2010年4月1日木曜日

アバター

@凡作
@映像は凄いよ・・・
@でもやっぱ・・・凡作

*ストーリー
話の筋はまんまドルフ閣下の『レッド・スコルピオン』か『メン・オブ・ウォー』。

特殊部隊、敵陣に潜入→あろうことか敵に情を移す→お上に対して無謀な戦いを挑む

という俗に言う白人酋長もの。『ラスト・サムライ』などもこの部類に入る。
白人至上主義として一部の人間に好まれていない(誰とは云わんが)
しかしだ、キリスト教圏における多神教の存在の容認はともかくとして、その享受は長年に渡りタブーであった、そこで一概に白人至上主義と批判するのは如何なものか?
そういう訳で私は『レッド・スコルピオン』と『ラスト・サムライ』は堂々と好きな映画だと言い張っている。

でも『レッド・スコルピオン』か『メン・オブ・ウォー』でアカデミー賞は無謀だろう。
構想十年かけて『レッド・スコルピオン』から進化してないってのは痛すぎるだろう。
しかも3時間

*登場人物
『T4』でファンを量産したマーカス君ことサム・ワーシントンが、下半身不随の主人公を演じる。
シガニー・ウィバー演じる博士とミシェル・ロドリゲス演じる運び屋が本気を出したら、出番無さそうだが、宇宙人の培養体操るアバターによって、やんちゃしまくる。

ここまではいいが、軍上層部の体育会系気質はどうしたものか?体育会計つっても部活のノリ、ラグビー部あたり。向こうじゃアメフト部か?
アンチ体育会系にしても稚拙すぎる。なんて言ったらいいか3時間かける割にB級映画の悪役よりも“いかにも”な悪役。つーか、いじめに興じる不良つーか・・・・・・キャメロンよ、しっかりしろ!
3時間もあるんだからがんばってカーツ大佐(地獄の黙示録)、ロンゲーナ大佐(怒首領蜂)、スチュワート大佐(ダイハード2)並みの極悪非道すぎて息が出来なくなるような体育会系を用意しとけや!

*CG
CGによる自然環境の人口製造は難しいと本作にて確信。
本作のメカニック描写は3D効果もあいまって秀逸だったが、自然環境というのはいかんせん、いびつな物であり、なかなかキレイに纏まっていない。故に、人間の視角に纏まった綺麗に見える背景がボンボン連発することで、皮肉にも世界観のリアリティーが消失していってしまった感は否めない。

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