2009年6月26日金曜日

インプリント~ぼっけぇきょうてい~

映画界の東方不敗こと三池崇史が、「審査対象外」と、アメリカと日本の映倫で文句を言われたとんでもない作品。

すさまじいアメリカデビューを飾った作品だったが、
正直、恐怖映画としては最悪である。
外人が江戸時代の遊郭に上がると、意図的なまでの奇形人間がちらほら登場し、拷問シーンはどっかの民族の「針祭り」をいたずらにとらえ、やたらリアルな堕胎シーン。近親相姦、胎児などなど、
どちらかというとモンド映画の部類の見世物小屋系だった。

三池崇史は日本人であるにも関わらず、ヤコペッティの類である、偏見にまみれた外国人の奇習を描いてしまった。なにが彼をそこまでさせたのか、まるで真相がつかめない。

和製ホラーや、スラッシャースプラッタを期待すると大目玉をくらうので
今回は被害者を減らすために、ふさわしいキャッチコピーを作ってみた。

「人間が胎児を捨て、人間が人間を刺す!。あまりの衝撃に世界中が身震いした恐るべき審査外対象問題映像!」
(ちょっとつめこみすぎた。)

「カメラの前で胎児がただの肉の塊になる・・・」
(だからなんだよ。)

「映倫は、保護者にとっては神秘的で魅力溢れる場所であるが、
 日本に住む1人の三池にとっては地獄である」
(三池のはなしだなこれじゃぁ。)

「1000ミリの超望遠レンズがはじめて覗いた江戸の堕胎!」
(流石に堕胎とか連続で書いてると鬱になる。)

「猟奇と残酷に血塗られた堕胎儀式の瞬間を米国で初めて三池がとらえた」
(三池という文字がゲシュタルト崩壊をおこした。)

「あなたはもう2度と堕胎ができなくなる!」
(いいんじゃない?教育上。)

「あなたは、堕すか?堕されるか!!」
(これじゃあエロゲーだ。)

「あの衝撃から10年、米国の撮影が三池に下った!」
(あの衝撃とは「極道戦国志 不動」の事。)

「米国の映倫で衝撃の黄色人種アルティメット規制勃発!」
(これはいいんでない?らめ?)

「監督は映倫で交渉している期間のほうが長い。」
(そうでもない。)

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