2009年8月13日木曜日

女子高生コンクリート詰め殺人事件 ~壊れたセブンティーンたち~

松村克弥はフェイスが一番嫌いな監督である。
『オールナイトロング』シリーズに代表される、世間を逆恨みした無意味な描写の数々に閉口してしまう。
公私混同のうち、公が全くない作風の上にユーモア欠乏。頭の悪さを露呈しつづける作品にイライラ。
この馬鹿の自己顕著欲に片棒を担ぐ連中も嫌いだ。

本作におけるこの馬鹿の発想は中学生時代に事件の概要を知った当時のフェイスと全く一緒。
(2chにログがあるだろうから読めよ。ガキの頃の俺の愚かさを!ただし批判は中二病以外で受け付ける。)

「リアル志向で事件の概要を皆さんに伝えよう!」って発想。

で、そのリアル志向の結果が、被害者A子さんの顔写真を晒しものにし、激似の女優を起用。
被害者のプライバシーを侵害しておいて、「この子かわいそうだろ!!!?だから糞餓鬼は死刑!!!」

リアル志向の前に己の思考を停止してどうするんだ。

暴力シーンは『オールナイトロング』の比でなく、ようやっと見ごたえがあった。
でも流石に実際のリンチの再現を、手放しで楽しめるほどフェイスは鬼畜ではないので無意味であった。

しかし、犯人の親にメスを入れたのはかなりの功績であったと認める。主犯の両親が共産党関係者だった為にこの「四十一日監禁暴行致死事件」は、「コンクリート詰め事件」などという表記で茶を濁され、事件を未然に防げたはずなのに責任問題に上がらなかった。

いづれにしろ、松村の言うリアリズム、もとい独善にまみれた本作は、被害者両親の抗議で事実上発禁処分に近いものを受け、闇に葬られた。

ちなみに本作の発売元はアダルトビデオ会社だった。要するに誰も買い手が付かなかったのだ。低俗な内容だという事に、松村は気づけないほど愚かなのである。

松村の意図とは逆に、事件を元にした『少年の法』なるAVも後に発売。
さらに歴史は繰り返される。『コンクリート』では、本作同様に遺族への配慮に欠けた上に本作に劣る内容、A子役はAV女優であった。これに到っては2chで炎上を引き起こす。

「41日、男もろくに知らない少女が拷問に等しい淫虐を繰り返された挙句に惨殺される」
文章にすると、これほど世のサディストの股座をいきり立たせるインモラルな一文も無いだろう。サディストへの需要を考えなければならない点で、アダルトビデオ業界を責める事はできない。
しかし、人が死んどるのだよ実際に暴行を受けた上で、何をしてアダルトビデオが卑しいというと、この件のような商売を平然と行う所に顕著と言える。

今のところ女子校生41日監禁惨殺事件に関しての映像化は

・共産党と加害者の人権擁護派、被害者家族および擁護派による妨害。
・事件を風化させたくないとのたまう思考停止に陥った三流クリエイター
・少年法改正をやたら訴える馬鹿
・インモラルな内容に金儲けに走るAV業界

によってまともなものは永久に現れないだろう。

こりゃ冥福祈れんよ。むしろ化けて出ろ。

筆者はドキュメンタリーとして、加害者を擁した暴力団や、出所後、結成したギャング団、引きこもりに陥った加害者にアポ無しインタビューしたほうがよっぽど良いと思うぞ?

2 件のコメント:

腐肉喰らい さんのコメント...

松村克弥は今どうしているんだろう?

フェイス さんのコメント...

ミニシアター系で細々となんかやってるようです。まあ、あの人元々ボンボンみたいなんで世間を逆恨みしてても食いぱっぐれはないでしょうな。