒になりかねないが)
あと、メカニック。人類軍の装備がハイテクすぎる。USBメモリにiphoneみたいなタッチパネルのガジェットなど、どこのブルース・ウェインが持ってきた?
ソレに対してT1、T2の時はレーザーライフルを撃ちまくってたスカイネットの、ガトリングガン至上主義はなんなのか?ちょっとローテク過ぎるだろ。これも10点マイナス。
で、シュワルツェネッガーことT-800初回限定版。
登場時のインパクトは抜群だったが、次のカットで影ノミで現れた瞬間。観客全員が鼻で笑っていたぞ。あと、骨格化するの早すぎ。ご丁寧に顔面から消失。また観客全員が鼻で笑っていた。俺は笑いを堪えていた。たぶん俺が笑っていたら全員笑っていただろう。
というわけで、手を抜かない事。マイナス10点。
しかし、10点献上したい事が一つある。
T1のラストを思い出していただきたい。サラ・コナーがジープで駆けていく永久に見えたあの荒野を。
本作ではあの荒野の雰囲気が存分に引き継がれている。その点では本作はT1の最も正当な続編と呼ぶに相応しい貫禄を得ている。
2009年6月10日水曜日
ガーディアン
@ドルフ主演作的には駄作。
我らがドルフ・ラングレンの主演最新作。
ム所にぶち込まれたぞドルフに喧嘩を売る無謀極まりない囚人たち。
無論。秒殺するドルフ。
ドルフ、誘拐された女を救出することを条件に釈放。
しかし、これは陰謀でこの女から、女の親父の油田の相続権を奪いたい叔父の陰謀で、ドルフはこの叔父の内通者のCIA工作員や、女の医療技術を狙う軍隊そしてマフィア相手に戦う羽目になるのだが・・・
しかし、刑務所でた後のドルフが弱いのなんの。
おそらく史上最弱のドルフだぞ?マフィアに2回も負けるなんて・・・
(10/03/25追記、もっと弱い映画があった)
で、敵対組織をむやみに配置する割りに、脚本が全然整理されていない為、黒幕の叔父が「とりあえず軍とかCIAとかマフィアとか強いからいっぱい雇った方がいいよね!」って感じのアホにしかみえない。
でも、ラストでCIAエージェントの懐に手榴弾を突っ込んで窓から投げ捨てて空中爆散させるドルフの鬼畜戦法に5点献上。
我らがドルフ・ラングレンの主演最新作。
ム所にぶち込まれたぞドルフに喧嘩を売る無謀極まりない囚人たち。
無論。秒殺するドルフ。
ドルフ、誘拐された女を救出することを条件に釈放。
しかし、これは陰謀でこの女から、女の親父の油田の相続権を奪いたい叔父の陰謀で、ドルフはこの叔父の内通者のCIA工作員や、女の医療技術を狙う軍隊そしてマフィア相手に戦う羽目になるのだが・・・
しかし、刑務所でた後のドルフが弱いのなんの。
おそらく史上最弱のドルフだぞ?マフィアに2回も負けるなんて・・・
(10/03/25追記、もっと弱い映画があった)
で、敵対組織をむやみに配置する割りに、脚本が全然整理されていない為、黒幕の叔父が「とりあえず軍とかCIAとかマフィアとか強いからいっぱい雇った方がいいよね!」って感じのアホにしかみえない。
でも、ラストでCIAエージェントの懐に手榴弾を突っ込んで窓から投げ捨てて空中爆散させるドルフの鬼畜戦法に5点献上。
2009年5月18日月曜日
ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝
@いま一つ
全体的にいまいちな作品。
第一作、第二作にあった程よいホラー要素の消失や、VFXの質の低下。
アクションも、特筆すべき点はなにもない。
圧倒的につまらない作品という訳でも無い。所々笑えるシーンはあるし、
前記の安っぽいVFXによるチープなCGクリチャーの挙動などもやはり笑える。
だが、我らがあくのしはいしゃジェット・リー皇帝は、復活してからが壊滅的に弱かったり、キングギドラとキングコングのコスプレをするあたりが最高に滑ってる。悪役がスタッフの無能さを象徴した良い例である。
全体的にいまいちな作品。
第一作、第二作にあった程よいホラー要素の消失や、VFXの質の低下。
アクションも、特筆すべき点はなにもない。
圧倒的につまらない作品という訳でも無い。所々笑えるシーンはあるし、
前記の安っぽいVFXによるチープなCGクリチャーの挙動などもやはり笑える。
だが、我らがあくのしはいしゃジェット・リー皇帝は、復活してからが壊滅的に弱かったり、キングギドラとキングコングのコスプレをするあたりが最高に滑ってる。悪役がスタッフの無能さを象徴した良い例である。
アドレナリン
@COOL!!
ジェイソン・ステイサム演じる殺し屋が毒を盛られた!
解毒剤を入手するまでの間、アドレナリンによって毒の進行が抑えれられるという毒物の特性を利用し、上映時間90分弱、延々とクレイジー&バイオレンスなアドレナリン大放出行為を繰り広げながら、敵のギャングを血祭りに上げていく。
気取った芸術家気取りで、クールを寒いと書いた様なくっだらねぇ映像加工が蔓延するデジタル時代において、ついに出ました決定版!
GOOGLEアースに、注射器のメモリ、不統一なテロップ。
全部、単純明快で、下品さチープさ全開。
だからこそCOOL!ステイサム出演のイカレタ低俗映画にゃ最高のスパイスなのさ。
ストリートギャングに喧嘩を売る。
ショッピングモールで暴走車両。
病院襲撃。
ワッフルメイカーによる自傷行為。
公開SEX。
大ステイサム空中決戦。
等などなど・・・全編ダレ場無しの本番勝負。必見!
ジェイソン・ステイサム演じる殺し屋が毒を盛られた!
解毒剤を入手するまでの間、アドレナリンによって毒の進行が抑えれられるという毒物の特性を利用し、上映時間90分弱、延々とクレイジー&バイオレンスなアドレナリン大放出行為を繰り広げながら、敵のギャングを血祭りに上げていく。
気取った芸術家気取りで、クールを寒いと書いた様なくっだらねぇ映像加工が蔓延するデジタル時代において、ついに出ました決定版!
GOOGLEアースに、注射器のメモリ、不統一なテロップ。
全部、単純明快で、下品さチープさ全開。
だからこそCOOL!ステイサム出演のイカレタ低俗映画にゃ最高のスパイスなのさ。
ストリートギャングに喧嘩を売る。
ショッピングモールで暴走車両。
病院襲撃。
ワッフルメイカーによる自傷行為。
公開SEX。
大ステイサム空中決戦。
等などなど・・・全編ダレ場無しの本番勝負。必見!
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