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2010年4月11日日曜日

碇シンジ育成計画

@評価外

元々がクソゲーとして有名な『碇シンジ育成計画』の漫画化であるが、内容はこれまたクソゲーとして有名な『鋼鉄のガールフレンド2nd』に近い。
その実態は『新世紀エヴァンゲリオン』のキャラクターを流用したエロコメ。ラブコメなんて上等なものではない。
初期こそラブコメとしてストーリーと演出がなされているが悉く陳腐であり怒る気力すら失ってくる。
そうしてる内に、完全なエロコメに転換され、レイ・アスカらは身売りに等しい待遇。

とはいえ、画力が画力で、アスカ、シンジは公式でも認められているが、レイまで同じ顔なんだからだれがだれやら。

『いちご100%』や『オヤマ!菊之助』ならばそのコンセプトは明確だ。雑誌にお色気が欲しいという雑誌側と、漫画家の頭の良くない阿吽の呼吸でセクシーな絵を作っていく。評価などどうだっていい。平気のへいさ。
本作が連載されいるのは、かつて漫画版『新世紀エヴァンゲリオン』本編が掲載されていた月刊少年エース。『ハンターハンター』に並んで休載に事欠かない事で有名だが、どう考えても雑誌側の体質を問うべきだ。

「レイとアスカのマン筋描いたらもっと受けるんじゃね?」「レイとアスカのマンコに顔をうずめてぇなー」等という頭の悪い阿吽の呼吸がなされているのだろう。


おらならもっと面白いもの作れるわ!とTWITTERで好き勝手絶頂に書き込んだので以下抜粋

『碇シンジ強化計画』
シンジがミサト姐さんに「おねいちゃん?」、もしくは「ミサトさま!(ミネバさまの発音)ひいてはハマーンさまの為!」とか言って、常に暴走。


 『愛と幻想の碇シンジファシジム計画』
ケンスケとトウジが時田殺してJAつかってネルフを倒して、なんか日本の支配者になる計画。素敵。

 『進め!碇シンジ以下略』
ケンスケが暴れん坊天狗のコスプレしたり、第3話に出てきた老先生が使徒をチョークスリーパーで倒しまくるギャフン

『碇シンジクックロビン計画』
MI6のエージェント、美少年キラー・カヲル君が第一話からネルフに(主にシンジに)襲い掛かる!使徒は世界一かっこいいマリネラ国王子がおちょくる。

 『碇シンジ遊戯計画』
闇シンジきゅんにきゅんきゅん

 『碇シンジ挑戦状計画』
要するにゲンドウを机にめり込ませる計画

 『碇シンジ大往生計画』
汎用人型最強撲滅戦闘機エヴァンゲリオン初号機に乗って、碇シンジ、驚愕-PANIC-

 『碇シンジ改竄素敵計画』
光翼帝型残酷獄滅極戮至高完全鬼畜兵器全部塩沢 ^/|=-[] さまの後光にありがたや。
碇シンジ 浄化-KO-

『碇シンジ悪魔の実験計画』
アスカがボコボコにされた挙句、目玉を抉られる。あ、本編と一緒だ。

『碇シンジ血肉の華計画』
アスカが内臓を摘出される。あ、本編と一緒だ。

『碇シンジ戦慄!死なない計画』
アスカ「大腸がなくてもだいちょーぶ」あ、本編ry

『碇シンジ悪魔のお医者さん計画』
アスカが量産機を好き勝手嬲る。あ、ry

『碇シンジマンホールの人魚計画』
衰弱したアスカが全裸でバスタブry

『碇シンジノートルダムのアンドロイド計画』
アスカがシンジに殺されそうにry

『碇シンジLSD計画』
アスカが病院で廃人ry

『碇シンジえじき計画』
『碇シンジ燃える月計画』
『碇シンジチェーンソー大虐殺計画』
『碇シンジロマンティック計画』
ドイツのきちく四天王に笑いながら嬲り殺されまえ(主にアスカが)

2010年1月22日金曜日

スラムキング

登場作品『バイオレンスジャック』 (ネタバレ)

知力・・・・・・4(機転・3 計画・1)「日本の黒幕&関東最大の実力者くせにあまりにも粗暴」
学力・・・・・・4(文系・2 理系・2)「天才という設定であるが作中、発揮していない」
技能・・・・・・0(アナログ・0 デジタル・0)「筋肉の力が強すぎる為、細かい事は苦手のようだ」
武力・・・・・・10(武器・5 格闘・5)「文字通り魔王」
生命力・・・・・9(肉体・4 精神・5)「作中最強だが、 鎧が無ければ生きていられない」
政治力・・・・・3(指導・3 交渉・0)「交渉する時間があれば誰でもいいから殺しているタイプ」
権力・・・・・・10(地位・5 影響力・5)「関東最大の実力者であり、外界にも息の掛かった人間を送り込んでいるとされる」
性質・・・・・・10(度胸・5 冷酷・5)「人間を文字通り達磨にして犬のように虐待する鬼畜ぶり」
ルックス・・・・・・5(美しさ・0 怖さ・5) 「甲冑の下は皮膚の無い剥き身の筋肉」
カリスマ・・・・・10(オーラ・5 威圧感・5)「関東の無法者たちからは恐れ敬われている混沌と暴力のシンボル」
ポリシー・・・・10(信念・5 野望・5)「暴力による専制君主国家建設に拘る物凄さ」
運・・・・・・・10(チャンス・5 ピンチ・5)「スペックに拍車をかけている」

総合能力値 85(A)

本名、銅磨高虎
年齢、30歳前後 (終盤では40歳近く)
身長200cm・体重300kg以上(鎧含む)

名家、銅磨家の長男として誕生するも、異常筋力の持ち主で、母の腹を裂いて生まれてしまった。
また、誕生後間もなく、その筋力による内臓や骨格の負担は深刻な物になった。

そこで総鋼鉄製の鎧を身に纏う事で、筋肉の力を制御させる事で生き長らえた。
しかし、外に向けられた彼の筋力はやがて彼の皮膚を退化させ、鎧の中には剥き身の筋肉を持つ怪人となってしまった。


結局、跡取りは養子の高次が継ぐこととなり、異形の高虎は蔵に幽閉されたままで18年も生きることとなった。
その18歳のある日、東京から彼をなだめる目的で雇われた女子大生の家庭教師が、彼に誠心誠意、自ら裸になって、人間の脆さを教える事に成功。高虎は、結果的に母を殺した罪悪感にさえなまされながらも、「その力は怪物の物じゃないあなたはスーパーマンよ」と励まし、力のコントロールを教えてくれるこの女子大生を「先生」と慕い、恋心を抱くようになった。

しかし、先生は高次に陵辱された事を切欠に、彼と情事に耽るようになってしまい、高虎はコレに逆上。
高次のみならず、 先生をも八つ裂きした挙句、家中に火を放った。

その後の10年間の経緯は不明だが、銅磨家の権力のみならず、日本の黒幕格となり東京の中心部に巨大な屋敷を構え、誘拐したフランス人歌手、ジャンヌを監禁陵辱虐待しつづける
また、この頃にはジャンヌに生ませた息子・蛮がおり既に10年近く非道を行っていたと思われる。

M8.9の大地震、関東地獄地震はこの数年後に起こった物と思われ、日本列島から分断した関東に自身の圧倒的な暴力の下に専制君主国家建設を実行に移す。
最初の部下の出身は不明だが、既に高虎をスラムキングと呼んで絶対の服従を誓っており彼ら自身も鎧兜身に纏っている。
(鎧を着ている理由は「戦国時代」の再現とは動機が定かではないが部下がキングに陶酔した為か、劇中一度だけキングは歴史の造詣が深いと間接的に語られている)
(また、この頃から既に、斬馬刀持ちの男も居る。もしかするとキングの執事のような立場だったかもしれない)
この侵略初期の段階から、関東に悪名を轟かすドラゴン軍団の軸は殆ど出来上がっていた。

着々と、ドラゴン軍団を率いて侵略を繰り返すキングはやがて関東の魔王と呼ばれ、恐れられる存在となった。

上記にもあるように異常性欲者であり、SEXというよりは、拷問もしくは処刑と形容すべき凄惨さである。特に逆らった人間は、手足を切り落とし、舌を抜いて人犬(ひといぬ)と読んで虐待し続けている。
愛人のスラムクイーンたちは、全員がキングのボディーガードを兼ねている為、例外的に自由を与えられている。
(とはいえ、このスラムクイーン、途中から超能力者一名だけとなり、連載終了後の外伝にて後付でその経緯が触れられている*完全版では中盤に挿入)

自身の戦闘能力は超人そのものであり。200kgを超える鎧を着て体操選手の如く跳ね回る事ができる上に、刃渡り2mに及ぶ大太刀“斬馬刀”を片手で自在に操る事ができる。

そんな中で、関東に出現した巨人バイオレンスジャックが野望を悉く妨害に度重なる一騎打ちを挑むようになる。
しかし、バイオレンスジャックと、人々の出会いは、やがてキングの存在を揺るがす物へとなっていく。

巨匠、永井豪が作り上げた最終鬼畜兵器もしくは獄滅極戮至高兵器的超悪党。、
「スーパーマン」に成れなかった男の悲劇に有らず。
ラストパート、裏切った愛人をも残虐に処刑して辿り着いた荒野で「俺が戦いの化身である事を証明してくれる!」と、地獄の鬼よりもおぞましく絶叫。
バイオレンスジャックに最後の戦いを挑む。
銅磨高虎は過去を捨て「スーパーマン」など糞食らえとばかりに「スラムキング」として生きる事を選択した。

壮絶な一騎打ちの末ついにバイオレンスジャックを後一歩まで追い詰めるが、10年に渡り虐待しつづけてきた人犬の命を掛けた妨害により隙が生じ、ジャックに首を跳ね飛ばされ絶死した。

ここで終わっても完璧だったのだが、なぜか彼が『デビルマン』の魔王ゼノンであり、飛鳥了の悪意だった事が最終章で発覚。実はデビルマンだったバイオレンスジャックとの宇宙圏での死闘によりついに滅びる。

連載初期から登場し、その出身も明らかになっているが、どこかミステリアスなキャラクターであり、上記は筆者の見解を述べたまでで、異説は多数存在。彼の悪の魅力には尽きがない。

2009年7月18日土曜日

悪党図鑑「柿崎憲」

登場作品『野望の王国』

知力・・・・・・10(機転・5 計画・5)「ただし、彼に並ぶ人物が作中に幾人か登場」
学力・・・・・・9(文系・5 理系・4)「理科系の能力も主人公より高い」
技能・・・・・・9(アナログ・5 デジタル・4)「車の運転技術他、優秀」
武力・・・・・・9(武器・5 格闘・4)「立馬国造なるミュータントがいないければ最強」
生命力・・・・・10(肉体・5 精神・5)
政治力・・・・・8(指導・3 交渉・5)「ただし、部下の扱いは粗暴」
権力・・・・・・0~8(地位・0~4 影響力・0~4)
性質・・・・・・10(勇敢・5 冷酷・5)
ルックス・・・・9(美しさ・4 怖さ・5) 「日本の黒幕の屋敷にて堂々と柿崎ハーレムを展開」
カリスマ・・・・・10(オーラ・5 威圧感・5)「終始、征二郎もマスメディアも極道裏情報網も彼に惹かれていた」
ポリシー・・・・10(信念・5 野望・5)
運・・・・・・・8(好機・3 窮地・5)

102〜110 総合能力値(金字塔)

以下、ウィキペディアより引用

30歳、東大法学部卒。東大法学部を首席で卒業後、国家公務員上級試験をパスし、警察庁に入ったキャリア官僚。作中で本来入るべき大蔵省に入らなかったのは、国家権力をより直接的に利用するためと語っており、この世を支配するのは暴力であるという征五郎たちと同じ認識を持っている。
橘征二郎を倒す、という共通の目的から物語序盤では征五郎たちと組み征二郎を追い詰めるが赤寺の起こした川崎大騒乱の前に敗北、当時公務員である柿崎を殺すわけにはいかず、そのかわり赤寺に自分の息子を殺された復讐として強姦されてしまう。物語中盤以降ではその行動の破天荒さに拍車がかかり、柿崎を利用することに限界を感じた征五郎たちに裏切られ発狂しテレビの生放送であるにもかかわらずその場にいた赤寺を射殺、さらに署に保管されていた麻薬を持ち出して逃走、復讐のために殺し屋を雇い橘組の構成員を虐殺、征二郎に発砲、征五郎を拉致、その執念は征二郎が入院している病院に大量の爆薬を積んだトレーラーを突っ込ませるほどである。物語後半では逮捕され、警察病院から拘置所に移送中に起きた事故(実は、過去の関係を話されることを恐れた征五郎が実行した暗殺作戦)を利用して脱走。その後、日本最大の実力者、大神楽了造に気に入られ、その秘書となってからは、再び復讐のため橘組壊滅に突き進む、その姿は作中で「狂った悪魔」と形容されている本作品における最大最強(最狂?)のライバルである。
射撃の腕は抜群であり、橘征二郎邸で赴任挨拶代わりに橘征蔵の肖像画を撃ちぬいたり、逮捕を妨害した右翼や赤寺の息子たちを銃で撃つなど、発砲回数も多い、作中では一人で大勢を相手に戦ったりとその戦闘力は屈指の存在となっている。

魔族とか、ましてやカタツムリが剃刀の上を這う夢を見た訳でもない、川崎市警の新所長である。
しかし、彼はこの世を支配するという野望が日本一強かった。
いつからこの世を支配したくて仕方がなかったのかは作中で語られないが、
初登場の時点で主人公、橘征五郎、片岡仁よりもこの世を支配したくて仕方がなかったようである。
何か嫌なことでもあったのだろうか?作中一切語られない。あった所で、蛇足。

悲しい悲劇の~ 高邁な目的ゆえの~ 時代が生んだ~

すべて無用。柿崎憲は存在そのものが悪。柿崎憲が悪い事をしているのではない、柿崎憲がやる事が悪いのである。何者よりも悪強化し人間を超越した。精神的な面でだけない、肉体がその悪意に忠実な進化を遂げている。マグマのように全てを焼き尽くし、吹雪の如く冷酷無慈悲。あらゆる残虐を笑う。あらゆる弱者を嘲笑する。

同情の余地なし 絶対共感不可能 跡にも先にも彼こそが究極であり定義


お断りしておくが、本編の登場人物は全員悪人である。その悪人たちがそろって柿崎を「こんな悪い奴見たこと無い。怖い。」といった悪人だらけの本作において最大級の賞賛を惜しまない。

作中で柿崎の権力指数は大きく変動しており、警察署長から、逃亡者、日本最大の黒幕の参謀、凶悪殺人鬼、用心棒など。にも関わらずこの柿崎、どこに居ても常に凶悪な面構えで、この世を支配する事と、橘征二郎への復讐を企んでいる。
企んでいるだけなら可愛い。彼は、どんな立場にいても自らの五体と、使える物すべてを武器に、文字通りの大虐殺の限りにて己の野望と復讐心を満たそうと戦いを挑む。

なぜ此処までの鬼畜でキチガイで最強の傑物が敗北したのか?
彼は完璧な悪人だった、それが故に、誰も信じない・誰も必要としない。最終的には登場人物全員が彼の敵。
彼は彼が望む限り一人だったが故に、彼から愛するものを多く奪われた橘征二郎の怒りと、最後まで兄を殺すことができなかった橘征五郎よって敗れ去った。

「この世を支配するのは暴力だっ!暴力が全てだっ!」
古今の悪党がのたまったこの叫び。主人公も同じ理念だが、コレを誰よりも実行し、体現していたのは柿崎だった。


『愛と幻想のファシズム』『サンクチュアリ』『コードギアス』等、『野望の王国』を超えるべく決起した作品は多数あれど、柿崎憲に肩を並べる“悪役”の登場は無く、特に『愛と幻想のファシズム』は主人公がようやく並んだ。

2009年6月26日金曜日

インプリント~ぼっけぇきょうてい~

映画界の東方不敗こと三池崇史が、「審査対象外」と、アメリカと日本の映倫で文句を言われたとんでもない作品。

すさまじいアメリカデビューを飾った作品だったが、
正直、恐怖映画としては最悪である。
外人が江戸時代の遊郭に上がると、意図的なまでの奇形人間がちらほら登場し、拷問シーンはどっかの民族の「針祭り」をいたずらにとらえ、やたらリアルな堕胎シーン。近親相姦、胎児などなど、
どちらかというとモンド映画の部類の見世物小屋系だった。

三池崇史は日本人であるにも関わらず、ヤコペッティの類である、偏見にまみれた外国人の奇習を描いてしまった。なにが彼をそこまでさせたのか、まるで真相がつかめない。

和製ホラーや、スラッシャースプラッタを期待すると大目玉をくらうので
今回は被害者を減らすために、ふさわしいキャッチコピーを作ってみた。

「人間が胎児を捨て、人間が人間を刺す!。あまりの衝撃に世界中が身震いした恐るべき審査外対象問題映像!」
(ちょっとつめこみすぎた。)

「カメラの前で胎児がただの肉の塊になる・・・」
(だからなんだよ。)

「映倫は、保護者にとっては神秘的で魅力溢れる場所であるが、
 日本に住む1人の三池にとっては地獄である」
(三池のはなしだなこれじゃぁ。)

「1000ミリの超望遠レンズがはじめて覗いた江戸の堕胎!」
(流石に堕胎とか連続で書いてると鬱になる。)

「猟奇と残酷に血塗られた堕胎儀式の瞬間を米国で初めて三池がとらえた」
(三池という文字がゲシュタルト崩壊をおこした。)

「あなたはもう2度と堕胎ができなくなる!」
(いいんじゃない?教育上。)

「あなたは、堕すか?堕されるか!!」
(これじゃあエロゲーだ。)

「あの衝撃から10年、米国の撮影が三池に下った!」
(あの衝撃とは「極道戦国志 不動」の事。)

「米国の映倫で衝撃の黄色人種アルティメット規制勃発!」
(これはいいんでない?らめ?)

「監督は映倫で交渉している期間のほうが長い。」
(そうでもない。)

2009年5月10日日曜日

パンプキンシザーズ

@駄作

『HELLSHING』が好きなら嵌ると勧められたのだが、私はこの漫画、てんで駄目だと思う。

物語は戦災復興を目的に結成されつつも軍部のお飾り扱いを受けている"パンプキンシザーズ”と、彼らをエゴの為に妨害する腐敗した官僚、暴力団との戦いが描かれる。

これだけだと、すごく面白そうな題材なのですが、無意味な悪党の性格描写と、悪党どもへの説教台詞の多さに呆れ果てる。

この作品、一応最後には悪党どもも欲に駆られた哀れな存在として性善説を描こうと試みている。
そのためか、悪党の特徴を描くシーンがあるのだが、恐ろしく退屈。
なにが退屈かって、どの話を読んでもステレオタイプな悪役の独り言ばっかなんだよ。

そして純粋に正義を行おうとしてる主人公たちの姿に青臭さを作者は感じてるのか?
戦闘中にまで悪党へのお説教を開始するのである。しかも、要約している短いセリフに限って、大ゴマで決める。

主人公サイドは魅力的な登場人物が多く、戦災復興に四苦八苦する姿などは応援に値する。
それは見ていて恥ずかしいシーンかも知れない。
しかし意味の無い長ゼリフは彼らの熱い正義心を虚飾に代えかねない愚かな行為だ。

あと、なんか悪そうなおっさんおばちゃんが悪巧みをする描写が随所に挿入されるが、物語の進行とは関連性が余りにも薄い。エヴァンゲリオンの後半のゼーレじみている。
途中、悪そうな連中の被害者である男が主人公たちと戦う羽目になり、いよいよ接触があるのか?と、思いきややはり絡む事は無い。

オールマイティーな作品を作ろうという無駄な努力の産物。生善論を唱えるのならば主人公と絡みのない巨悪の描写は無意味だ。

まあ、ここまで嫌いになったのも筆者自身、人生最短の落胆を感じさせた主人公登場の冒頭2Pに集約されている。

休戦を知らされた主人公は「なぜもっと早く終わらなかった・・・」と、焼け野原と瓦礫を背景に兵士のモノローグ。ほとんど100点の登場シーンである。
誰だって瓦礫の山を築けば、相手が敵でも良心の呵責に押しつぶされそうになる。それは偽善などではない。人間の抱える矛盾というものだ。が、次のページで一瞬で興ざめした。

「俺はいったい明日からなにして生きていけばいい・・・」と、虚ろな目で呟く巨漢。

蛇足だ。そして、なぜ退職後の心配を回りくどく言っているのか?

この後、巨漢は、運命的な出会いでパンプキンシザーズに加入し、身を粉にして新たな戦いに身を投じるのだが、その姿はやはり応援できるものである。
でも、やっぱり登場シーンと同じく、無意味で説得力にかけるセリフの応酬が全てを台無しにしている。物語からリアリティを奪っている。

とはいえ、バイオレントな戦闘シーンは特筆に価する。
お前ら、自分を信じてもうちょっと黙って戦え!

2009年4月27日月曜日

悪党図鑑「大魔王バーン」

登場作品 漫画「ダイの大冒険」

知力・・・・・・10(機転・5 計画・5)
学力・・・・・・10(文系・5 理系・5)
技能・・・・・・4(アナログ・2 デジタル・2)「高い素養があるだろうが作中では発揮されず。」
武力・・・・・・10(武器・5 格闘・5)
生命力・・・・・10(肉体・5 精神・5)
政治力・・・・・10(指導・5 交渉・5)
権力・・・・・・10(地位・5 影響力・5)
性質・・・・・・9(勇敢・5 冷酷・4)「キルバーンの所業には呆れていた」
カリスマ・・・・10(美貌・5 オーラ・5)
ポリシー・・・・10(信念・5 野望・5)
運・・・・・・・・・7(チャンス・3 ピンチ・4)

総合能力値100(金字塔)

齢、数千年を超え、魔界最強の実力者である魔族の帝王。

戦闘力、権力、威厳に満ちた姿、それらのみならず、その圧倒的な意志のありまさから”魔界の神”と称される至高の存在。

筆者、このバーン・・・否、バーン様を超える悪の組織の首領と、大魔王という存在をいまだにお目にかかった事が無い。少年誌における悪のランクが彼の存在によって自動的に一段落増えたといって過言ではない。
魔王ハドラーを復活させ、勇者アバンの討伐に向かわせる。ハドラー以下六団長によって組織させる魔王軍を操って地上の侵略を実行。その間、自身は姿を見せぬのものの、部下のミスを過去の功績を考慮する寛大な振る舞いに加え、 ヒュンケルの登用理由における酔狂な発言など底の知れぬカリスマ性を見せ付ける。六団長の内、2人が裏切り、1人が葬られると、移動要塞"鬼岩城"を起動せさ、首脳サミットを襲撃。

以上は、地上そのものを破壊することで、魔界を太陽の光の下に浮上させようという狂気の“地上破滅計画”の地上での最終調整期間の為、人類と天界の神々への巨大な囮であると同時に、魔界での更なる軍備拡張の為の優れた部隊を養成する目的であった。
当初、悪の黒幕だと思われた大魔王が、野望実現の為に圧倒的な武力を見せつけ表舞台に出現したのである。
鋭角的で、ナスカの地上絵を思わせる概観の超弩級空中移動要塞、バーンパレスの出現。
圧倒的な戦闘能力と意思のありさまを見せ付けた初戦。
続いて主人公一向離散状態における地上破壊攻撃。
連続して引き起こった怒涛の展開の嵐に読者への絶望感は衝撃的だった。
終盤、バーンパレスの再突入後、しばらくは部下に勇者一向を任せ、最終的には勇者ダイとレオナ姫に単身挑む。が、ついに敗北すると、若い頃の肉体と融合し真・大魔王バーンとして合流した勇者一向と最終決戦を挑む。
以上が、作中で描かれた大魔王バーンの姿である。
以下は筆者に考察を交えると

「我らが故郷 魔界はおまえたちの大地のはるか地底に存在する世界だ」
「マグマがたぎるみわたすかぎり不毛の大地…
 なにより魔界には すべての生物の源たる太陽が無い…」
「……太陽…素晴らしい力だ」
「いかに我が魔力が強大でも 太陽だけは作り出すことができん…」
「だが神々は人間に地上を与え 魔族と竜を魔界におしこめた!!」
「人間が我らより脆弱であるというだけの理由でだ!!」
「だから余は数千年にわたって力を蓄え 地上を跡かたもなく消し去る準備を整えてきたのだ」
「間もなく地上は消えて無くなる…!!そして我らが魔界に太陽がふりそそぐのだ…!!」
「…その時余は 真に魔界の神となる」
「かつての神々が犯した愚行を余が償うのだッ!!!!」
大魔王バーン自身セリフと、彼の腹心ミストバーンが明かした、ハドラーが指揮した魔王軍結成の真の目的から察するに、明らかに地上破滅後は、天界に攻め入る計画を企てていたと考えられる。
これは、魔王軍の特徴として殆どが地上のモンスターで構成されていたのは、天界に攻め入る魔界の軍団の戦力の漏洩を防いでいた為とも考えられる。
また、神の行いを否定し、自身がその罪を請け負ってやろう。などという高邁なポリシーには感服するばかりである。
また、ご老体にも関わらず絵的にも美しく、猛々しい姿を見せる事が多く、作者の力量の凄まじさを見せ付けられた。

2009年3月6日金曜日

氏賀Y太作品考察

猟奇エロ漫画の最右翼と恐れられる氏賀Y太氏の作品をこの度、ほぼ全巻入手する幸運に巡り合えた。

結論から言うとは・・・えー、結論ですが・・・・なんも無いです。

氏賀Y太の漫画は総じてカラッポとしか言いようがない。本当になにもない。
と、いうのもオマンコを書くことを目的としたのがエロマンガという代物であって、あとは可能な限りエロくしていくという単純作業しか残っていないのである。恐怖演出だとか、トリックだとかは誰からも追及は受けない。

結果としてY太は、エロスなど追及されず、ハラワタを延々と書き連ねていっているだけなのである。
かといって臓物の描き方の工夫とかそんなんは編集者が匙を投げており(後書きに書かれている。)
エスカレートしていくのは殺害方法の残虐さだけだ。

こういった背景によってY太作品におけるグロテスクさは『悪魔の毒々モンスター』のメルビンによる不良虐殺のようなもはやエロスと切り離されたアホ丸出しの加害描写となっている、

特に強烈なのは幼女を生きた状態で天婦羅にして食いたいという寝言が叶う話とか、
娘の生皮剥いで作った全身タイツを着用してエクスタシーに浸る母親とか
便座カバーに改造される女子高生など此処まで来るとギャグである。

『真・現代猟奇伝』において彼の持ち味は存分に発揮されており、メッセージ性もなければ、特別エロさもなくひたすら暴力、暴力、暴力の嵐である。

だが、彼ははっきりいって絵が下手だ。迫力が無く、エスカレートしていく殺害方法の発想力のみが取柄といってなんら過言ではない。

2008年9月18日木曜日

実写版デトロイトメタルシティ

@前半秀作、後半凡作。
原作の再現は年齢制限の許す限りほぼ100%にして映画に合わせたアレンジも100点である。
ただ、終盤がかなりいい加減な出来で、ジャックとの戦いが前半の善戦が嘘のように拍子抜けの出来栄えであり、ジーン・シモンズを配した意味がさっぱり解らない。ストーリー仕立てにするためと安全策という事で「ノー・ミュージック、ノー・ライフ」という一聞すると「はぁ?」なテーマを持たせていたが、
ラストに向けてあろう事かジーンシモンズでもなく松山クラウザーでもなくこれが暴走したのがいかんかったな・・・
松山クラウザーは歌下手すぎでDMCの狂った感じは出ていない上に、
デーモン小暮閣下のパクリだった、でもギャグシーンの再現度には大満足。

社長にはヒィヒィいわされるよりひぎぃひぎぃ言わされたい。

とりあえず、


社長。いいぞ、もっとやれ。