2008年11月9日日曜日

「ドミノ」

@凡作

実在した無茶苦茶な女性賞金稼ぎ無茶苦茶な体験談(詳細不明を元に、更に無茶苦茶なフィクションアレンジを織り交ぜてしまった結果、リアリティがまるで無いポンコツハリウッド映画となってしまっている。

生前、本人をして「なんだかな~。」という発言を漏らしていたと言う。(本人があろうことか鎮痛剤のんで風呂場で事故死という賞金稼ぎにあるまじき若き死を迎えた為真相を探るのは困難であるが・・・)

さらに監督「この映像カッコいい!」的な迫力に欠け、お洒落とも言い難い化粧バンドのPVのような観客の空気を読まない加工されまくった戦闘シーンが前面に押し出されている為、リアリティもさることながら雄臭い銃撃戦での女賞金稼ぎの殺し殺し殺しを期待していた全世界のノータリン(無論俺)はすっかり意気消沈なのであった。ただしなぜか冒頭のオバハンとの銃撃戦は普通に迫力満点なのである。このままで撮ってほしかった。

テロップの入り方や、裏を突くストーリーは評価できるが上記のメインディッシュがこの惨稽たる物ではもはや意味を成さない。

ただし、主人公ドミノの心のどうしようもない弱さや、ミッキーローク奇跡の大復活男前演技や、
その他、強烈な登場人物たちが織り成す粗暴で卑怯な仁義なきドラマパートは評価できる。
監督もこの辺は映像加工に暴走していないので面白みがあってGOOD。

なお、日本語吹き替えは眞鍋かをり。語りがケータイ小説のようなウザさが出ており、
ミスキャストであるとの評価を下さざるを得ない。

さらにさらに、ビバヒルの出演者が落ち目の俳優をメタフィクションとして演じているが、本気でどうでもいい。

2 件のコメント:

腐肉喰らい さんのコメント...

監督のトニー・スコットは
「クリムゾン・タイド」とか
面白い映画作れる人なのに何故…
とりあえずノリを「ビバリーヒルズ・コップ」にしときゃ
まだ無難だったかもなぁ

フェイス さんのコメント...

腐肉喰らい さん

トニー・スコット監督だったとは・・・

>>「ビバリーヒルズ・コップ」

そっちのビバヒルかいってw