2009年4月19日日曜日

バイオハザードシリーズについての考察

筆者、TVゲームバイオハザードシリーズが小2の時から大のファン(当時、TVゲームには年齢制限が無かった。日本のお偉方はアホである。アホである。)で、近所にマンモスレンタル店の無が無かった為、ゾンビ映画の洗礼を受ける前にバイオハザードにてスプラッター映画の遺伝子を受け継いだのであった。(それ以前にも13日の金曜日など有名どころは網羅している。)

そんな長年の研究から出た総論として、プレイステーション媒介時代の旧バイオハザードシリーズと、
ストーリーに区切りを付けなかったばっかりに次世代機の性能を持て余し暴走する現行シリーズに分けれる。

旧シリーズは1・2・3・コードベロニカの四篇と、それらの派生作品郡を指す。
ポリゴン画面の存在意義を最大限に引き出すアドベンチャーゲームとしての正当進化を遂げた
ゲームシステムに、シンプルな戦闘を交え、プレイするものを仰天させるスプラッタ演出の数々。
何よりも、制作陣の偏執的な旧作ホラー映画、それもB級作品に偏ってのオマージュを捧げている。

核ミサイルで証拠隠滅落ちはかの傑作『バタリアン』であり、鳥のゾンビなど大駄作『サンゲリア2』でる。
洋館からの脱出は邦画『スィートホーム』でもある。(しかもカプコンは過去にゲーム化を行っておた。)
そこにミステリー要素を交えたストーリーといい、極上のエンターテイメントを構築した。

現行のシリーズは引き際を誤った為に、ファイナルファンタジー的大作路線に便乗したビッグタイトル商法で金を稼ぐヤクザな代物である。

わたしは現在4で止まっているが、めちゃめちゃ面白い。だが、もはや旧シリーズとは完全に別規格であり、
もういい加減バイオハザードには休んでもらいたいものである。

そして実写版である。正直な話、旧シリーズでスプラッタの限りを尽くしたゲーム制作陣に対して、
監督は日本のTVアニメとゲームが大好きなようで、美少女アクションと化してしまった。

貧乳美女、ミラ・ジョボビッチを起用してマッチョ軍団がばったばった死んで女ども無双状態なのである。 ぼくが小6の頃粘土で作った追跡者ネメシスくんもボコボコ、しかも悲劇話まで盛り込んでくれた。俺は得しなかった。

ゲームに忠実な点は、不毛な伏線を残し続ける大阪商人カプコンの商業主義に準じたエンディングのみである。

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