2009年3月6日金曜日

氏賀Y太作品考察

猟奇エロ漫画の最右翼と恐れられる氏賀Y太氏の作品をこの度、ほぼ全巻入手する幸運に巡り合えた。

結論から言うとは・・・えー、結論ですが・・・・なんも無いです。

氏賀Y太の漫画は総じてカラッポとしか言いようがない。本当になにもない。
と、いうのもオマンコを書くことを目的としたのがエロマンガという代物であって、あとは可能な限りエロくしていくという単純作業しか残っていないのである。恐怖演出だとか、トリックだとかは誰からも追及は受けない。

結果としてY太は、エロスなど追及されず、ハラワタを延々と書き連ねていっているだけなのである。
かといって臓物の描き方の工夫とかそんなんは編集者が匙を投げており(後書きに書かれている。)
エスカレートしていくのは殺害方法の残虐さだけだ。

こういった背景によってY太作品におけるグロテスクさは『悪魔の毒々モンスター』のメルビンによる不良虐殺のようなもはやエロスと切り離されたアホ丸出しの加害描写となっている、

特に強烈なのは幼女を生きた状態で天婦羅にして食いたいという寝言が叶う話とか、
娘の生皮剥いで作った全身タイツを着用してエクスタシーに浸る母親とか
便座カバーに改造される女子高生など此処まで来るとギャグである。

『真・現代猟奇伝』において彼の持ち味は存分に発揮されており、メッセージ性もなければ、特別エロさもなくひたすら暴力、暴力、暴力の嵐である。

だが、彼ははっきりいって絵が下手だ。迫力が無く、エスカレートしていく殺害方法の発想力のみが取柄といってなんら過言ではない。

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