2008年9月21日日曜日

ネクロマンティック=特別版=

シリーズ2作が上映禁止の上にフィルムを焼却せよと命令が下り、
監督がダビングした素材を持ったまま行方不明になり、
世界各国のキワモノ配給会社がこぞって救済の手を差し伸べ、 結局一儲けできたという面白すぎる逸話が残っている、 ドイツでは『ギニーピッグ』に相当する危険物である。

この特別版、上客だった我が国の「アルバトラス」のお金儲けの為に、
1と2をくっ付けたバージョン。(これで儲かっている日本に生まれてよかったと思っている)

ゲームマニアにも解り易い様に言うと「コーエー」のパワーアップキット的意図の作品である。

とはいってフェイスは、人生でようやく遭遇できたのはこのバージョンだけで
特に文句を言わず謹んで危険物の取り扱いの注意書き・・・・じゃなくて感想を書こうと思う。

「・・ロマンティック」とあるように、死体をロマンチックに撮ろう凄まじい努力が見られるが、死体との3Pを真面目に撮っている為、悪趣味で笑えないコントそのもので、ほか心理表現が妙に上手い演出が、シュールな光景と微妙な共感を生むのだが、中盤の主人公の割腹大射精自殺で、ドン引きせざるを得ない。

後半になると、二人目のネクロマニア(女)が“恋と死体”の間で葛藤するのであった。
で、死体と愛と葛藤の深刻なのは登場人物だけの120分のラストには・・・

もうこの大残酷シーンは・・・凄まじすぎて笑うしかなかった。

「思考回路はショート寸前♪」で120分見てたが此処で、
完全にショートしてフルメタルジャケットを装填し、軍曹を襲撃するような破壊力がおれの腹筋を破壊した。

いやー、ドイツ病んでるよ、ドイツかわいいよ、ドイツ。ドイツは俺の嫁。

2 件のコメント:

腐肉喰らい さんのコメント...

ロブ君のハラキリオナニーは凄まじかったなぁ
個人的にこの映画は「純愛」映画の最高傑作だ。

フェイス さんのコメント...

精液がどんどん赤になったり、斬首セックスの際はナニの血の逆流を防いだりと芸が細かいんですよね、そこが凄まじさをより良く抉り出してるんですが。

純愛というよりも、男と女と死体の爛れた恋愛ですな。